カウボーイビバップ

©サンライズ

作品名

カウボーイビバップ

作品名
(ひらがな)
かうぼーいびばっぷ
Title
(英語表記)
COWBOY BEBOP
放送開始1998年4月3日(テレビ東京)
1998年10月23日(WOWOW)
放送終了1998年6月26日(テレビ東京)
1999年4月23日(WOWOW)
話数全13話(テレビ東京)
全26話(WOWOW)
スタジオ第2スタジオ
主題歌 OP「Tank!」 演奏/シートベルツ(第1~25話)
ED「THE REAL FOLK BLUES」 歌/山根麻衣(第1~12、14~25話)
  「SPACE LION」演奏/シートベルツ(第13話)
  「BLUE」歌/山根麻衣(第26話)
音楽配信リンクCOWBOY BEBOP (Original Motion Picture Soundtrack)
COWBOY BEBOP (Original Motion Picture Soundtrack 2 - No Disc)
COWBOY BEBOP (Original Motion Picture Soundtrack 3 - Blue)
COWBOY BEBOP Vitaminless
CCOWBOY BEBOP Remixes Music for Freelance
関連リンクhttp://www.cowboy-bebop.net/
  • キャスト

    スパイク・スピーゲル/山寺宏一
    ジェット・ブラック/石塚運昇
    フェイ・ヴァレンタイン/林原めぐみ
    エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・
    チブルスキー4世/多田 葵

  • スタッフ

    企画/サンライズ
    原案/矢立 肇
    シリーズ構成/信本敬子
    キャラクターデザイン/川元利浩
    メカニカルデザイン/山根公利
    セットデザイン/今掛 勇
    美術監督/東 潤一
    撮影監督/大神洋一
    編集/鶴渕友彰
    音響監督/小林克良
    音楽プロデューサー/太田敏明
    音楽ディレクター/佐々木史朗
             井上裕香子
    音楽/菅野よう子
    監督/渡辺信一郎
    プロデューサー/南 雅彦、池口和彦

ストーリー&解説

4人と1匹の賞金稼ぎが織りなすスペースジャズアクション

【ストーリー】
人類の活動領域が土星圏まで拡大した未来。しかし警察の力はそのすべてには及ばず、凶悪犯罪が横行、これに対抗すべく賞金首制度が復活した。スパイクとジェットはその賞金を狙う「カウボーイ」。女ギャンブラーのフェイや天才ハッカーのエド、「データ犬」で人間並みの知性を持つアインなど奇妙な連中も巻きこみつつ、宇宙船ビバップ号は今日も賞金首を追い、太陽系を駆けめぐる。

【解説】
スタイリッシュな映像と音楽が特徴のSFアクション。「ビバップ」とは1940年代に流行した、即興アレンジを重んじるジャズのスタイルのこと。そのタイトルが示すとおり、さまざまなキャラクターの絡み合いを中心に、シリアスなものからコメディタッチのものまでエピソードごとに異なるテイストの物語が展開される。遊び心に富んだ、大人向けのSFエンターテインメント作品。

キャラクター

最初はスパイクとジェットの二人だけだったビバップ号も、次第ににぎやかになっていく。だが彼らのつながりはゆるやかで、それぞれ好き勝手に出たり戻ったりを繰り返している。

  • スパイク・スピーゲル
  • スパイク・スピーゲル

    スパイク・スピーゲル

    凄腕の賞金稼ぎ。仕事ぶりはかなり荒っぽく、賠償などで賞金をフイにすることも多い。子供と犬とハネっ返りの女が嫌い。

  • フェイ・ヴァレンタイン
  • フェイ・ヴァレンタイン

    フェイ・ヴァレンタイン

    ギャンブル好きの賞金稼ぎ。イカサマ賭博の名人だが、多額の借金を抱えており、常に借金取りから逃げ回っている。

  • ジェット・ブラック
  • ジェット・ブラック

    ジェット・ブラック

    ビバップ号のオーナー。クルーの中では一番の常識人で、そのため常にほかのメンバーに振り回されている。

  • エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世
  • エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世

    エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世

    通称エド。見た目は少年のようだが13歳の女の子。天才的なハッカーで、トマトの箱を筐体にしたPCを愛用。

  • アイン
  • アイン

    アイン

    ウェルシュ・コーギー種の犬。ある研究機関が違法に育てた「データ犬」で人間並みの知性を持つ。

  • ビバップ号

    ビバップ号

    惑星間航行可能な宇宙船。ガニメデで鯨漁に使われていた中古漁船をジェットが買いとり、改装した。スパイクたちの主な移動手段であり、住居でもある。

  • ソードフィッシュII

    ソードフィッシュII

    スパイクの愛機。宇宙レース用の機体を改造したもので、抜群のスピードと機動性を誇る。主武装は機首のプラズマカノン。

  • ハンマーヘッド

    ハンマーヘッド

    ジェットの愛機。漁業用のキャッチャーボートを改造したもので、巨大な牽引用アームで賞金首の宇宙船を捕獲することができる。

  • レッドテイル

    レッドテイル

    フェイの愛機。垂直離着陸(VTOL)能力を持ち、ホバリングが可能。30ミリバルカン砲2門にガンランチャー2門と、武装も強力。

  • ビシャス

    ビシャス

    「レッドドラゴン」の武闘派幹部。スパイクのかつての盟友だが、恋人のジュリアをめぐって複雑な関係に。日本刀を愛用。

  • ジュリア

    ジュリア

    スパイクの夢にたびたび出てくる謎の女。スパイクと恋仲になり、逃亡生活を送ることになる。

シーン

賞金首を追って太陽系を駆けめぐるビバップ号とカウボーイたち。その中でさまざまな人物との出会いと別れが繰り返されるが、いずれも一筋縄ではいかない連中ばかりだ。

  • 研究所から盗み出されたアイン。その価値を知られぬままビバップ号で飼われることに。

  • 裏取引のためイカサマ賭博をするフェイ。そこに偶然スパイクが現れて予想外の騒動に。

  • ブルースハープ奏者の少年ウェン。彼はゲート事故の影響で不老不死となっていた。

  • ヘヴィメタル好きの女トラッカー、VT。なぜかカウボーイをひどく嫌っている。

  • 金星病で盲目になった少女ステラ(右)。彼女の兄ロコは、その治療薬を盗んで命を落とす。

  • ジェットは故郷のガニメデで、彼の前から姿を消したかつての恋人、アリサ(左)と再会する。

  • スパイクのかつての盟友ビシャス。今や立場の異なる二人はたびたび衝突を繰り返す。

  • ゲート公団のシステムを狙ったハッキングが続発。その犯人を追うスパイクたちは、事件の首謀者が、「チェスマスター」と呼ばれた往年の天才プログラマーであることを突き止める。

  • 結婚詐欺師のウィットニー(右)。彼はかつてフェイを守ろうとして死んだはずの男だった。

  • 食料を探しに出かけたエドとアインは、違法キノコを扱う賞金首ドミノと出会う。

  • フェイ宛に古いビデオテープが届いた。スパイクとジェットはデッキを探して奔走する。

  • スパイクを救うため、修理屋のドゥーハンはスペースシャトル「コロンビア号」を駆る。

  • 道化師の姿をした凶悪な暗殺者、東風。スパイクのもとに彼からの挑戦状が届く。

  • 宇宙風水師の少女メイファ。彼女はジェットに、父の死の謎を解く手助けを頼む。

  • 賞金稼ぎのアンディ。西部劇かぶれのこの勘違い男は、次々とトラブルを引き起こす。

  • 刻々と地形が変わる地球の地図を作りつづける男アップルデリー。彼はエドの父だった。

  • スパイクはかつての恋人ジュリアと再会。すべてを捨て二人で逃げようともするが……。

  • レッドドラゴンの内紛で、ジュリアも凶弾に倒れる。スパイクはジェットとフェイに別れを告げ、組織を掌中に収めたビシャスとの最後の戦いに赴く。

「俺はただ、醒めない夢を見てるだけさ」(スパイク・スピーゲル)

WORLD

SEE YOU SPACE COWBOY...

惑星間の移動時間を飛躍的に短縮する「位相差空間ゲート」の実用化により、人類の他惑星への進出が可能になった。火星や金星などでは、環境を地球に近づけるテラフォーミング(惑星改造)も進んでいる。

  • 50年前の位相差空間ゲート事故は月に大規模な破壊をもたらした。その破片は現在も地球に振り注ぎ、地上は荒廃している。

  • 月の破片から逃れるため作られた地球の地下都市。しかしすでに住人の大半は他の惑星に移住しているため、廃墟と化している。

  • 金星では大気改造のための浮遊植物が多く見られる。その花粉が人によっては「金星病」と呼ばれるアレルギー反応を引き起こす。

  • 木星の衛星ガニメデ。気候改造の結果、氷の外殻が溶けて星全体を覆う海となっており、人々はそこに海上都市を作って住んでいる。

  • 惑星間を結ぶ位相差空間ゲート。この技術の実現により、通常航行に比べ240分の1の時間で宇宙空間を移動することが可能になった。

  • ガニメデの軌道上に浮かぶ宇宙ステーション。レストランなどが集中する商業施設なので、ケバケバしい電飾で彩られている。

  • 50年前に起きた月の位相差空間ゲート事故以来、地球には常に月の破片が降り注ぎ、無数のクレーターが地表に穿たれている。

  • スパイクの故郷、火星。早くから惑星改造が進み、クレーターや峡谷を利用して建設されたドーム都市に、多くの人々が住んでいる。