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作品名 | 勇者特急マイトガイン |
作品名 (ひらがな) | ゆうしゃとっきゅうまいとがいん |
Title (英語表記) | BRAVE EXPRESS MIGHTGAINE |
放送開始 | 1993年1月30日 |
放送終了 | 1994年1月22日 |
話数 | 全47話 |
スタジオ | 第7スタジオ |
主題歌 | OP「嵐の勇者」 歌/岡 抽瑠 ED「危険なゴールド」 歌/マリー ・コクラン(第1 〜26話) 「Black@Diamond」 歌/ PURPLE(第27〜46話) 「嵐の勇者」 歌/岡 抽瑠(第47 話) |
音楽配信リンク | 勇者特急マイトガイン オリジナル・サウンドトラック, Vol. 1 勇者特急マイトガイン オリジナル・サウンドトラック, Vol. 2 勇者特急マイトガイン 歌のアルバム |
関連リンク | https://mightgaine.net/ |
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キャスト
旋風寺舞人/檜山修之
吉永サリー/矢島晶子
浜田満彦/菊池正美
吉永テツヤ、松原いずみ/天野由梨
マイトガイン(ガイン)/中村大樹
マイトガンナー/鈴木勝美
バトルボンバー/巻島直樹
ガードダイバー/置鮎龍太郎
雷張ジョー/緑川 光
ウォルフガング/佐藤正治
ショーグン・ミフネ/梁田清之
パープル/鈴木勝美
ブラックノワール/水原リン
旋風寺裕次郎/沢 りつお -
スタッフ
企画/サンライズ
原作/矢立 肇
チーフライター/小山高生
キャラクターデザイン/石田敦子、オグロアキラ
メカデザイン/大河原邦男
美術/岡田有章
デザイン協力/デザインメイト
岡田有章(デザインオフィスメカマン)
色彩設計/歌川律子
撮影/杉山幸夫、森 夏子
編集/YAスタッフ、布施由美子、野尻由紀子
チーフメカ作監/山根理宏
音響/千葉耕市
音楽プロデューサー/佐々木史朗
音楽/工藤 隆
監督/高松信司
プロデューサー/今井 慎(名古屋テレビ)
小原麻美(東急エージェンシー)
古沢文邦、吉井孝幸(サンライズ)
「勇者」シリーズ第4弾 若き鉄道王が世界を救うため大活躍!
【ストーリー】
突然の石油枯渇により、電気で走る鉄道が輸送の主役となった未来社会。鉄道王「旋風寺コンツェルン」の若き総帥にして、頭脳明晰かつ運動神経抜群なヒーロー、旋風寺舞人は、社会を乱す悪と戦うため「勇者特急隊」を結成した。超AIにより人格や心まで持ったロボット「ガイン」を中心に、各種の特殊装備を持った様々な乗り物が変型合体し、巨大なロボットとなって悪と戦う。やがて、ヌーベルトキオシティを襲った様々な悪を背後から操っていた、黒幕のブラックノワールが舞人たちの前に出現する。
【解説】
身近な乗り物が変型合体してスーパーロボットになる「勇者」シリーズの第4弾。登場キャラクターの「旋風寺舞人」「吉永サリー」や主役ロボ「マイトガイン」の名前は、昭和30年代に作られた邦画をモチーフにしているのが特徴。また、敵勢力が多数存在しており、毎回異なる勢力からの敵キャラが登場することで物語もバラエティに富んだものとなり、子供だけでなく上の世代の視聴者を取りこむことにもつながった。さらに最終回では、舞人たちをはじめとする登場キャラクターはすべて「二次元人」であり、三次元人である黒幕のブラックノワールのゲームのコマであることが明かされるというメタフィクション的展開を見せた。
前作までの「勇者」シリーズで採られたような、エネルギー生命体などがメカに宿って人格を持つという設定ではなく、ロボットの人格や心なども超AIによって人間が作り出したという設定になったのが、本作の大きな特徴の一つだ。
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旋風寺舞人
鉄道を中心に世界最大規模の企業となった旋風寺コンツェルンの総帥。正義を愛する熱血少年で、亡き父親から勇者特急隊の計画を引き継いだ。
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マイトガイン
300系新幹線が変型するガイン、400系新幹線が変型するマイトウィング、そして巨大蒸気機関車型のロコモライザーが合体して完成する巨大ロボット。全高25メートル。
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ロコモライザー
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マイトウィング
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ガイン
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ガードダイバー
消防車から変型するファイアダイバーをリーダーに、救助を担当するダイバーズ4体が合体してレスキュー特急に。さらにロボット型に変型合体してガードダイバーとなる。
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レスキュー特急
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バトルボンバー
100系新幹線から変型するホーンボンバーら、4体による猛獣特急ボンバーズのロボット形態がバトルボンバー。またそれぞれが動物型に変型合体してアニマル特急となる。
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アニマル特急
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マイトカイザー
小型偵察機型のカイザー1ら5体のメカが合体しドリル特急となり、変型してマイトカイザーとなる。マイトガインと同等の戦闘力を持つが超AIは未搭載で、舞人が主に操縦する。
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ドリル特急
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マイトガンナー
勇者特急隊で一番最後に作られた。超AIを搭載しロボット型、SL型の弾丸特急に変型。そしてグレートマイトガインと合体し、パーフェクトキャノンが発射可能になる。
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弾丸特急
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グレートマイトガイン・パーフェクトモード
マイトガインにマイトカイザーが分離変型し、強化パーツとなって合体、それがグレートマイトガインだ。さらにマイトガンナーが合体し、パーフェクトモードとなる。
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吉永サリー
入院中の父親に代わりアルバイトで入院費と生活費を稼いでいるヒロイン。バイトの先々で事件に巻きこまれ、舞人と出会い惹かれていく。
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浜田満彦
舞人の幼なじみで親友。メカに強くメカの操縦や勇者特急隊の開発部門などにも協力している。しかし趣味は絵を描くことで、夢は漫画家である。
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松原いずみ
舞人の秘書兼、姉のような存在。舞人のスケジュール管理だけでなく、勇者特急隊のオペレーターもこなす。トシキという名のトカゲを飼っている。
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轟龍
グレートマイトガインとも互角に戦える能力を持つ変型ロボット。雷張ジョーが搭乗し、マイトカイザーを追いつめていった。
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雷張ジョー
元正規軍ロボット部隊のエースパイロットで操縦技術は舞人を上回る。父親が人に利用され殺された経験から、正義を信じず舞人に挑戦を続ける。
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パープル
人気ロックバンド「ブランカ」のボーカル。芸能活動の傍ら快楽的凶悪犯罪を犯している。アジアマフィアを乗っ取る。
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エグゼブ
世界的産業ロボット会社の社長。実はこの世を巨大なゲームとして弄ぶブラックノワールの手先として洗脳されている。
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カトリーヌ・ビトン
国際窃盗団「ピンクキャット」のボスで、盗みの技術は超一流。宝石など美しいものに目がなく、また気まぐれに犯罪を行うことも多い。
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ショーグン・ミフネ
レジャー施設「大江戸ランド」を経営する一方、日本を古い時代に戻そうとするため、テロ組織を率いている。
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ウォルフガング
最強ロボットの開発に情熱を燃やすマッドサイエンティスト。轟龍をはじめ、高性能のロボットを開発してみせた。
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ブラックノワール
ヌーベルトキオを襲うすべての悪者たちを裏から操っていた黒幕。三次元の存在を名乗り、実体のないスクリーン上の映像のような姿で登場した。
無国籍ヒーローアクション映画のエッセンスをロボットアニメに融合させ、理屈抜きに痛快な物語が展開。いわゆるクサいセリフや荒唐無稽なストーリーも『マイトガイン』の世界では、ピッタリとはまっている。
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旋風寺家の執事の青木桂一郎(右)は舞人の父親代わりともいえる良き相談相手だ。
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事件現場に出動した舞人は、アルバイトで家族を支える健気な吉永サリーを助ける。
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自称「ヌーベルトキオシティ警察きっての敏腕警部」という熱血警官、小沢昭一。
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キャラクターの衣装が豊富だったのも本作の特徴であり、ファンの楽しみとなっていた。
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舞人とサリー。育ってきた環境はまったく違うが、二人はいつしか惹かれあっていく。
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勇者特急隊が勢揃い。右からグレートマイトガイン、バトルボンバー、ガードダイバー、マイトガンナーと並ぶ。グレートマイトガインは全高30.5メートルと他より一回り大きい。
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ショーグン・ミフネの配下のくノ一、内藤ルンナ(上)。浜田と恋仲になりミフネを裏切る。
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最終決戦。ブラックノワールに忠誠を誓うエグゼブは、超巨大ロボットのインペリアルで舞人とジョーの前に立ちふさがる。
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インペリアルの圧倒的な力を見せつけ、舞人とジョーに勝ち誇るエグゼブだったが……。
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ブラックノワールに対抗できるサリーのイノセントウェーブを、巨大増幅器によって放射。舞人を強力にバックアップした。
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父親の仇、エグゼブを倒すためジョーは轟龍で突撃。舞人もグレートマイトガインで共闘しついにエグゼブを倒した。
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ブラックノワールを倒し、帰還した舞人は勝利のサインを仲間に送る。
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爆発の中、行方不明になったジョーだが、無事な姿で舞人とサリーの旅立ちを見送る。
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マイトウィングで新婚旅行へ旅立つ二人。これ以外の大団円は考えられない最終回。
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物語の中で明かされたメタフィクションの構造は、エンディングにおいてセル原画そのものが映され、さらに強調されることとなった。
物語の舞台ヌーベルトキオシティは、鉄道が特異な発展を遂げた独特の都市だ。その都市を背景に、巨大な鉄道基地や要塞が上空に浮かぶさまは、強烈なインパクトを持っている。
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中央の巨大なマシンが、勇者特急隊の移動基地、大列車フォートレス。超電導により飛行も可能だ。
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ヌーベルトキオ上空に浮かぶエグゼブの要塞。内部にはブラックノワールがいて命令を出している。
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舞人が住む旋風寺家邸宅。ヌーベルトキオシティと橋でつながれた人工島にある。そびえ立つ巨大な駅ビルなどシティの中枢が一望できる。