■DISC12（49.PHASE-50「最後の力」～50.FINAL PHASE「選ばれた未来」）

・鈴村健一さん（シン・アスカ役）

無事、HDリマスタープロジェクトも終了ですね。
一年間かけた同窓会のようで(笑)、楽しませていただきました。

放送以来、監督とこうして話す機会も殆ど無かったんですが、
時を越えて「こんなことを考えてたんだ」「こんな意味があったんだ」と知ることができて、
すごい懐かしい気持ちもありつつ、不思議と「今」な感じもします。
映像自体も色褪せないというか、この作品の力を改めて感じます。

今日のコメンタリーはその集大成として色々話を聞けました。
今までやったDESTINYのコメンタリーの中で、一番コメンタリーっぽい感じがします(笑)。

・保志総一朗さん（キラ・ヤマト役）

ついに締めということで、最後にふさわしく、石田さんとムラケンと福田監督という豪華な皆さんとコメンタリーさせていただきました。
SEED HDリマスターから丸々2年間、コメンタリーやイベントなど色々ありましたので、ちょっと寂しくもありますね。
でも、これで本当に完結というわけではなく、未来への希望みたいなものも感じるお話の終わり方ですので、寂しいけれどまた楽しみだなと思います。

・石田彰さん
Blu-ray BOXが出るということで、再び「DESTINY」に触れて、最後まで見届けることができて良かったなと思います。

放送はもう一昔前の話になってしまうので、
そうこうしているうちに自分の中でも色々あり、視聴者の皆さんの中でも色々な経験をして今「こんなことが趣味」とか「昔はSEEDに夢中だったけど、今夢中なのはコレ」というのが新しくできていたりするのでしょう。
現在の自分が、今回こんな機会を得て、最後の締めにまで同席することができてとても有難いことだなあと感謝しています。

皆さんも、今回BOXが出たことで見直している方も大勢いらっしゃると思います。
当時感じていたことと、今見て感じることは違うのかもしれません。
それはきっとこの10年くらいの間にいろんなことを経験されて、積み重なったものの結果であり、成長の跡なんだと思います。
僕も「あ～、そうか、そうだなあ…」とか色々思いながら、成長の跡を感じました(笑)。

皆さんも、「SEED」から始まって10余年という時を一緒に歩んできた同志として、最後を見届けていただけると有難いです。

・福田己津央監督
キャストさんと話すことは少ないですが、制作者とはまた違った見方をしているところが面白いなと思います。
今ではこんな長いシリーズってなかなか無いので、そういう意味ではキャラクターの存在感がより大きい時代の作品だったなと感じますね。