カウボーイビバップ 天国の扉

©サンライズ・ボンズ・バンダイビジュアル

作品名

カウボーイビバップ 天国の扉

作品名
(ひらがな)
かうぼーいびばっぷ てんごくのとびら
Title
(英語表記)
COWBOY BEBOP
公開日2001年9月1日
話数全1話
主題歌OP 「Ask DNA」  歌・演奏/シートベルツ
ED 「Gotta knock a little harder」 歌/山根麻衣
音楽配信リンク 「COWBOY BEBOP Knockin' on heaven's door」Original Soundtrack FUTURE BLUES
  • キャスト

    スパイク/山寺宏一
    ジェット/石塚運昇
    フェイ/林原めぐみ
    エド/多田 葵
    ヴィンセント/磯部 勉
    エレクトラ/小林 愛

  • スタッフ

    エグゼクティブプロデューサー/吉井孝幸、角田良平
    原作/矢立 肇
    脚本/信本敬子
    キャラクターデザイン・作画監督/川元利浩
    メカニカルデザイン/山根公利
    セットデザイン/竹内志保
    美術監督/森川 篤
    色彩設計/中山しほ子
    作画監督/後藤雅巳(メカニカル)、中村 豊(アクション)
    撮影監督/大神洋一
    編集/掛須秀一
    音響監督/小林克良
    音楽プロデューサー/佐々木史朗、太田敏明
    音楽/菅野よう子
    監督/渡辺信一郎
    演出/武井良幸
    プロデューサー/植田益朗(サンライズ)
            南 雅彦(ボンズ)
            高梨 実(バンダイビジュアル)
    アニメーション制作/ボンズ

ストーリー&解説

火星を舞台に、賞金稼ぎたちが巨大なテロ計画に挑む

【ストーリー】
火星のアルバシティでバイオテロと思われる事件が発生。火星政府は犯人に3億ウーロンという破格の賞金を賭けた。事件の現場に偶然居合わせたフェイが撮影した映像を手がかりに、犯人を突き止めようとするスパイクたちだったが、そこに映っていたのは、過去の戦争で死んだはずの男だった。

【解説】
1998年に放送されたTVアニメ『カウボーイビバップ』の劇場版。TV版の第22話と第23話の間にあたる時期に、ビバップ号のクルーたちが火星で遭遇した事件を描く。ビバップ号の面々に加え、『BIG SHOT』のパンチとジュディや三人組のジイさんなど、おなじみの脇役たちも随所に顔を見せている。

キャラクター

過去の記憶を失い、すべての現実を夢のようにしか感じられなくなった男ヴィンセント。「醒めない夢を見ている」スパイクにとって、彼の苦悩は他人事ではなかった。

  • スパイク・スピーゲル

    スパイク・スピーゲル

    凄腕の賞金稼ぎ。愛用の銃はジェリコ941。ジークンドーの使い手でもある。ヴィンセントに自分と同類の匂いを感じ、戦いを挑む。

  • ジェット・ブラック

    ジェット・ブラック

    ビバップ号の持ち主であり、スパイクの相棒。ビバップ号のクルーの中では一番の常識人で、他の面々に振り回されている。

  • フェイ・ヴァレンタイン

    フェイ・ヴァレンタイン

    莫大な借金を抱える女ギャンブラー。賞金首を追跡中にテロ事件の現場に遭遇、ヴィンセントを追いはじめるが、逆に捕らわれの身に。

  • エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世

    エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世

    その能天気な言動に似合わず凄腕のハッカーであり、ヴィンセントの正体を突き止めるのにも重要な役割を果たす。

  • アイン

    アイン

    ビバップ号で飼われている犬。一見ただのウェルシュ・コーギーだが、人間並みの知能を持っている。

  • ヴィンセント・ボラージュ

    ヴィンセント・ボラージュ

    テロ事件の首謀者で3億ウーロンの賞金首。火星軍の特殊部隊に所属していた際にナノマシン兵器の実験体にされ、記憶を失っている。

  • エレクトラ・オヴィロゥ

    エレクトラ・オヴィロゥ

    ヴィンセントの特殊部隊での同僚。彼の暴走を止めようとその行方を追う。スパイクと互角に渡りあうマーシャルアーツの使い手。

シーン

ヴィンセントから過去を奪ったナノマシン兵器。彼はそれを使い、アルバシティに破滅をもたらそうとしていた。それが、夢のような世界から抜け出す唯一の方法だと信じて。

  • アルバシティの路上でタンクローリーが突如爆発。タンクに積まれていた正体不明の物質により、死傷者500人を超える大惨事となる。それがヴィンセントのテロ計画の序章だった。

  • モロッカン・ストリートを訪れたスパイクは、ラシードという奇妙な男に出会う。

  • チェリオス・メディカル社に潜入したスパイクは、エレクトラに正体を見破られる。

  • ヴィンセントはスパイクに追いつめられるが、激闘の末、彼に重傷を負わせ逃げ去る。

  • 事件から手を引くようスパイクを諭すジェット。しかしスパイクはさらに調査を続ける。

  • 別行動でヴィンセントに迫ったフェイは逆に捕らわれるが、なぜか彼はフェイを殺さない。

  • ハロウィンで賑わうアルバシティ。その裏でヴィンセントの計画は最終段階を迎える。

「この世界は、蝶たちが俺に見せている夢なんじゃないのか?」
(ヴィンセント・ボラージュ)

  • 「天と地を結ぶ橋で待つ」ヴィンセントはフェイにそう言い残して去った。スパイクはヴィンセントとの決着をつけるため、街の中心にそびえる巨大な塔、アルバタワーへと独りで向かう。

WORLD

舞台となる火星都市アルバシティは、さまざまな民族と文化が混在する街。この街の風景を創造するため、製作にあたってメインスタッフによるモロッコロケが行われ、その無国籍な町並みが参考とされた。

  • アルバシティは火星のクレーターの中に築かれた都市。クレーターの中には、惑星改造によって作り出された海が広がっている。

  • ニューヨーク風の街並み。地球のさまざまな地域から移住してきた人々によって作られた街のため、地区により風景は大きく異なる。

  • モロッカン・ストリート。骨董品屋などが軒を並べ、迷路のように入り組んだバザール風の通り。スパイクはここで謎の男と出会う。

  • スパイクの昔なじみである占い師、ラフィング・ブルの住まい。ティピーと呼ばれるネイティブ・アメリカン様式のテントである。