機甲界ガリアン　PartIII　鉄の紋章

ビデオ用オリジナル設定で描かれたもう一つのガリアンワールド

【ストーリー】
惑星アーストの地底に眠る機甲兵軍団を発掘したマーダルは、その力を背景に惑星統一を成し遂げようとしていた。しかし無敵のマーダル軍を大混乱が襲う。邪神兵と呼ばれ隔離されていた機甲兵に幻影を見せられ、その力に魅了された第一王子ハイ・シャルタットがマーダル王を殺害、邪神兵を起動させてしまう。父親の死と兄の凶行を目撃した第二王子ジョルディと義妹チュルルが邪神兵に吹き飛ばされるが、一条の光に二人は包まれ救われる。それこそ伝説の鉄巨神の復活の印だった。邪神兵とジョルディを乗せた鉄巨神との戦いが始まる。

【解説】
ファンタジー的世界とロボットアニメの融合に成功したTVシリーズを受けて、設定やキャラクターなどを変更され新たな作品として製作された完全新作OVA。壮大な叙事詩のような物語に加え、メカによる戦闘シーンの重量感ある演出、人間ドラマの複雑さなど見応えある作品となった。

TVシリーズとの最大の変化は、マーダルのキャラが大きく変わり、TVシリーズでのアズベスに近い容貌となった。ジョルディも青年としてキャラ造形され、鉄巨神(ガリアン)のデザインも一新された。

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  ジョルディ

  マーダル王の第二王子。ただ王とは血のつながりはなく養子である。戦いにおける能力は高いが、残忍さを嫌う温厚な性格である。

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  マーダル

  アースト統一を狙う覇王。容赦のない戦い方の一方で、ハイ・シャルタットやジョルディたち孤児を養子として迎える優しい面も持つ。

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  ハイ・シャルタット

  マーダルの養子で長兄。父親を尊敬し弟妹には優しかったが、戦いを好み、そこを邪神兵につけこまれ利用されてしまう。

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  チュルル

  マーダルの養子でジョルディの義妹。兄としてだけでなく、異性としてジョルディを慕っているが、その想いはまだ内に秘めている。

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  鉄巨神

  蘇った機甲兵を滅ぼし、機甲兵を大地に返す存在と伝説に語りつがれる。邪神兵の復活を関知しジョルディの元に出現した。

戦乱が続く惑星アーストを統一するため戦い続けるマーダル。機甲兵を蘇らせてしまった自分は、いずれ何者かに倒されることを悟る。その予感は的中。ただし、その相手とは、皮肉にも息子のハイ・シャルタットだった……。

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  機甲兵を蘇らせ、アースト統一をめざすマーダル。だが、己の破滅を予感していた。

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  性格はまるで対極の第一王子ハイ・シャルタットと第二王子ジョルディ。

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  封印されていたはずの邪神兵だが、密かに人々を迷わす幻影を送っていた。

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  浮かび上がった幻影。それはハイ・シャルタットのマーダル王殺害場面だった。

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  反マーダル勢力の鳥一族の女ヒルムカ。ジョルディに命を救われたことがある。

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  心の不安から邪神兵の力に魅了されていくハイ・シャルタットは、父王を殺害する。

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  ジョルディが搭乗した鉄巨神とハイ・シャルタットを乗せた邪神兵の激突。力と力が正面からぶつかりあい、大地さえ揺り動かす。機甲兵の頂点に立つ二体の戦いは続く。

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  伝説の通り、鉄巨神によって邪神兵は打ち倒され、機甲兵ともども封印されていく。

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  鉄巨神により邪神兵は倒され、荒ぶる魂たちは大地に封印された。残されたジョルディとチュルルの前には光輝く世界が広がる。

レーザー光線やミサイルなど武器的派手さを求められるTVアニメのロボットものとは一線を画し、巨大な鎧同士の肉弾戦が新鮮だった。アーストもTVシリーズよりも未開で野蛮な世界として描かれている。

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  マーダル王の本拠地の城。石造りながら、かなり巨大な建造物であることが分かる。

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  崖に作られた鳥一族の本城。横穴式の居住区の窓、張りや吊り橋などから迎撃を行う。

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  マーダルの乗機を中心に、人馬兵の軍団が進む。マーダル軍の主力部隊である。

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  乗用家畜ロロップル。TVシリーズに比べ、くちばしに色が付き、とさかも生えた。