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作品名 | GEAR戦士電童 |
作品名 (ひらがな) | ぎあふぁいたー でんどう |
Title (英語表記) | GEAR FIGHTER DENDOH |
放送開始 | 2000年10月4日 |
放送終了 | 2001年6月27日 |
話数 | 全38話 |
スタジオ | 第10スタジオ |
主題歌 |
OP 「W-Infinity」 歌/三重野 瞳 with 影山ヒロノブ(第1 ~ 37話) ED 「COUNT DOWN」 歌/ Little Voice(第1 ~ 19話、第22 ~ 38話) 「Brand New Mermaid」 歌/ C-DRIVE(第20、21話) |
音楽配信リンク | 「GEAR戦士 電童」オープニングテーマ W - Infinity GEAR戦士 電童 BEST DRIVE ~SONG COLLECTION GEAR戦士 電童 オリジナルサウンドトラック Vol.1 GEAR戦士 電童 オリジナルサウンドトラック Vol.2 |
関連リンク | http://www.dendoh.net/ |
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キャスト
出雲銀河/松岡洋子
草薙北斗/進藤尚美
エリス・ウィラメット/鶴野恭子
ベガ(草薙織絵)/三石琴乃
出雲みどり/加藤優子
渋谷長官/西村知道
吉良国進/野島健児
浅野愛子/芳野美樹
アルテア/中田和宏 -
スタッフ
企画/サンライズ
原作/矢立 肇
シリーズ構成/両澤千晶
キャラクターデザイン・総作画監督・機獣デザイン/久行宏和
メインメカニカルデザイン/阿久津潤一(ビークラフト)
メカニカルデザインワークス/今石 進、大輪 充、戸部隆一
美術監督/池田繁美
色彩設計/黒柳朋子
総メカ作画監督/重田 智
撮影監督/桶田一展
編集/鶴渕友彰(第1 ~ 27話)
野尻由紀子(第28 ~ 38話)
音響監督/藤野貞義
音楽プロデューサー/野崎圭一
音楽/佐橋俊彦、浅見昴生(第20 話)
総監督/福田己津央
プロデューサー/五島尚武(テレビ東京)
高城一典
古里尚丈
21世紀型のロボットアニメを模索
【ストーリー】
銀河征服を企む機械帝国ガルファは、月に前線基地の螺旋城を置き地球征服作戦を開始。人類抹殺のため、配下のガルファ機獣を送りこみ地球に攻撃を仕掛ける。星見小学校に転校して来た草薙北斗と、隣家に住む出雲銀河は、ガルファ機獣の攻撃に巻きこまれてしまう。その時、突如現れたロボット「電童」に、二人はパイロットとして迎えられる。北斗と銀河は電童に乗りこみ、ガルファ機獣の撃破に成功。この電童こそが、ガルファ帝国に対抗するために作られた秘密機関GEARのギア戦士だった。ガルファ帝国の魔の手から地球を守るため、北斗と銀河は電童のパイロットとして戦うことになる。
【解説】
小学生同士の友情と、ロボットのアクションを主題においたオリジナルアニメ。小学生をターゲットにした作品で、明朗快活な銀河と、内向的な北斗という正反対の二人が、衝突を繰り返しながらも難局を突破していくという解りやすい展開を維持しながら、波瀾万丈なドラマを盛りこむことで、子供たちから強い支持を得た。さらに精密な作画によるロボット同士の戦闘シーンが評価され、幅広い層からも支持された。また、メカやエフェクトに一部3DCGを使用しており、新たな表現に挑戦した作品でもある。
GEARは、Guard Earth and Advanced Reconnaissance(地球防衛および高度偵察)の頭文字を取り、北斗の祖父西園寺が作った秘密機関。ガルファから地球を守る。
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出雲銀河
電童のパイロット。小さい頃から武術で鍛えたカンと格闘センスで操縦。悩むより、身体でぶつかって解決する方が得意。
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草薙北斗
電童のパイロット。常に冷静で広い範囲の視野を保とうとしている。本人も知らないが、実はアルクトス王家の血を引いている。
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ベガ
GEARの前線指揮官。17年前、地球に警告をもたらしたアルクトスの王女。実は自宅で喫茶店を経営する北斗の母、織絵。
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エリス・ウィラメット
データウェポン研究のため、米国からやって来た天才少女。戦いの中、銀河や北斗と少しずつ信頼の絆で結びついてゆく。
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電童
銀河と北斗が操縦する二人乗りのギア戦士。両手足にタービンと呼ばれる回転機構を持つ。データウェポンを装着して武装強化する。
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セルファイター(下)
電童の動力源ハイパーデンドーデンチ専用の武装輸送機。電童の電池を戦場で交換し活動時間を延長する。
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騎士凰牙
アルテアが乗るギア戦士。アルクトス王家に受け継がれていたギア戦士だったが、ガルファ皇帝の反乱時に、アルテアとともに消息不明となっていた。
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レオサークル
銀河と契約した、ライオン型のデータウェポン。契約条件は「勇気」。ユニコーンドリルと合体し超獣王 輝刃(キバ)となる。
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ユニコーン・ドリル
一角獣型のデータウェポンで、北斗と契約。契約条件は「信頼」。北斗の心が不信に埋め尽くされると、契約が解除されてしまう。
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バイパーウイップ
バイパーウイップ蛇のデータウェポン。繊細で要領がよく、心の底では何を考えてるかわからないデータウェポンで一番の策士である。絶対の「自信」を持つアルテアにセーブされた。
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ブルホーン
ブルホーンバッファローのデータウェポン。パワーはデータウェポン随一で、一度暴れ出すと他のデータウェポンには押さえられない。「知恵」の心を持つアルテアによってセーブされた。
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ドラゴンフレア
ブルホーンドラゴンのデータウェポン。冷静で気むずかしい博学家で、ひとりでいるのが好き。「慈愛」の心を持つ北斗にセーブされ、セーブ後は他のデータウェポンと一緒にいることが多くなった。
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ガトリングボア
ブルホーンイノシシのデータウェポン。データウェポンたちのまとめ役であるが、直情的でおっちょこちょい。「創造」の心を持つ銀河にセーブされた。
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超獣王 輝刃
フェニックスの力によって蘇った、「レオサークル」と「ユニコーンドリル」が合体して誕生したデータウェポン。データウェポンの王と呼ばれ、エイリアス体にはならないが全身を変形させ、キバストライカー、キバブレイカー、キバスピナーの3つの武器形態に変形が可能。それぞれの形態でファイナルアタックを撃つことができる。
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アルテア
凰牙のパイロット。その正体はベガの兄にしてアルクトス星の王子。洗脳されて、ガルファの手先にされた。
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スバル
ガルファ皇太子。実は、アルテアのスペアとしてガルファ皇帝が確保していた凰牙の操縦者候補。さらわれたアルクトス人の子供だった。
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ゼロ
スバルの養育係。正体はガルファ皇帝のもう一つの本体で、どちらかが無事ならば完全再生が可能。
ある夜、はるかなアルクトス星から地球に何かが飛来。その後6つの光が飛び去った。そのことに気づいたのは、現場のすぐ近くにいた日本政財界の影の重鎮、西園寺実ただ一人。地球は平和なまま、17年の歳月が流れていった。
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17年前に不時着した蒼い髪の少女ベガ。彼女のもたらした情報は、人類を襲う災厄の予言。ベガの言葉を信じた西園寺はGEARを創設した。
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引っ越して来たばかりの北斗は、偶然、隣に住む少年、銀河と出会う。二人は襲ってきたガルファ機獣から一緒に退避する。
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二人の前に現れた青いギア戦士電童。銀河と北斗は電童に乗りこみ、ベガの指示でガルファ機獣と戦うことになる。
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ギアコマンダーは、電童に技をインプットする機械。コクピット内で、銀河は青いコマンダーを、北斗は黒いコマンダーを手にした。
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螺旋城は、人間社会に隠れたデータウェポンを追うため、三機将の分身を人間社会に派遣。彼らは人間に化け、探索を開始する。
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電童のパイロットになった銀河たち。だが、突然現れた電童そっくりの黒いロボット騎士凰牙に電童ごと月に連れ去られる。しかし、ベガは電童のメンテナンスハッチに潜み螺旋城に潜入。
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螺旋城で捕虜となった銀河と北斗は、巨大なガルファたちの城の中を逃亡。二人はベガと合流し、地球に帰るための策を講じる。
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電童をパワーアップするデータウェポン、ユニコーンドリルが北斗と契約。電童の攻撃でガルファの追っ手を撃破し、月から脱出した。
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味方兵士すら餌として喰う凶悪な機獣ラゴウ。ガルファ皇帝はラゴウを送りこみ銀河たちのデータウェポンを狙う。
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ラゴウの牙は、データウェポンに感染するウィルスを含んでいた。戦闘したレオサークルとユニコーンドリルは消滅の危機を迎える。
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不思議な力が働いて、GEARが開発していた二つの兵器と引き換えにレオとユニコーンは月で甦り、合体して輝刃となった。
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再びレオサークルとユニコーンドリルを取り戻した電童。2体との結びつきの深さを再確認し、凱歌を上げる。
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パワーアップしたアルテアの操る凰牙が銀河たちを苦しめる。何とか凌いだものの、ベガを連れ去られてしまった。
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洗脳が解けたアルテアに駆け寄るベガ。この後電童に銀河が、凰牙に北斗が乗ることで、2機のGEAR戦士を運用することになる。
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洗脳が解けたアルテアに代わり、養育係ゼロと共に地球に送りこまれたスバル。白いギアコマンダーで、騎士凰牙を強奪する。
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輝刃ドライブ・ファイナルアタックは、レオサークルとユニコーンドリルが合体した超獣王輝刃をハンドウェポンとして使う必殺技。
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ゼロの罠にはまり、敵に取りこまれた北斗。だが、銀河との絆を思い出して正気を取り戻した。新たに敢闘を誓い合う二人。
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ゼロは、スバルを使い捨ててでも電童とパイロットを潰そうとした。しかし、北斗の必死の呼びかけにスバルが応じ、危機を回避する。
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ついにガルファ皇帝は、ガルファ本星を太陽系木星付近に運んだ。最終決戦に赴いたGEARの前に、皇帝の分身ゼロが立ちはだかる。
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顕現した7体目のデータウェポン、フェニックスエール。データウェポンが7体合体し、対ガルファ皇帝用最終兵器「アカツキの大太刀」となった。
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ラストシーンで、中学生になった3人。平和が戻り、戦いの日々に別れを告げた戦士たちは、普通の生活に戻っていった。
舞台は近未来だが、見た目は現代日本と変わりがない。しかし、ガルファ機獣の被害地復旧にユニット住宅を運んでくる大型ヘリなど、未来技術の存在をさりげなく表現していた。
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銀河、北斗、エリスが通う星見小学校。丘の上に立ち、星見町を一望できる。銀河たちの日常風景の中でよく出てきた場所。
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左側の赤い屋根が出雲家。右側角地が喫茶店を併設する草薙家。この星見町で銀河と北斗が友情を育んだ。
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宇宙船メテオのコンピュータ。メテオはベガを17年前にアルクトスから脱出させた船。ラストでは、この宇宙船でガルファ本星へ進撃する。
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宇宙船メテオのブリッジ。GEAR本部はこの機構を模していたので、本部要員はそのままメテオを操作できた。
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螺旋城。ガルファの巨大な基地だが、それ自体が一つの機械知性体で、侵略軍司令官でもある。ガルファはこれと同型のものを銀河中に放っている。