魔動王グランゾート　最後のマジカル大戦

月世界の奪還を描いた『グランゾート』OVA第1弾

【ストーリー】
月と地球が自由に行き来できるようになっている西暦2101年。月に突然現れた新たな邪動族によって、月の聖地ルナが奪われてしまった。魔動王(マドーキング)スーパーグランゾートで邪動族に挑む大地たちだったが、圧倒的な力の差に苦戦を強いられてしまう。その危機を救ったのが、滅んだはずの高耳族の少女フィエナだった。彼女の助けを借りて月に眠るアルテミナパワーを手に入れた大地は、新たに誕生した魔動王ハイパーグランゾートを操り再び邪動族と対峙する。

【解説】
人気TVシリーズのOVA第1作。月世界の住人である邪動族、高耳族、耳長族が元々は同じ一族であったなど、TV版をさらに広げる新たな世界観設定も盛りこまれた。また、主役メカのスーパーグランゾートも、主人公の大地とOVA版ヒロインのフィエナの魔動力でハイパーグランゾートにパワーアップしている。

強大な力を持つ高耳族と邪動族は、耳長族への憎しみを抱きつづけていた。高耳族は自らの力に慢心していたことに気づき改心するが、邪動族は自分たちの間違いを直そうとはせずに耳長族を滅ぼそうとする。高耳族は大地たちや耳長族と協力して邪動族を封印した。

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  遙 大地

  炎と大地を司る魔動戦士の少年。ラビとガスに再会するために夏休みを利用して月面を訪れた。

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  スーパーグランゾート

  高耳族が耳長族へ復讐するために作り上げていた魔動王。大地が搭乗する。

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  フィエナ

  高耳族の少女。強い魔動力を持つため、悪用しようとした邪動族に精神を乗っとられそうになるが、大地によって助けられる。

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  グルンワルド（中央）、ゼラガー（左）、バラドー（右）

  邪動帝国の王子グルンワルドは、配下の邪動士ゼラガー、バラドーとともに聖地ルナを襲うが、真の目的は全宇宙の支配であった。

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  グルンワルド（巨大鎧化）

  グルンワルドは鎧邪神に乗らずに、邪動力で自らを巨大化し、全身に金色の鎧をまとって戦う。

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  アルガ

  耳長族に強い憎しみを持ち、復讐する機会を狙っていた高耳族の長。マスクで素顔を常に隠している。

高耳族と邪動族は、偶然にも同時期に月の裏側の世界を支配しようとしていた。聖地ルナの平和を取り戻すために再び魔動戦士となった大地たちは、フィエナの助けを借りて手に入れた新しい魔動王ハイパーグランゾートで戦いを挑む。

「私を呼んだのはあなた？」（フィエナ）

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  フィエナは精神に語りかけてくるグルンワルドの声に意識を乗っ取られそうになるが、大地の呼びかけで自分を取り戻した。

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  アルテミナパワーを得て復活したハイパーグランゾートにとっては、邪動族のゼラガーやバラドーはもはや敵ではなかった。

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  グルンワルドの攻撃に防戦を強いられていた大地だったが、一瞬の隙を見逃さずに神剣ハイパーエルディカイザーでグルンワルドを貫いた。だが敵の鎧は固く、勝負の決着はつかなかった。

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  ハイパーグランゾートの中に侵入できるほどの邪動力を持つグルンワルド。大地は魔動力で対抗するもののグルンワルドの力は強く、あえなく捕らえられ首を締めつけられてしまった。

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  大地は呼吸ができないために遠のいていく意識の中で、自分を励ます母や仲間たちの声を聞き、失いかけた闘志をよみがえらせた。

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  戦いが終わり、耳長族との共存を誓うフィエナ。大地は再会の約束の印として、ジェットボードのタイヤをプレゼントした。

この宇宙には邪悪な力が及ばないものがある

月の裏側にある聖地ルナの光の塔は、100万年をかけてアルテミナパワーと呼ばれるエネルギーを蓄えていた。全宇宙を支配できると言われる神秘のアルテミナパワーをめぐって、過去にも邪動族と高耳族との間で大きな争いが起きている。

膨大なエネルギーを持つ月の世界

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  聖地ルナの象徴である3体の光の魔動王。グルンワルドたちによって破壊されたが、すぐに耳長族と高耳族によって復興された。

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  月面世界の闇の塔と聖地ルナにある光の塔はツインピークスと呼ばれ、100万年に一度出現し、アルテミナパワーを誕生させる。

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  高耳族は険しい山の中に洞窟を掘り、集落を築いていた。中には居住地域のほかに、王の間や新しい魔動王を稼動させるための神殿も用意されている。