©2001 高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ・小学館プロダクション・日本テレビ・東宝・読売テレビエンタープライズ
作品名 | 犬夜叉 時代を越える想い |
作品名 (ひらがな) | いぬやしゃ ときをこえるおもい |
Title (英語表記) | INUYASHA THE MOVIE Affections Touching Across Time |
公開 | 2001年12月15日 |
話数 | 全1話 |
スタジオ | 第5スタジオ |
主題歌 | TS 「no more words」 歌/浜崎あゆみ |
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キャスト
犬夜叉/山口勝平
日暮かごめ/雪野五月
弥勒/辻谷耕史
珊瑚/桑島法子
七宝/渡辺久美子
桔梗/日髙のり子
殺生丸/成田 剣
瑪瑙丸/関 智一
瑠璃/椎名へきる
玻璃/川上とも子 -
スタッフ
企画/諏訪道彦、植田益朗
原作/高橋留美子(「犬夜叉」小学館 少年サンデーコミックス刊)
脚本/隅沢克之
キャラクターデザイン/本橋秀之、菱沼義仁
美術監督/石垣 努
色彩設計/歌川律子
総作画監督/本橋秀之
撮影監督/白井久男
編集/鶴渕友彰
音響監督/鶴岡陽太
音楽プロデューサー/長澤隆之
音楽ディレクター/高畑裕一郎
音楽/和田 薫
監督/篠原俊哉
プロデューサー/諏訪道彦、植田益朗、岩田幹宏
『犬夜叉』製作委員会/
株式会社小学館、読売テレビ放送株式会社
株式会社サンライズ、株式会社小学館プロダクション
日本テレビ放送網株式会社、東宝株式会社
株式会社読売テレビエンタープライズ
人気TVシリーズのオリジナル劇場版第1作
【ストーリー】
普通の中学3年生だった日暮かごめは、タイムスリップした戦国時代で半妖の犬夜叉と出会い、あらゆる野望を叶える妖力を持つ「四魂の玉」をめぐる妖怪たちの争いに巻きこまれる。そんな中、元寇の際に大陸から渡ってきた妖怪軍団の長の子である瑪瑙丸が200年ぶりに復活、犬夜叉たちに襲いかかる。その強力な攻撃に犬夜叉たちは惨敗。その上、瑪瑙丸に操られ犬夜叉を殺しかけたかごめは、現代に戻されたままタイムスリップできなくなってしまう。だが犬夜叉たちの逆襲はその時から始まる。
【解説】
2000年から放送され人気を呼んだTVシリーズの劇場版第1作。お正月公開の完全オリジナルストーリーというフォーマットを作り上げ、劇場版は、この後毎年恒例の作品となる。タイトル通りかごめと犬夜叉の「時代を越える想い」が描かれ、評価も高い。
TVシリーズを踏襲した犬夜叉たちメインキャラクターと映画オリジナルのキャラクターたちが交錯。オリジナルストーリーならではの華やかさを演出している。
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犬夜叉(いぬやしゃ)
大妖怪の父と人間の母の間に生まれた半妖。父が遺した鉄砕牙という妖刀を振るう。どんな望みも叶えるという四魂の玉のかけらを集めている。
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日暮(ひぐらし)かごめ
戦国時代にタイムスリップする力を持つ中学生。巫女の桔梗の生まれ変わりで、四魂の玉の気配を感じるなどの霊力が使える。
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弥勒(みろく)
なんでも吸いこむ風穴を右手に持つ法師。美人を見ると「私の子を産んでくだされ」と口説く女好き。
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珊瑚(さんご)
猫又の雲母を駆り、巨大なブーメラン状の飛来骨を操る妖怪退治屋の少女。弥勒とは想いあう仲になる。
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瑪瑙丸(めのうまる)
元寇の際に日本にやってきた大陸妖怪。時代樹に封印された父親の力を継承するために、犬夜叉の鉄砕牙の力を利用する。
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玻璃(はり)(左) 瑠璃(るり)(右)
瑪瑙丸の忠実な部下。瑠璃は相手の能力を複写する技を、玻璃は勾玉を埋めこんで相手を操る力を持つ。
犬夜叉は瑪瑙丸によって重傷を負い、弥勒は瑠璃に風穴を写し取られ、珊瑚は玻璃に雲母の心を盗まれる。そして瑪瑙丸に操られるまま犬夜叉を殺しかけたかごめは、傷心を抱いたまま現代へと戻された。しかし、時代を越えて通じ合った犬夜叉とかごめの想いが再び二人を結びつけ、瑪瑙丸を倒す力となった。
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瑪瑙丸に操られたかごめは、犬夜叉に襲いかかる。かごめを攻撃できないまま犬夜叉は傷ついてしまった。
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相棒の雲母を玻璃に奪われ、苦戦する珊瑚。珊瑚が戦いに勝つには、雲母を信じ抜くしかなかった。
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瑠璃に必殺技の風穴を複写され、弥勒は自らの技と対峙する。勝敗を分けたのは瑠璃の慢心だった。
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犬夜叉のかつての恋人である桔梗によって現代に送り返されたかごめは、御神木を通じ犬夜叉に「俺にはおまえが必要だ。そんなこともわかんねぇのか」と語りかけられ、犬夜叉のもとに戻ることを決意。
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時代樹の影響で封じられた骨喰いの井戸を開き、犬夜叉のもとへ向かうため、かごめは破魔の矢を射る。
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時代樹によって集められた幾多の死霊と、父親の飛妖蛾(ひょうが)から引き継いだ力によって、瑪瑙丸は凶々しく巨大な姿に成長する。再び戦国時代に戻ったかごめは、犬夜叉とともに最強の敵に立ち向かう。
ヒロインのかごめが戦国時代と現代を行き来する物語の軸となるのが、二つの時代を結ぶ御神木だ。さらに本作では、敵の瑪瑙丸のエネルギー源となる時代樹と同じく、時を越えて同時に存在する特珠な木であることも明らかとなった。
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不帰(かえらず)の森の奥深くにある時代樹には、瑪瑙丸の父親である飛妖蛾が、大妖怪の犬夜叉の父によって封印されていた。
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日暮神社の御神木もまた時代樹だった。この木を通して、かごめは戦国時代の犬夜叉と語り合う。
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時代を越えて熱を奪われ、犬夜叉の時代と「同時」に現代も冷えていく。神社はすっかり雪化粧となる。
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継承の儀式によって先代の力を受け継いだ瑪瑙丸は、時代樹によってあらゆる時代から熱を集める。