©サンライズ
作品名 | 太陽の勇者ファイバード |
作品名 (ひらがな) | たいようのゆうしゃふぁいばーど |
Title (英語表記) | BRAVE OF THE SUN FIGHBIRD |
放送開始 | 1991年2月2日 |
放送終了 | 1992年2月1日 |
話数 | 全48話 |
スタジオ | 第7スタジオ |
主題歌 | OP 「太陽の翼」 歌/鴨下泰子 ED 「見つめていたい」 歌/佐藤幸世 |
音楽配信リンク | 太陽の勇者ファイバード オリジナル・サウンドトラック, Vol. 1 太陽の勇者ファイバード オリジナル・サウンドトラック, Vol. 2 |
関連リンク | http://www.yusha.net/fighbird/index.html |
-
キャスト
火鳥勇太郎、ファイバード/松本保典
天野ケンタ/伊倉一恵
天野ハルカ/岩坪理江
天野博士/永井一郎
国枝美子/勝生真沙子
佐津田刑事/笹岡繁蔵
山咲モモコ/神代知衣
ガードスター/坂東尚樹
ガードファイヤー/巻島直樹
ガードレスキュー/辻谷耕史
ガードウィング/戸谷公次
エースバロン/塩屋浩三
Dr.ジャンゴ/滝口順平
ドライアス/郷里大輔
ゾル/島香 裕
シュラ/梁田清之 -
スタッフ
メインスタッフ
企画/サンライズ
原作/矢立 肇
シリーズ構成/平野靖士
キャラクターデザイン/植田 均
メカデザイン/大河原邦男
デザイン協力/デザインメイト
美術/岡田有章
アニメーターチーフ/大張正己
撮影/鳥越一志
編集/ YAスタッフ、布施由美子、野尻由紀子
音響/千葉耕市
音楽/渡辺俊幸
演出チーフ/日高政光
監督/谷田部勝義
プロデューサー/今井 慎(名古屋テレビ)
本名洋一(東急エージェンシー)
吉井孝幸(サンライズ)
宇宙からやってきた正義のエネルギー生命体が活躍する「勇者」シリーズ第2弾
【ストーリー】
時は西暦2010年。天野博士は人類の平和と安全のため、日夜研究開発にいそしんでいた。博士の目下の最重要研究は人間に代わり危険な作業を行うアンドロイドの開発。しかし開発がなかなか進まず、孫のハルカやケンタからも小言を言われる始末。そんな中、地球に宇宙から悪のエネルギー生命体ドライアスが侵入、悪の科学者ジャンゴと組んで世界征服に乗り出した。一方、ドライアスを追って宇宙警備隊の隊長ファイバードが来訪。博士のアンドロイドと合体し、火鳥勇太郎として活動を始める。さらに火鳥は博士が開発したジェット機と合体変形し、巨大ロボットとなって、仲間たちとともにドライアスの野望に挑んでいく。
【解説】
宇宙から来たエネルギー生命体が身近な乗り物などに宿り、合体変形してスーパーロボットとなって正義のために戦うという、「勇者」シリーズの第2弾。本作では宇宙からのヒーローが人型アンドロイドに宿り、普段は人間として生活するのが何よりの特徴である。地球人としての常識を知らないため失敗したり、出会った人との恋愛などのふれあいもあったりと、人間型であるからこそ起こるドラマを盛りこみ、キャラクターストーリーとしての要素も備えている。
人類の平和のため、天野博士の研究所では様々なレスキューメカが開発されていた。ファイバードたち宇宙警備隊のメンバーはこれらのメカに融合し、ケンタたちとともにドライアスと戦うことになる。
-
火鳥勇太郎
宇宙警備隊隊長ファイバードがアンドロイドに乗り移って誕生。かっこいいお兄さんだが、地球の文化に慣れず、的はずれな言動もする。
-
ファイヤージェット
-
ファイヤーシャトル
-
ファイバード
ジェット輸送機ファイヤージェットに、アンドロイド形態の火鳥が合体して出現するロボット。全高20.1メートル、重量45.5トン。
-
グランバード
宇宙輸送機ファイヤーシャトルにアンドロイド形態の火鳥が合体して出現するロボット。ファイヤージェットの大破時に活躍した。
-
武装合体ファイバード
ファイバードに支援戦闘機フレイムブレスターが「武装合体」した姿。フレイムソードなどの武器を使う。
-
グレートファイバード
ファイバードとグランバードが融合を果たした「最強合体」形態。全高30.5メートル、重量105.5トン。
-
ジェット合体グランバード
グランバードに支援戦闘機ブレスタージェットが「ジェット合体」した姿。グランキャノンなどの武器を使う。
-
スーパーガーディオン
ガードチームが「三体合体」したガーディオンに、さらにガードウィングが合体してできる戦闘ロボ形態。
-
ガードチーム
パトカーから変形するガードスター(右2人目)をリーダーに、消防車のガードファイヤー(左端)、救急車のガードレスキュー(左2人目)、ジェットヘリのガードウィング(右端)からなる緊急車両チーム。
-
ガードスター
-
バロンチーム
リーダーの救助戦車エースバロン(中央)以下、ドリル戦車のドリルバロン(左2人目)、トレーラーのロードバロン(右2人目)、潜水艦のアクアバロン(左端)、小型ジェットのスカイバロン(右端)の5体のチーム。
-
サンダーバロン
バロンチームが「五体合体」した戦闘ロボ形態。出撃時には戦闘機形態サンダージェットで現場に急行し、変形する。
-
エースバロン
-
天野ケンタ
天野博士の孫。宇宙警備隊地球特別隊員として、ファイアージェットで火鳥とともに出撃する。
-
天野ハルカ
ケンタとは従妹で同級生。両親はドイツにいるため祖父である天野博士の家で暮らしている。
-
チャンプ
ハルカが飼っている子猿。しっぽを器用に使う。人なつっこくて火鳥ともすぐに友達となった。
-
国枝美子(くにえだよしこ)
災害や事故現場に駆けつける行動的な女医。火鳥と出会い、研究所の一員に。次第に彼に惹かれてゆく。
-
天野博士
早くから地球と人類の危機を予測。天野平和科学研究所を創設し、世界平和と人類のためのメカなど研究開発している。
-
Dr.ジャンゴ
かつては天野博士と並ぶ天才として学界に属していたが、天野博士の論文を盗用し追放された。以降、悪の発明にふけっている。
-
デスタイガー
-
デスドラゴン
-
デスイーグル
-
ドライアス
宇宙皇帝を称する悪のエネルギー生命体。ジャンゴの海底基地にある3体の魔神像と融合しており、それが合体して巨大ロボットとなる。
-
シュラ
ジャンゴが製作したアンドロイドに、ドライアスの部下であるエネルギー生命体が融合して誕生。
-
ゾル
シュラと同様に誕生したドライアスの部下。悪知恵を働かすシュラに対して、ゾルは暴力至上主義者。
火鳥勇太郎となったファイバードだが、実体を持って人間として生活をした経験がないだけに、慣習などを覚えるまでが大変。しかし素直さと、優しさで多くの人と親しくなっていった。
-
天野博士が開発中のアンドロイド。日夜努力しているのだが、未だに起動してくれない。
-
そこにエネルギー生命体ファイバードが融合し火鳥勇太郎が誕生する。
-
宇宙警備隊が勢ぞろい。武装合体ファイバード(中央)、ガーディオン(左)、サンダーバロン(右)の勇姿。
-
元はエネルギー生命体でも心は人間と共通であり、その優しさや広い心に触れて、いつしかみんなが火鳥に惹かれていった。
-
火鳥そっくりのため入れ替わっていたタルバドール国の皇太子(右)。身分をかさに着て傍若無人に振る舞い、ハルカに引っぱたかれた。
-
楠ヶ原財閥の薫子に、パパとして気に入られてしまった火鳥。初対面の相手にも信用されるのも火鳥の魅力の一つだ。
-
髪を下ろした姿を火鳥にほめられ、顔を赤らめる美子。火鳥にはまだ人の恋愛感情は理解できないと知りつつ、恋心をつのらせていく。
-
宇宙に暗黒エネルギーが満ち暗黒の世界となったとき、自分も暗黒神の一員になることがジャンゴの狙いだった。
-
ドライアスの手下のシュラとゾルも、ドライアスから暗黒エネルギーをもらいパワーアップ。火鳥たちの支援準備をしていた天野博士やケンタたちを襲撃する。
-
天野博士らが開発したカタルシスビーム砲で、劣勢の警備隊は力を回復。全エネルギーをドライアスにぶつける攻撃に出た。
-
ボロボロになって横たわるグレートファイバード。そこに命の気配はもうなかった。
-
戦いの後に残された、ファイバードたちと火鳥の残骸となった姿を見て、泣き出すハルカたち。
-
宇宙警備隊全員の力を合わせての攻撃が、ドライアスに炸裂する。自分の敗北を信じられぬまま、断末魔の叫びとともにドライアスはエネルギーに飲みこまれ消えていった。
-
すべての命あるものを助けるため、決死の覚悟でグレートファイバードはドライアスと戦う。
-
ファイバードたちは元のエネルギー生命体に戻り、宇宙へと帰っていく。なすすべなく見守るしかないケンタたち。
-
戦いから半年、新たに組織された天野レスキュー隊の活動中にピンチに陥ったケンタを、帰ってきた火鳥が救う!
-
火鳥が再び加わって、士気も大いに盛り上がるレスキュー隊。困ってる人々のため、今日も出動だ。
天野博士が研究所と秘密の地下基地を作れたのは、先祖代々の遺産である山を売ってできた財産のおかげであった。そしてそのすべてを、人類を危機から守るための研究開発に使いきってしまったのである。
-
海に近い小高い丘の上にある天野博士の家。地下が研究所兼秘密基地となっている。外壁にはツタが絡まり、あまり手入れされていない。
-
天野博士の自宅ホールには、潜水艇が浮かぶプールがある。すべて自分で開発し製作しているとはいえ、贅沢な作りだ。
-
家の地下にある秘密基地の中央司令室。ファイヤージェットが撮影した事故現場などの偵察映像の分析なども、ここで行っている。
-
学界から追放されたジャンゴが悪の発明をするために建設した海底基地。内部にある3体の魔神像にドライアスが宿っていた。