サンライズワールド

特集

SPECIAL

  • レポート
2024.08.20

『ゼーガペインSTA』 公開記念舞台挨拶 オフィシャルレポート到着!


2006 年にテレビ放送された、サンライズ制作のSF ロボットアニメ『ゼーガペイン』。その後日譚となる最新作『ゼーガペインSTA』が、8 月16 日(金)よりついに劇場公開スタート! 冬の舞浜サーバーで目覚めたソゴル・キョウと新たな脅威オルタモーダによる、互いの世界と存在をかけた戦いを描く。


公開翌日の17 日(土)に新宿ピカデリーにて開催された公開記念舞台挨拶には、主人公ソゴル・キョウ役の浅沼晋太郎さん、カミナギ・リョーコ役の花澤香菜さん、ミサキ・シズノ役の川澄綾子さん、下田正美監督が登壇。18 年前から本シリーズを応援し続けてきたセレブラントたちが客席の大半を占めるという、大いに盛り上がった舞台挨拶の模様をお届けする。
 


大きな拍手に迎えられて、浅沼さん、花澤さん、川澄さん、下田監督が本編上映後に登場し舞台挨拶が始まった。公開を迎えた今の心境を聞かれた下田監督は、「『ゼーガペイン』の新作をみなさまにお届けすることができて感無量です。とてもうれしいの一言です」と語り、浅沼さんは「2016 年(前作『ゼーガペインADP』公開)のときは10 年経って初めての大規模なイベントをさせていただいて、そのときも“ありえねえ”って言ったんですけど、そこから8 年経って、こうしてみなさまの前に並んで新作を一緒に観られるっていうのは、本当に“ありえねえ”」と、キョウのセリフを引用して喜びを表現。また、テレビアニメのオーディションを思い出したという花澤さんは「当時は子役事務所にいて。そこから原稿がFAX で送られてくるんですよ」と時代の変化を感じさせるエピソードを披露し、「カミナギ・リョーコのプロフィールにマシンガントークの女の子って書いてあって。その当時はおっとり、まったりしていたので、できるかなって不安になりながらオーディションに向けて練習していたのを思い出しましたね」と懐かしそうに語った。川澄さんは「私は『ADP』だけでも幸せなことだなと、過去の話でシズノのいろいろな秘密や事情も知れてうれしいなと思ったんですけど。さらに時間が経って、『STA』としてまた先のゼーガが観られるとは思っていなかったので、何度も何度もこういう場を持たせていただけるのは、長い間ゼーガを忘れないでいてくださったみなさんのおかげです」と感謝を口にした。
 

 

続いてはアフレコの話題に移り、浅沼さんは「自分のことで精一杯でした。18 年前の自分の背中を追いかけなくちゃいけなかった」と振り返った。同じく余裕がなかったという花澤さんは「川澄さんも浅沼さんも当時と変わらぬままで役としていてくださったので、私は私なりのカミナギ・リョーコを……と思ったらディレクターさんに、“かわいすぎるな”って(笑)」と、予想外のダメ出しをくらったことを明かす。2006 年のテレビアニメ版で声優デビューした浅沼さんも「わざと下手に演じるのも違うじゃないですか。昔は自然に声が裏返っていたんです。でも監督が“声が裏返っているのがキョウだよ”って(笑)。こっちとしてはうっかり裏返っちゃったんですと言っても、それが採用されちゃったりするわけで。でも今やれと言われたら、無理に裏返すしかない」と、キャリアを重ねたがゆえに生まれた苦労について説明。さらに花澤さんが「“キョウちゃん”と言っていたはずなのに、“キョウつぁん”と聞こえていたみたいで」と自身の滑舌について口にすると、川澄さんから「あれ、“キョウちゃん”って言っていたつもりだったんだね(笑)」と容赦ないツッコミが入り、客席は笑いに包まれた。
 


また、特にお気に入りのシーンについて聞かれた下田監督は、キョウが記憶をなくしたシズノをつれて舞浜の街を徒歩やバイクでさまようところをあげ、「あれはテレビシリーズの前半のキョウとシズノの関係を、逆の位置においてみたんです。このシーンを観ることによって、テレビシリーズのときのシズノはどれだけ切ない思いをしていたのかが伝われば」と語った。川澄さんもこのシーンが印象的だったそうで「それを踏まえて、このエンディングはダブルヒロインの最適解だなって」と、シズノ役として本作の展開に驚きつつもうれしく感じたとその心情を吐露した。
 

 

最後の挨拶では、下田監督が「上映を終えた後のみなさんの表情を見せていただける、大変なご褒美をいただいたと感じております」と客席へ語りかけ、川澄さんは「みなさんと一緒に18 年目の『ゼーガペイン』を観ることができて本当に幸せでした。ゼーガってすごい可能性を持っているなって改めて思ったので、セレブラントのみなさまはこれからも応援していただけたら」と満面の笑みを見せた。続く花澤さんは「何回観ても、私もまだわからないところがあったり、パンフレットを観て監督のインタビューを読んで“あ、そうだったな”ということがあったりするので、ぜひ深く掘り下げてもらえたら」と作品の奥深さに触れつつ、「ドラマCD とかではっちゃけたみんなを見たいな」という展望も口にした。そして、客席を見渡した浅沼さんは「僕は18 年前の自分のところに行って、“つらいことがいっぱいあるけどこういう風景が待ってるよ”と教えたいくらいに今、感慨深い気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます」と、改めて感謝を告げた。フォトセッションの後は、花澤さんの「せーの!」の掛け声に合わせて、観客も含めた全員で「エンタングル!」と叫ぶ恒例の挨拶で締めくくり、舞台挨拶は幕を閉じた。

 

『ゼーガペインSTA』は、2024年8月16日(金)から9月5日(木)までの3週間限定で上映中!
入場者プレゼントの情報など、詳細は公式サイト:https://zegapain.net/sta/でご確認ください。

 

 

また、8月31日には『ゼーガペインSTA』の公開を記念して、シネマイクスピアリ(千葉・舞浜)にて8/31(土)に『ゼーガペイン』リセット祭り2024@舞浜サーバーの実施が決定!!
当日は、『ゼーガペインADP』と『ゼーガペインSTA』オルタモーダ編の上映に加えて、浅沼晋太郎さん、川澄綾子さん、下田正美監督の登壇による舞台挨拶も行います。
サンライズワールドでは舞台挨拶でのゲストへの質問は8月23日(金)23:59までご集中!!
セレブラントのみなさまからの質問をお待ちしています。

https://sunrise-world.net/enq/enq_zegapain/