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作品名 | 新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO |
作品名 (ひらがな) | ふゅーちゃーぐらんぷり さいばーふぉーみゅらぜろ |
Title (英語表記) | FUTURE GPX CYBER FORMULA ZERO |
第1巻発売 | 1994年4月1日 |
最終巻発売 | 1995年2月1日 |
話数 | 全8話 |
スタジオ | 第7スタジオ |
主題歌 | OP 「WIND IS HIGH」 歌/ 木下ゆみ ED 「Get Up!」 歌/ 木下ゆみ(第1 ~ 7話) 「BRAND NEW DREAM」 歌/ 木下ゆみ(第8話) |
関連リンク | http://www.cyber-formula.net/zero/index.html |
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キャスト
風見ハヤト/金丸淳一
菅生あすか/三石琴乃
城之内みき/安達 忍
角 良平/松田辰也
牧 伸介/竹村 拓
アスラーダ/小野健一
車田鉄一郎/飯塚昭三
菅生 修/速水 奨
クレア/冬馬由美
ブリード加賀(加賀城太郎)/関 俊彦
アンリ/結城比呂
新条直輝/緑川 光
葵今日子/天野由梨
ランドル/松岡洋子
グレイスン/清川元夢
グーデリアン/島田 敏
ハイネル/置鮎龍太郎
ブーツホルツ/龍田直樹
チェッカー杉本/塩屋浩三 -
スタッフ
企画/サンライズ
原作/矢立 肇
キャラクター原案/いのまたむつみ
ストーリー原案/福田己津央
キャラクターデザイン/吉松孝博(スタジオライブ)
マシンデザイン/河森正治(スタジオぬえ)
美術監督/池田繁美(アトリエ・ムサ)
色彩設計/歌川律子
総作画監督/吉松孝博(スタジオライブ)
撮影監督/桶田一展(旭プロダクション)
編集/ YAスタッフ、布施由美子、野尻由紀子
音響監督/藤野貞義(クルーズ)
音楽プロデューサー/筧 行夫
音楽/大谷 幸
総監督/福田己津央
プロデューサー/伊藤梅男(バップ) 田村 学(バップ)
吉井孝幸(サンライズ)
池田陽一(サンライズ)
濃密な心理描写で新境地に挑む近未来レーシングOVA第2弾
【ストーリー】
第12回サイバーフォーミュラGPXが開幕した。しかし、前回優勝者の風見ハヤトは、第5戦で大事故を起こし重傷を負ってしまう。レーサーを引退して普通の生活を送ろうとするが、事故のトラウマに悩まされつづけるハヤト。この悪夢を克服するため、彼は勝負の世界に戻り、一流のドライバーだけが到達できる「ZEROの領域」に挑んでいくのだった。
【解説】
シリーズのOVA第2弾。主人公のハヤトが挫折から立ち直ってゆく物語を描く。レース中に"超えてはいけない知覚の現域"「ZEROの領域」の設定により、奥深い心理ドラマの演出に挑んだ。
長年スゴウ・アスラーダの監督を務めてきた車田が退任して、菅生 修が新監督に就任。ハヤトが事故で戦線離脱したあとは、移籍してきたアンリがチームのファーストドライバーとして活躍した。
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風見ハヤト
2期連続の世界チャンピオン。「ZEROの領域」を垣間見たことで、大事故を起こしてしまう。
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スーパーアスラーダAKF-11
ハヤトの愛機スーパーアスラーダの改修版で、スゴウの主力マシンとして長期にわたり活躍。
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菅生あすか
スゴウのピットクルー。ハヤトがレースを続けることに反対をするが、後に彼を支えることを決めた。
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菅生修
あすかの兄であり、かつてナイト・シューマッハとして未熟なハヤトを導いた元ドライバー。スゴウの新監督としてチームを率いる。
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アンリ・クレイトー
スゴウに移籍してきた16歳の新鋭ドライバー。自分より先に最年少優勝の偉業を成したハヤトに嫉妬心を持ち、彼を貶めようと画策する。
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ブリード加賀
アオイに再び加入し、新条のチームメイトになった。過去に体験した「ZEROの領域」の危うさをハヤトに伝えようとする。
ハヤトは第12 回大会こそ事故でふいにしたが、第13回大会の途中からカムバックし驚異的な巻き返しで上位に食いこんだ。ドライバーの信念を貫く姿勢を見せることで反抗的なアンリを改心させ、チームを総合優勝へと導いた。
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ランドルを巻きこんでクラッシュし、生死の境をさまよったハヤト。今期の参戦は絶望的になり、長いリハビリの日々が続いた。
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ハヤトは毎夜、事故の夢に苦しめられた。それは限界を越えたドライバーだけが感じる「ZEROの領域」の恐怖だった。
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ハヤトはレースの世界から身を引くことにし、あすかに婚約を申し込み普通の生活を送ろうとした。彼女もハヤトの決断を喜んだ。
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日が過ぎるにつれレースへの想いが強くなってきたハヤトは、修復されたスーパーアスラーダを見てカムバックを決意する。
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ハヤトを孤立させるために、ドライバーたちに彼の悪口を吹きこむアンリ。皆は彼の演技に騙されハヤトに不信感を持つことになった。
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長期にわたる低迷で解雇を予告され、悪態をつく新条。チームメイトの加賀に殴られて目を覚まし、背水の陣でレースに挑む。
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ついに迎えた最終戦。トップグループを走るハヤトと加賀は、精神を激しく消耗する「ZEROの領域」に踏みこんでデッドヒートを繰りひろげる。激闘の末、「ZEROの領域」を制したハヤトは、ついに加賀を乗り越えるのだった。
作品を通してのテーマとなった「ZEROの領域」とは、知覚の限界を超えたときに体験できる世界。そこでは相手の心理を読み取れるが、その代償として精神を激しく消耗してしまう。
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過去に「ZEROの領域」で走った者は、その恐怖から二度と体験したくないと感じる。大胆不敵な加賀ですら後悔し「ZEROの先には何もない」と言い放った。
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「ZEROの領域」での走行中には周囲にいる人物の感情が流れこんでくる。そのときは強い恐怖心を感じることもあり、思わず叫んでしまうドライバーもいる。
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「ZEROの領域」を知るドライバーは、ハヤト、加賀、新条の3人。新条は解雇がかかった絶体絶命のレースの最中で、「ZEROの領域」に目覚め勝利した。