©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2000
作品名 | 犬夜叉 |
作品名 (ひらがな) | いぬやしゃ |
Title (英語表記) | INUYASHA |
放送開始 | 2000年10月16日 |
放送終了 | 2004年9月13日 |
話数 | 全167話 |
スタジオ | 第1スタジオ |
主題歌 |
OP 「CHANGE THE WORLD」 歌/V6(第1~34話) 「I am」 歌/hitomi(第35~64話) 「終わりない夢」 歌/相川七瀬(第65~95話) 「Grip!」 歌/Every Little Thing(第96~127話) 「One Day,One Dream」 歌/タッキー&翼(第128~153話) 「ANGELUS -アンジェラス-」 歌/島谷ひとみ(第154~167話) ED 「My will」 歌/dream(第1~20、166~167話) 「深い森」 歌/Do As Infinity(第21~41話) 「Dearest」 歌/浜崎あゆみ(第42~60話) 「Every Heart -ミンナノキモチ-」 歌/BoA(第61~85話) 「真実の詩」 歌/Do As Infinity(第86~108話) 「イタズラなKISS」 歌/day after tomorrow(第109~127話) 「Come」 歌/安室奈美恵(第128~146話) 「CHANGE THE WORLD」 歌/V6(第147~148話) 「Brand-New World」 歌/V6(第149~165話) |
関連リンク | http://www.sunrise-inc.co.jp/yasya/ |
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キャスト
犬夜叉/山口勝平
日暮かごめ/雪乃五月
弥勒/辻谷耕史
珊瑚/桑島法子
七宝/渡辺久美子
冥加/緒方賢一
桔梗/日髙のり子
楓/京田尚子
鋼牙/松野太紀
殺生丸/成田 剣
邪見/チョー
りん/能登麻美子
奈落/森川智之
神楽/大神いずみ
神無/ゆかな
琥珀/矢島晶子 -
スタッフ
企画/諏訪道彦、植田益朗
原作/高橋留美子(「犬夜叉」小学館 少年サンデーコミックス刊)
シリーズ構成/隅沢克之
キャラクターデザイン/菱沼義仁
美術監督/池田繁美
色彩設計/佐藤美由紀
撮影監督/伊藤久美子
編集/鶴渕友彰
音響監督/鶴岡陽太
音楽/和田 薫
原案協力/都築伸一郎、林 正人、村上正直、熊谷 崇
監督/池田 成(第1~44話)、青木康直(第45~167話)
プロデューサー/諏訪道彦(よみうりテレビ)
富岡秀行(サンライズ)
高橋留美子の人気マンガをアニメ化
長寿シリーズの戦国妖怪アクション
【ストーリー】
古い神社の娘である日暮かごめは、ごく普通の中学3年生。しかし15歳の誕生日、境内の隠し井戸の中に落ち、500年前の戦国時代にタイムスリップしてしまう。実はかごめは500年前の巫女、桔梗の生まれ変わりで、体内に妖怪の妖力を高める「四魂の玉」を持っていたのだ。四魂の玉を狙う妖怪たちに襲われたかごめは、自分を守ってもらう条件で、封印されていた半妖の犬夜叉を解放してしまう。だが犬夜叉もまた、半妖から完全な妖怪になるために四魂の玉を求める存在だった。ところが妖怪に再び奪われた四魂の玉を取り戻すためかごめの放った破魔の矢が玉に命中、玉は粉々に砕け散り、各地に四散してしまう。かごめと犬夜叉は、かけらを集め元通りにするため、四魂の玉をめぐる冒険の旅を始める。
【解説】
「週刊少年サンデー」(小学館刊)連載の大人気コミック原作のTVアニメーション。現代と戦国時代と結んだ伝奇アクションストーリーを、丁寧にかつ迫力満点にアニメ化し、マンガ原作ファンの期待にも応えるとともに、新たにアニメ版ファン層を掘り起こし、全167話の長期シリーズとなった。アメリカ、カナダでの全国放送や、東アジア諸国、東西ヨーロッパなど広い地域で海外展開され、ジャパニメーションの国際化にも一役買っている。
戦国時代を舞台に、子供からハイティーンの少年少女や、奇怪な妖怪たちがバラエティ豊かに登場。魅力ある高橋留美子キャラたちが、視聴者の目を楽しませてくれた。
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犬夜叉(いぬやしゃ)
大妖怪の父と人間の母の間に生まれた半妖。口の悪い乱暴者だが、根は優しい。完全な妖怪になるため、四魂の玉を求めている。父が遺した「鉄砕牙」という妖刀を振るう。
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日暮(ひぐらし)かごめ
戦国時代にタイムスリップする能力を持つ中学生。巫女の桔梗の生まれ変わりで、四魂の玉の気配を感じたり、破魔の矢で妖怪を倒したりできる。犬夜叉に惹かれているが、強気な性格で素直になれない。
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七宝(しっぽう)
父親の敵の雷獣兄弟を、犬夜叉と共に討ったのが縁で旅の仲間になった子狐妖怪。マスコット的存在だが、微力ながらも狐妖術を使い、変身してかごめたちを助ける。
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弥勒(みろく)
奈落の呪いにより、なんでも吸い込む風穴を右手に持つ法師。やがて大きくなった風穴に自身が飲み込まれる運命を持つ。美人を見ると必ず口説く女好き。
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珊瑚(さんご)
猫又の雲母を駆り、巨大なブーメラン状の飛来骨を操る妖怪退治屋の美少女。奈落に村を全滅させられ、弟を奪われた。弥勒とは旅の中で想いあう仲になる。
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冥加(みょうが)
犬夜叉の父に仕えていたノミ妖怪。豊富な知識で犬夜叉を助けるが、危険が近づくと一早く逃げ出す。吸血により気付けや毒を吸い出す力を持つ。
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殺生丸(せっしょうまる)
犬夜叉の異母兄で、強大な妖力を持つ完全な妖怪。半妖である犬夜叉を蔑み、「鉄砕牙」を奪わんと何度も襲いかかる。死者を甦らせる「天生牙」と妖剣「闘鬼神」を振るう。
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りん
家族を野盗に殺され口が利けなくなっていた少女。命を失った際、殺生丸に「天生牙」で蘇生され、口が利けるようになりともに旅をする。
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邪見(じゃけん)
殺生丸の忠実な部下だが、りんにも軽じられがちな存在。妖怪としての力はほとんどないが翁と女の両面を持つ「人頭杖」で炎を操ることができる。
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桔梗(ききょう)
50年前犬夜叉を愛しながら、奈落の陰謀で犬夜叉を封印、四魂の玉を守って死んだ巫女。鬼女裏陶の術でこの世に蘇り、たびたび犬夜叉と関わる。
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鋼牙(こうが)
四魂のかけらを仕込んだ足を持つ妖狼族の若頭。仲間の敵を討つため奈落を追う。かごめが好きで犬夜叉と対立する。
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刀々斎(とうとうさい)
犬夜叉の父の依頼で、彼の牙から「鉄砕牙」と「天生牙」の2本の妖刀を作った妖怪の刀鍛冶。
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蛮骨(ばんこつ)
7人で100人分の働きをする傭兵部隊「七人隊」の首領。奈落によって蘇った死人で、大鉾「蛮竜」を振るって犬夜叉と戦う。
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蛇骨(じゃこつ)
七人隊の一人として、自在に曲がる「蛇骨刀」を操って戦う。女に興味はなく、犬夜叉に執心する。
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神楽(かぐら)
奈落の分身の風使い。奈落の支配から逃れて自由に生きようとするが、心臓を握られている。
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神無(かんな)
奈落の分身。見かけは幼い少女だが神楽の姉にあたる。魂を吸い取り、攻撃を跳ね返す鏡を携える。
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奈落(ならく)
鬼蜘蛛という野盗の邪心に多くの妖怪がとりついて生まれた半妖。四魂の玉を集めるため、暗躍する。
500年前にタイムスリップしたかごめは、そこで半妖の暴れ者、犬夜叉の封印を解いたうえに、四魂の玉を砕いてしまう。おかげで、四散した妖力のかたまりである四魂のかけらを取り戻すため、かごめと犬夜叉は妖怪退治の旅に出ることになった。弥勒や珊瑚、犬夜叉の兄の殺生丸や桔梗などと出会いながら、宿敵となった奈落との死闘を繰り返しつつ、二人の旅は続く。
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かごめが500年前にタイムスリップし、御神木に射止められ封印された犬夜叉と出会ったところから、物語は始まる。
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四魂の玉を奪った屍舞烏を狙うかごめ。だが矢は玉に当たり、四魂の玉はかけらとなって四散してしまう。
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七宝の父を殺した雷獣兄弟の兄の飛天(右)。弟の満天の敵を討とうとするが犬夜叉に返り討ちにあう。
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ときには現代の妖怪と手合わせすることも。妖怪タタリモッケとともに悪霊になりかけた少女、真由を救う。
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蘇った桔梗はかつて愛しあった犬夜叉を恨み、かごめに嫉妬するが、やがて巫女らしい行動をとるようになる。
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犬夜叉と殺生丸は何度となく刃を交わす。犬夜叉をさげすんでいた殺生丸も、次第に弟の犬夜叉を理解するようになっていく。
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奈落は50年前に桔梗が介抱した野盗の鬼蜘蛛の邪心から誕生。そのため桔梗には手が出せない。
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強い霊力を持ち、四魂の玉の元となった翠子。平安時代の巫女である彼女は、妖怪とともにミイラとなる。
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犬夜叉に傷つけられた殺生丸を介抱するりん。殺生丸が彼女を側に置くのは、孤独な魂が呼びあうせいか?
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邪剣「闘鬼神」に魂を奪われた刀鍛冶の灰刃坊は、犬夜叉に挑むも倒される。そして闘鬼神は殺生丸へと渡る。
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鉄砕牙は、手にするには人間の力が必要で、それを強力な妖刀とするには妖怪の力が要る、半妖のための刀なのだ。
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凶暴な獣郎丸(上)と素早い影郎丸(下)。奈落の分身で、犬夜叉たちを襲撃する。が、犬夜叉と鋼牙によって倒される。
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日暮家の人々。左からかごめの祖父、母、弟の草太。かごめとともに現れる犬夜叉とも馴染んでいる。
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桔梗の妹である楓(かえで)は50年の間に老いて、時おり村に帰ってくる犬夜叉たちのサポートに徹する。
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風穴を操る弥勒は奈落の放つ毒虫の最猛勝に苦戦。女好きで、すぐに女性に言い寄るのも欠点の一つ。
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珊瑚は奈落が滅ぼした妖怪退治屋の村のただ一人の生き残りとして奈落を追う。弥勒を慕っているが……。
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桔梗を慕う鬼蜘蛛の心を捨てるべく、奈落が切り捨てた肉塊から生まれた無双。再び奈落に取りこまれて果てる。
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百鬼蝙蝠は、半妖の孫、紫織を操って強い結界を張り、犬夜叉の攻撃をなかなか寄せつけなかった。
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旅を続けるうちに鉄砕牙は刀々斎に鍛えられ、百鬼蝙蝠の結界を切り、結界破りの赤い鉄砕牙へと成長する。同時に犬夜叉もまた、かごめや蘇った桔梗との触れあいのなかで成長を遂げる。
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鋼牙の許嫁を名乗る女妖狼族の菖蒲。かつて鋼牙に救われたときの言葉を信じていた。しかしその想いは実らず振られる。
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珊瑚の弟の琥珀は、一旦死に、奈落の手により四魂のかけらで生き返って、記憶のないまま姉と対立する。
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睡骨は医者として白霊山麓の村で身寄りのない子供たちを養っていたが、殺人鬼として覚醒してしまう。
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傭兵の七人隊は四魂のかけらで蘇り、犬夜叉を苦しめる。左から煉骨、銀骨、蛇骨、睡骨。
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猫又の雲母は珊瑚を慕って行動を共にする。普段はかわいい子猫だが、戦闘時には巨大な化け猫となる。
物語は現代の日暮神社と戦国時代の楓たちの村がつながるところから始まる。その二つの時代を結ぶ骨喰いの井戸と、因縁を結ぶ四魂の玉こそが物語の鍵なのだ。
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現代の日暮神社境内。左に拝殿と本殿がある。右の社務所内ではかごめの祖父がグッズづくりに勤しむ。
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日暮神社の祠の中にある現代の骨喰いの井戸。かごめと犬夜叉はここから時を行き来する。
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戦国時代の村の中心地。中央奥に見える山の森に犬夜叉が封印され、日暮神社ができる。
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四魂の玉は妖怪退治屋の里から桔梗に預けられ、死んだ桔梗とともに葬られた。だがかごめとともに玉が復活したことで物語は動き出す。