イソップワールド

サンライズ流「名作劇場」は一味違ったイソップ物語

【ストーリー】
ハムスターのピッコ、フェレットのフーフー、カモノハシのトッチョは大きな水車が目印の動物村で暮らす仲良し3人組。大人たちから入ってはいけないと言われていた山に遊びにいった3人は、秘密の地底湖に落ちてしまい、そこで巨大な魚のイソップに出会う。かつて自由に大空を飛び回って、イソップワールドを巡っていたイソップは、長年の内にウロコをなくし、空を飛べなくなってしまったのだという。それを聞いた3人は、ウロコ探しの旅に出かける。ところが、3人が出会うことになるのは、イソップ物語と似てるようでちょっと違う不思議な世界だった……。

【解説】
サンライズ作品には珍しい、幼年向けの名作童話をモチーフにした作品で、ちょっとひねりの利いたイソップ物語。おなじみの童話の世界を主人公たち3人が旅していく構成となっている。

物語の狂言回しを務めるのが3匹の動物の子供たち。動物寓話の世界をこの3人が紹介していく。

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  ピッコ

  思いこんだらその通りに突き進む、元気いっぱいのハムスターの女の子。2人を引っ張るリーダー役。

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  トッチョ

  すぐにお腹を空かすカモノハシだが、意外に敏捷で水の中もお得意の頼れる仲間だ。

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  フーフー

  のんびり屋で、いつもトラブルに巻き込まれる要因となる。フェレットの子供。

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  イソップ

  昔は空高く飛べたのだが、行く先々でうろこを落としてしまい、ついには飛べなくなってしまったうっかり者の巨大な魚。

イソップのウロコを捜す旅に出たハムスターのピッコ、フェレットのフーフー、カモノハシのトッチョの3 人組。行く先々の町や村でトラブルに巻きこまれながらも、3人の旅は続く。

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  釣りをしようと山に登った3人は、秘密の地底湖に落ちてしまうが、ピッコは元気をなくさない。

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  ピッコが誤って最後のウロコを壊してしまったために、巨大魚のイソップは飛ぶ力を失くしてしまう。

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  ウロコを探すことを約束したピッコたちを、イソップは口に含んだ水を飛ばして村へ送り返す。

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  住み慣れた村を出て旅に向かう3人組。まだ見ぬ世界に胸は希望でいっぱいだ。

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  西部劇のような町では暴れ者のウサギ三兄弟と保安官のカメがトライアスロンで対決（「ウサギとカメ」）。

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  風同士がケンカする極寒の地で、三人組のコートを脱がし、賭けに勝ったのは太陽だった（「北風と太陽」）。

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  いなかのネズミを迎えた町のネズミは、ミュージカルタッチで大歓迎（「町のねずみといなかのねずみ」）。

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  カエル村に派遣された王様たちは皆失格。最後は招き猫が村を破壊する（「王様をほしがるカエルたち」）。

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  冬が近づいてもギターを弾きまくるキリーは、アリーと共に南の国を目指すが……（「アリとキリギリス」）。

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  レストランのオオカミ店長は、欲張ったばかりに子ヒツジたちに店を潰される（「オオカミと子ヒツジ」）。

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  クックが金の卵を生むと知った村人は彼女を閉じこめるが最後に全部を失う（「金の卵を生むメンドリ」）。

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  なんでも盗む怪盗ダルメシアンは、水の中の犬の骨まで盗ろうとしてすべてを失くす（「肉をくわえた犬」）。

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  ピッコたちは、あちこちの町でイソップのウロコを見つけては返してきた。それでもイソップの体を空高く舞い上がらせるにはまだまだ足りない。3人組の楽しい旅はこれからも続くのだった。

ピッコたちの旅の出発点となった動物の村。のんびりとした平和な村から3人は巣立つことになる。

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  水車の頂点から山を望む。イソップのいる秘密の地底湖は、遠くに見える山のカルデラの下にあった。

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  神秘的な雰囲気の秘密の地底湖。イソップはここを住まいとして、3人から送られてくるウロコを待つ。

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  村の目印となる巨大な水車。粉挽きの動力として使われる。毎朝水車を動かすのは子供たちの仕事だ。

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  ピンクの屋根が女の子っぽいピッコの家。階段とすべり台の取り合わせがハムスターハウスを連想させる。