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2016.11.29

はるかの星【第10回】

 偶然の産物に過ぎないと自分を騙しながら帰るが、やはりどうもおかしい。これまでの出来事がすべて本当ということなら、はるかの星は、やはり当初の思惑どおり願いが叶う星ということなんじゃない。偶然が二回も立て続けに起こっている。この現状を偶然という言葉で片づけてしまうには、いささか確立が高すぎやしないか。
 ということは、私のブログにつづった出来事はすべてが現実になるはず。私は、帰って最後の実験を試みることにした。

 その日の晩、卵をコレでもか! と盛り込んだチャーハンを作り終えた私は、食後のブレイクタイムに、これまた惑星へとアクセスした。

 毎度のお決まり事、送られてきたメールには、また大きな「はるかの星」に関するレポートが添付されており、今回の宝くじ当選の日記に対する成果は「はるかの星の経済力が上がった」そうな。見た感じ、どうという変化は見て取れない。ま、当たったことは事実として、換金していないからまだ反映されてないのかな? そこまで現実を忠実にトレースする必要はないと思うのだけれど。
 臨時ボーナスでも入って、今頃はしゃいでいるであろう「はるかの星」の惑星人を尻目に、私は続けざまに日記に、こう記した。

『人気アイドルグループ「NEW TYPES」の、安室怜くんに会って、あろうことかお茶してしまう』

 ……いいじゃない、17歳の少女の欲望なんてこんなものなのよ。
 今をときめくトップアイドルと一緒にお茶する機会なんて、一橋星陵高校に行くときくらいにしか電車を使わない私にとっては、流れ星が脳天に直撃するくらいの確立でしかないはずだ。コレが、仮に、もし、叶ったとするのなら、私は受け入れざるを得ない。この「はるかの星」が持つ力、を。

 しかし、今回は流石にやりすぎたか?
 今まで日記に記したこと……最初の噂話をもとにした記事二つは除いておくとして、実験的意味合いで記した日記は、少なからずウソにならない程度のもの、現実になる可能性のある話にしてみたつもりだ。もう少し慎重に話題を選んでみるべきだったか。嘘がバレて、それによって受けるイエローカードがどんなペナルティをもたらすのかはわからない。もし仮にそうなったとするなら、今後はウソの記事をアップするのを止めればいいだけの話。

 二度あることは三度あるか? それとも三度目の正直?

 今日は外に出る用事はない。あえて出る必要もないだろう。動いたらその分、チャンスは広がってしまう。叶う叶わない以前に、人に会うことがなければ、そもそも私の願いは叶うはずがないのだ。
 家でひたすらじっとしている。これが健全な高校生の夏休みの過ごし方かと聞かれると、まったくもってNOなのだが、実験を試みるには仕方のないことと割り切る。
 今日の夕飯の準備はお母さんの番だし、バイトに出る用事もない。残念極まりないが、友達からのお誘いもない。……そういえば、仮に願いが叶わなかったとして、ソレはどの段階でジャッジすればいいのだろうか? それらしい兆候がないのは端からわかりきっていることで、もしかしたら数日後に実現するかもしれない? はたまた何年後? 私としては、なるべく短いスパンでわかってくれるとありがたいのだが。
 と、叶わぬ願いに思いを馳せていると、玄関で呼び鈴が響いた。

 もしかして……。

 所詮は要らぬ心配なのだが、念のために外行き用の服に着替えておいてよかった。いつも家にいるときはパジャマか部屋着だから、こんなにかっちりとした服を着ていている姿に、やはり自分でも違和感を覚えた。でも、願いが叶ったときのために保険かけておいてよかった、と思う瞬間が訪れるかもしれない。
 変に気構えるのはよそう。たぶんアレだ、新聞の集金かなにかだ。そうだよ、そうに違いない。まったく私に関係ない人が、わざわざこんな辺境の田舎町の一軒家に足を運ぶ理由がないもの。そうよ、きっとそう。もしくは郵便屋さんだ。サインが必要なんでしょ、はいはい。
 鏡に向かって自分自身に言い聞かせる。
 はるか? 余計な期待、するだけ損よ。
 そうこうしている間にも、戸口に立って、家人の応答を待っているであろう人は、呼び鈴を鳴らし続けている。

 二回……三回……。

 光の差し込まない、暗い玄関。その扉の向こうには、外の光を一身に浴びて、シルエットが浮かび上がっている人の影。曇りガラス越しではあるが、確かに、そこに、まだその人はいる。そう、なんてことはないよ、ただ郵便局員に対応するだけじゃない?
 ただ、それだけなんだけど……。

 響き渡る四回目のチャイム。

 意を決して玄関の鍵を開ける。

 暗い空間に慣れきっていた私の両目には人のシルエットがぼやけて映った。目が慣れるにつれ、次第にその輪郭をはっきりさせていく。

「いや~早くあがったんで、たくさん買い物してきちゃった。今晩は鍋よ」

 現在の外気温、摂氏38℃、今晩も熱帯夜になるらしい。それなのにお母さん……鍋って。

 昼間、私を無用に期待させた来訪者は、両手にここ一週間は閉じこもり生活が送れるであろう食料を抱えた、母・美奈子だった。それ以外に、陽の高いうちに家を訪れた人はいない。少し、というかむっちゃ期待していただけに、一瞬のうちに私を襲った徒労感の凄まじさたるや。自分の中でなにかがぽっかり抜け落ちて、外行き用の服を着替えるのも忘れたまま、私はその日を過ごした。
 里佳子ちゃんと電話したり、アイとメールしたり、洗濯物をたたんだり、本を読んだり。その後の私の行動が、なにか特別な要素で固められるでもなく、やはり時間は普通に過ぎ去った。
 陽が完全に沈み、鈴虫やカエルが大合唱を始める夜19時過ぎ。夜といっても流石は夏。外に出て、じっと立っているだけでも、ほのかに汗ばむ暑気が残っている。
 今晩の夕飯のメニューは、おかあさんの宣言どおり、鍋。

「そういえば、知ってます? チゲって、韓国語では『鍋』って意味みたいなんですよ。だから、直訳すると、『チゲ鍋』は『鍋鍋』。おかしいですよね。これ、このあいだのクイズ番組で初めて知って……」

 そんなくだらない会話を、家族団らんの夕飯時に私たちはした。

 四人で。

 私は顔を、恐らく熟れたトマトよろしく真っ赤にしながらご飯を食べたのだろう。

 なんで目の前に、安室怜くんがいるの!?

 私の目に交換時期というものがあるのなら、誰か事前に知らせておいてくれないと困る!

「おかあさん、このお鍋、美味しいですね」
「だろ! 母さんの鍋、旨いんだよ。具材切って入れてるだけなのにさ」
「出汁が決め手よ」

 いやいや、弟よ、母よ、普通に話してますけど……。

 流れはこうだ。

 来年春公開予定の映画に出演する「NEW TYPES」の安室怜くんが、撮影のために大宮にやってきた。
 都会とは離れた学園で、弱小バスケ部が奮起し、全国制覇を目指して戦っていくというもの。その弱小バスケ部を立て直しに現れた転校生。その転校生が安室怜くん。で、その映画の舞台が、二葉明星高校。なんで二葉になったのか、詳しい経緯は知らない。本格的な撮影は来週からで、今日はお忍びで下見に来た、と。そこで練習していたワタルたちと知り合い、いつの間にか意気投合。練習が終わり皆がバスで帰宅する中で、ここらへんに宿を借りている安室怜くんは自転車で学校に乗り込んでいたので、同じく唯一のチャリ通学だったワタルと駐輪場まで同行。道中で話をしていると、あ、なんだ意外に話せるジャンこの人、的なノリでますます意気投合。結果、

「うちで晩飯食べない?」

 とワタルが誘って、今、安室怜くんは私の目の前でご飯を食べている。
 映画に出演するって漠然とした情報くらいは持っていたが、まさか、このタイミングでとは思っていなかった。というか、予想なんてつくはずもないな。しかし、日記を書いてさっきの今だよ!? なんという即効性。
 はるか人生史上……は17年しかないが、史上最も緊張している食卓だ。たしかに目の前にいるのは、安室怜本人。学校の校長が休みのさなか、学校に駆けつけるくらいだから、今さら偽者でしたなんて笑えない。これは間違いなく本物だ。

「姉ちゃん、どうしたんだよ、ニヤニヤしちゃって」

 いや、そりゃ目の前に憧れの人がいるんだよ!? 緊張しないほうがおかしいでしょ! と、大声上げて突っ込んでみたかったが、そんなはしたないことできなくてよ。憧れの人が眼前にいるこの事実。それと同様に、私の心を上下左右に激しく揺さぶっているのが、“あの”事実だ。

 私の書いたことが、本当に、なっている。

 さっき握手してもらったし、一緒に写真も撮ったし、CDにサイン入れてもらったから、あらかたしなければならないことは消化した。この時間を共にしているだけで悔いはありません。でも、まさか、本当になるなんて夢にも思っていなかった。

 いや、本当にそうか?

 心の中では『そうなる』と確信していた自分がいなかったか?

「はるかちゃん、食べないのかい?」

 箸とお茶碗を構えたまま動かなくなっている私を、覗き込むように見ているこの人。そう、この人が、今、注目度ナンバーワンのアイドル、安室怜くんですよ、お母様。

「あらやだ、この子ったら、もしかして熱でもあるんじゃないの?」

 いえいえ、いたって動揺しております。

「姉ちゃん照れてんだろ。さっきから、っていうか怜が来てからずっと真っ赤」

 くぅぉらぁ! 呼び捨てにすんな!!

「はるかちゃん、たしかに真っ赤だね」

 うはぁ! 話しかけられてるぅ!!

 私の気持ちなんて露知らず、三人は本当の家族みたいに笑い合いながら食事をした。その晩、なにを食べたかはよく覚えていない。
 食後、安室怜くんに電話が入り、通話口から金切り声をあげているマネージャーらしき男性に促されるまま、彼は家を出て行った。「今どこにいるんだ!」っぽい話をしていたのだろう。なんせトップスターが夜遅くになっても帰ってこないんだから、そりゃ心配にもなるわ。帰り道がわからない安室怜くんを送りに行ったワタル。あんた怖いもの知らずねぇ。よく誘おうって気になったもんだ。えらいよ、あんた。

『異星人が惑星交流にきた』

 夢見心地もそこそこに、私の惑星を覗いてみる。なるほど、見たこともない惑星人がうごめいているな。なにやら手には怪しいアイテムも持っている。これが、安室怜くんがもたらした影響か。しかし、こうして私の夢が現実になっている状況を目の当たりにすれば、いよいよ断言せざるを得ない。
 コレは間違いなく本物だ。
 断言しよう。なんてったって三回連続で奇跡が起こってるんだよ? 『はるかの星』は、私の願いをかなえてくれる星なんだ!

 あぁ、早くこのすごい出来事を誰かと共有したい。『Planetぜろ』の日記に、ぺたぺたと先ほど撮った写真を貼り付けながら、私はトリップしていた。流石に、写真はまずいかな。そうだ、CDに書いてもらったサインをアップしよっと♪
 そうだ、こういうときにこそ、私のほうから大ニュースを送りつけてやるといいのではないか。毎度毎度中身を伴わない誰かさんのメールより、よっぽど、だ。そう思った矢先、私に語りかける天の声が、遠方から響いてきた。

「ねえちゃん、ケイタイ鳴ってるよ~」

 もとい、ワタルの声だった。

「『title:大大大ニュース!』
はるか知ってた? うちの高校で映画の撮影があるんだって!」

 毎度おなじみの書き出し。誰からか確認する代わりに、ここを見れば一発でアイだとわかるようになってしまった。アイは私に連絡をよこす場合、丁寧にこのスタンプの位置をずらすことなく押し付けて私に差し出してくれる。
 普段の私ならば真っ先に食いついてしまいそうなメールの内容だったのだが、今日は残念。私のほうが彼女の何歩も先を行った情報を持っている。ここは、そうだな、わざとじらしてみるか。

『それはNEW TYPESの彼が出演する映画じゃないか?』

 私は安室怜くんと一緒に撮った写真を添付してやった。
 コレでよし。写メを見たアイのやつ、ビックリするんじゃないか?
 送信が終わり、LINEのブラウザが閉じたことを確認して、机にスマホを置いた瞬間、勢いよくスマホが震え上がり、その振動でころっと地面に転がり落ちる。ディスプレイには先ほどの大ニュースの持ち主。LINE送って数秒たたないうちにコールバックしてくるとは、さぞかしビックリしたんだろう。

「はるか!? あんたなんで、安室怜くんと一緒に写メに写ってんのよ!」
「あれれ、アイさん、知らなかったんですか? 彼、今撮影のために大宮に来ているの」

 鼻息荒いよ。ふしゅふしゅという音が電話回線を通じて耳に吹きかけられている。そんなに慌てなくても大丈夫、ちゃんとことはすべて済んでますから。

「いや、そりゃ知ってるけど、ってか私もさっき知ったんだけどさ。そうじゃなくて、なんで“あんたの家の中”なのよ」

 私がアイの部屋をまさぐり返した経験があるのと同様に、アイも私の部屋をひっくり返した経験がある。いやいや、部屋にあがることくらいなら、私たちの関係上なんの理由がなくてもするって。暇だから来ました。ちょっと読みたい本があるからお邪魔します、なんてことはざらだ。
 安室怜くんが私の肩に手を置き、はにかんだ笑顔を作っているのは私の家の洋間。家族団らん以外に使う機会はないが、客人をもてなすときに使う部屋。アイよくわかったな。

「そりゃなんども遊びに行ったからね。で、なに? なんで安室怜!?」
「そう、そこなんだよ」

 たしかに安室怜くんに会えて、あまつさえご飯を一緒にすることができたこの瞬間は、一生忘れられない思い出になるだろうし、他人に対して大いに自慢できる出来事であることは明白だ。後世に伝えられる自伝を一人一冊書いていいというルールがあるなら、一番ぶっとい文字でこの出来事を記載するだろう。
 しかし、それ以外に私にはもう一つ主張しておきたいことがあった。これも安室怜くんに合えたこと同様に重要。でも、活字にするのは伏せておきたい。伏せておきたのだが、思いを共有したい一心から、私は心打ち明けられる友に伝えた。

「実は、私の星が叶えてくれたんだよ」
「……は?」

 至極当然のリアクション。ラジオ放送ならクレームの電話を受けてしまうのではないかと思えるくらいの沈黙。アイの思考回路はショート寸前?たしかに、どこからツッコミを入れていいのか迷う議題ではある。

「……んと、わかりやすく言うと、私が日記に書いたことが、すべて現実になるってこと」

 まだ続く沈黙。その静寂をいち早く、これまた甲高い笑い声で引き裂いたアイが言う。

「ハッハハハ、またまた、ご冗談を」
「本当なんだってば。さすがに私も最初は信じなかったけどね。単なる偶然かなって。でも、実際何回も叶っているんだから」
「ふ~ん……ちなみに、他には何を叶えたってのよ?」
「最初は『コンビニができる』って記事で。次が『鉄道が走る』ってやつ」
「それは私だって知ってたし。仮にはるかの方が早かったとしても、それもたまたまナンじゃないの?」

 いまだ疑いの念を抱き続けているアイの声色は、ほんの数分前とはまったく別人と話しているのではないかと思えるくらい変わっている。

「ウソじゃないよ。疑うんなら日記を見てみれば良いさ。ほら」

 アイが見ているわけでもないのに、自分のスマホの画面を私の日記へと表示を切り替える。数日前に私がしたためた日記にはたくさんのコメントが付いており、間違いなく事実公表前に私が書いた記事だということを物語っている。そう、私は、誰よりも先にその事実を知っていたのだ。
 電話口でもその記事を確かめるべくアイがごそごそ動いている音がする。

「あ、安室怜くんに会うって記事もすでにアップしてたんだ」
「最初の二回は、弟が私に吹き込んだことを、そのまま書いちゃったんだ。ほら、先走りした噂話をうっかり鵜呑みにすることってよくあるじゃない?」
「鉄道の話もじゃあ、そうなの?」
「まぁ、ね」
「え、ちょい待ち。じゃあ、安室怜くんに会うって記事以外にも、何か試したってこと?」
「部屋をキレイにした、ってのと、あとは宝くじが当たったって日記。実は、これ初めはデタラメな記事だったんだよね」

 言ってる自分にちょっとばかりの後ろめたさを感じてしまう。強くはないが、袖口を引っ張られている感じ。振りほどこうと思えば、いかようにでもなったであろう心の抑止者を、私は実験という名目でなんのためらいもなく振りほどいたのだ。言ってから気づいたバツの悪さをごまかすために、

「……た、試してみたかったんだよ、ホントに本当になるのかさ。だって気になるじゃん、万が一私の書いたことが現実になるんだったとしたら」
「確かに、私も気にはなるだろうね。試してみたくなる気持ち、わかる。でも、事前に情報さえつかんでおけば、いくらでも都合よく書けるんじゃないの?」
「コンビニ、鉄道に限って言えば情報さえあれば操作できるかもしれないけど、宝くじと、今日の安室怜くんの件は無理でしょ」
「……ん~たしかに。最強の運の持ち主ってことだな、こりゃ。ん~でも……五回連続でってのは考えさせられる」

 最初こそ理解しようと言葉を詰まらせていたアイだったが、冷静な視点に立ち返った彼女はもうまともに取り合ってはくれない。『偶然とは時に奇妙に重なるものだよ』の一点張り。私も正直六度目の奇跡が必ず起こるかと聞かれると、自身を持ってYESと答えることはできないが、先週体験したことは紛れもない事実であり、身をもって体験した私が言うのだから間違いない。

「じゃあさ」
「?」
「試してみない?」

 ここからが、もう一つ気になっていた私の試み。

 ブログに書いた記事が本当になるとして、果たしてソレは、私の星だからなのか?『ちょっとした装飾の施された記事をアップする』つまり、私以外の誰かが『ウソの記事をアップ』した場合、その記事が本当になるのかということだ。

「お互いの星に同じような未来の出来事を書いて、ソレが実現するかどうか試すの。未来日記だよ」

 我ながらうまい言い回しだ。こんなんだから日本人はずるがしこいってイメージがついてしまうのよ。『未来日記』なんてのは、現実にならなければただのウソの日記、ファンタジー、SFでしかない。机上の空論なら好き勝手できる。私のことを信じてさえくれれば、空だって飛べるさ。お姉さんを信じなきゃ。

「はぁん、なるほどね。それは面白そうだ。やってみるか?」
「じゃあ決まり! せっかくだから、里佳子ちゃんも誘ってやろう。その場にいたほうが現実味あって楽しいでしょ」
「そうだな」

 よし、準備は整った。これでハッキリするはずだ。
 私の星、「はるかの星」が願いをかなえてくれる星なのかどうかが。

著者:クゲアキラ

イラスト:奥野裕輔

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