©高千穂&スタジオぬえ・サンライズ
作品名 | クラッシャージョウ |
作品名 (ひらがな) | くらっしゃーじょう |
Title (英語表記) | CRUSHER JOE |
公開 | 1983年3月12日 |
スタジオ | 第4スタジオ |
主題歌 | ED 「飛翔〈NEVER END〉」 歌/西松一博 by ARAGON IS 「BLOODBATH HIGHWAY」 歌/西松一博 by ARAGON |
音楽配信リンク | クラッシャージョウ 音楽篇 オリジナル・サウンドトラック 交響組曲 クラッシャージョウ |
関連リンク | http://www.crusher-joe.net/ |
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キャスト
ジョウ/竹村 拓
アルフィン/佐々木るん
タロス/小林清志
リッキー/小原乃梨子
コワルスキー/納谷悟朗
バード/小林 修
ダン/久米 明
マチュア/武藤礼子
マーフィ/大塚周夫 -
スタッフ
企画製作/日本サンライズ
製作/岸本吉功、伊藤昌典
企画/山浦栄二
原作/高千穂 遙
脚本/高千穂 遙、安彦良和
キャラクターデザイン/安彦良和
メカニカルデザイン/河森正治
美術デザイン/佐藤道明
美術監督/中村光毅
作画監督、絵コンテ/安彦良和
撮影監督/三沢勝治
編集/井上編集室、井上和夫、布施由美子
音響監督/藤野貞義、千葉耕市
音楽/前田憲男
監督/安彦良和
プロデューサー/吉井孝幸
安彦良和「初監督」による本格SFアドベンチャー
【ストーリー】
宇宙の何でも屋「クラッシャー」であるジョウは、名門スコーラン家の当主を治療のため極秘裏に移送する依頼を受ける。だが、ミッション中のワープ事故で、ジョウたちは漂流。そして冷凍睡眠中の依頼主ともども、積荷は姿を消した。罠にかかった彼らは、6ヶ月の資格停止を食らう。事件の真相を求め、ジョウたちはマーフィーパイレーツの潜む新興宇宙国家ラゴールへと向かうのだった。
【解説】
『機動戦士ガンダム』三部作、『伝説巨神イデオン』に続いて制作されたサンライズ初のオリジナル劇場用作品。小説版原作の高千穂遙がオリジナル脚本を担当し、安彦良和が監督、共同脚本、キャラクターデザイン、作画監督と八面六臂に大活躍した作品でもある。様々なクリエイターがデザイン協力をした当時でも珍しい試みをしていた。
原作小説では挿絵を担当した安彦良和が、自らデザインを担当。
ジョウたちレギュラーをはじめ、敵マーフィーパイレーツなどのゲスト陣も、魅力あるキャラクターに仕上がっている。
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ジョウ
クラッシャー評議会議長を父に持つ、若きチームリーダー。行動力と熱血ぶりが持ち味。
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アルフィン
元惑星ピザンの王女。ジョウを慕ってチーム入りする。宇宙船ミネルバでは航法士を担当。
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タロス
ジョウのお目付役で操縦担当。全身の80パーセントをサイボーグ化し、怪力無双である。
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リッキー
チーム最年少で15歳。機関士担当で、敏捷さがウリ。タロスとは良きケンカ仲間である。
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ドンゴ
チームのマスコットでもあるスーパーロボット。チームの船外活動時には留守を守る。
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ミネルバ
ジョウたちの乗りこむ万能宇宙船。大気圏内飛行能力を持ち惑星離着陸が可能。
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ビッグ・マーフィー
海賊組織マーフィーパイレーツのボス。実は裏で大統領のマルドーラと取引きしている。
敵要塞潜入をはじめとするバトルアクション、カーアクション、ファイター同士の空中戦、さらに宇宙空間での艦隊戦と、めまぐるしく変化するシーンが圧巻である。
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陽動作戦により、敵要塞の奥へと潜入に成功したジョウとアルフィン。だがそれはマーフィーの右腕キリーが仕組んだ罠だった。
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漂流する宇宙船ミネルバの前に突如、連合宇宙軍の重巡洋艦コルドバが臨検のため到着。事情もわからぬまま、ジョウたちは拘束される。
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クラッシャー評議会から6 ヶ月の資格停止処分を食らい、荒れるジョウたちはディスコで大暴れ。
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スコーラン家の当主という触れこみで、極秘移送を依頼された女性。実はマチュアという、新型ワープ機関の鍵を握る技術者だった。
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マーフィーと手下たち。中央が力自慢のロキ、右は「マーフィーの右腕」キリー。二人はマーフィーに絶対的忠誠を誓っているが……。
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捕らえられていた牢獄から脱出。いざとなれば、タロスの左手に仕込んだマシンガンが文字通り「奥の手」となって、血路を切りひらく。
本編の主舞台は宇宙国家ラゴール。惑星ノルンをめぐる第2 衛星ミナウスにあるが、首都パブロポリスの他は、いまだ未開発だ。殊にマーフィーパイレーツの本拠地ベゴニアス島周辺は、原生生物がうごめく人外魔境と化している。
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画面右上に見えるのが惑星ノルンと、それを周回する衛星ミナウス。ミナウスだけが居住可能で、首都パブロポリスもここにある。
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新興国家ラゴールの首都パブロポリス。繁栄しているように見えるものの、一歩裏へ回ればそこは犯罪者がのさばる退廃の魔都だ。
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敵本拠地である火山島ベゴニアスのジャングルには、凶暴な食肉植物が自生している。あやうくアルフィンも餌食になるところだった。
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ミナウス上空に浮かぶ軌道衛星X483。ここでラゴールへの入国審査が行われるが、審査自体は文字通りの「ザル」である。