特集
SPECIAL
- レポート
「描く人、安彦良和」青森県立美術館にて開幕!
キャラクターデザイナー、アニメーションディレクターであり、漫画家としても活躍する安彦さんの創作活動を展望する大規模回顧展「描く人、安彦良和」が第三会場である青森県立美術館で2025年6月29日(日)まで開催中です。
開催に先駆けて4月18日(金)にはオープニングセレモニーが開催され、安彦さんをはじめとする関係者のあいさつ後、招待者向けの内覧会もありました。
展覧会場では1,000点以上の作品を全6章構成で展示をしています。
安彦さんが第二の故郷と呼ぶ青森。ここでは県内・弘前大学に在学していた安彦さんが学生運動に取り組んでいた当時の記録資料、それが元で退学処分になった際の通知(所蔵:弘前大学附属図書館)、表紙イラストやタウン・マップを担当していた弘前のタウン誌「Q都」なども展示されています。
青森会場ならではの展示で、以前の会場に来場された方も十分堪能できる内容となっています。
青森県立美術館の展示企画をされた学芸員の奥脇嵩大さんから今回の展示についてのコメントをいただきました。
青森での「描く人、安彦良和」展では半世紀にわたる
安彦先生の膨大かつ充実した仕事の全貌を紹介するとともに、
大学生で県内在住当時の資料、特に大学で反戦~平和運動に
取り組んでおられた当時の様子が分かる資料を追加展示しています。
それらを通じて安彦先生の「原点」を感じていただきながら、
血の通った物語表現を生み出す先生の筆の運びが、キャラクター達とともに
私たち一人ひとりの生をも輝かせるものであることを感じていただければ幸いです。
また、初日には安彦良和さんと田川市美術館館長の工藤健志によるオープニング・トーク『安彦良和の“原点”を探る』が奥脇嵩大の司会進行で青森県立美術館シアターにて実施されました。
「描く人、安彦良和」
【会期】
2025年4月19日(土) - 6月29日(日)
休館日:4月28日、5月12日・26日、6月9日・23日
その他臨時休館や休館日の変更等がある場合がございます
開館時間:9:30 - 17:00(展示室への入場は16:30まで)
※5月24日(土)は20:00まで(展示室への入場は19:30まで)
【会場】
青森県立美術館(青森県青森市安田字近野185)
【観覧料】
一般1,700(1,500)円
大学生1,000(800)円
18歳以下および高校生無料
※( )は20名以上の団体料金
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料
割引セット券(安彦良和展+コレクション展2025-1)
一般2,000円
大学生1,100円
18歳以下および高校生無料
※セット券に団体割引はございません。また、他の割引との併用はできません。