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作品名 | 無限のリヴァイアス |
作品名 (ひらがな) | むげんのリヴァイアス |
Title (英語表記) | Infinite ∞ Ryvius |
放送開始 | 1999年10月6日 |
放送終了 | 2000年3月29日 |
話数 | 全26話 |
スタジオ | 第9スタジオ |
主題歌 | OP 「dis-」 歌/有坂美香 ED 「夢を過ぎても」 歌/有坂美香 |
音楽配信リンク | 無限のリヴァイアス オリジナルサウンドトラック1 無限のリヴァイアス オリジナルサウンドトラック2 無限のリヴァイアス オリジナルサウンドトラック 3 M.I.D.Version |
関連リンク | http://www.sunrise-inc.co.jp/ryvius/ |
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キャスト
相葉昴治/白鳥 哲
相葉祐希/保志総一朗
蓬仙あおい/桑島法子
尾瀬イクミ/関 智一
和泉こずえ/丹下 桜
ネーヤ/佐久間レイ -
スタッフ
企画/サンライズ
企画プロデューサー/小林真一郎、杉田 敦
原案/矢立 肇
シリーズ構成/黒田洋介
キャラクターデザイン/平井久司
メカニカルデザイン/山根公利
美術監督/池田繁美
色彩設計/歌川律子、佐々木順子
撮影監督/白井久男
編集/森田編集室
音響監督/浦上靖夫
音楽プロデューサー/桜井裕子
音楽/服部克久、M.I.D
監督/谷口悟朗
プロデューサー/東不可止(テレビ東京)
高城一典(読売広告社)
古澤文邦(サンライズ)
少年たちの小さな「社会」が、宇宙を壊す?
【ストーリー】
舞台は未来。航宙士養成所がテロによって崩壊し、訓練中の生徒487名は宇宙戦艦リヴァイアス号に避難する。しかし同艦に隠された機密の保持のため、生徒たちは救助されることなく逆に軍隊の襲撃を受けることになってしまう。恋愛、権力、宗教、そして何より極限状態での「生」への渇望。少年少女たちだけでの逃避行の中で、艦内では複雑でいびつな人間関係が錯綜していく。
【解説】
本作は『十五少年漂流記』『蝿の王』など古典児童文学で度々扱われた「子供だけの社会」という題材に挑み、大きく話題を集めた。総勢487名の集団生活を描く群像劇は、10代の性や暴力といった人間の業をも積極的に描き、ファンの間で議論を呼んだ。
主要登場人物だけで20名を超える群像劇を支えるべく、個性ある登場人物たちが画面を彩る。優等生から不良、皆の憧れの美少女からオタク気味の少年まで、現実の学級のような多様なキャラクターが描かれた。
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相葉昴治
主人公の少年。頭脳・身体能力ともに凡庸で弟の祐希に劣るが、人当たりの良さが幸いして、権力闘争の続くリヴァイアス内で無難な位置を保持していく。
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相葉祐希
昴治の弟。頭脳・身体能力ともに兄の昴治を圧倒し、人当たりは悪いが兄とは対照的にその才能でヴァイタル・ガーダーのメイン操縦者として地位を築く。
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蓬仙あおい
昴治、祐希の幼なじみ。以前から祐希に想われているが、気持ちは昴治に傾いている。自身が原因で相葉兄弟が不仲であることには無自覚。
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尾瀬イクミ
昴治の相棒。高い能力と人望を持ち、物語後半、恋人の暴行事件を契機に艦内の支配権を実力で掌握する。
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黒のリヴァイアス
「ヴァイア艦」と呼ばれる宇宙生物を応用した新型軍艦。航宙士養成所に隠されていたがテロをきっかけに機動。避難した少年少女たちを乗せて漂流する。
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ネーヤ
リヴァイアス内に現れる正体不明の美少女。宇宙生物や他の「ヴァイア艦」に共鳴する物語のキーパーソン。
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ヴァイタル・ガーダー(アインヴァルト)
リヴァイアスに装備された遠隔操作型ロボット。操縦は複数の生徒がプログラムを分担して組みながら行う。圧倒的な戦闘力を持つ。
少年少女たちの自治によるリヴァイアスでの逃避行は、追っ手との戦闘と同等、あるいはそれ以上に内部の人間関係において様々なドラマを発生させた。本作の特徴はこれら生活のドラマ描写にある。
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遭難という異常事態が、険悪だった相葉兄弟の確執を決定的なものに導く。昴治は弟の祐希によって、ことあるごとに暴力を受ける。
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暴力、アジテーション、権謀術数。さまざまな要素が絡み合って、リヴァイアスの支配者は様変わりしてゆき、裏切りと陰謀が展開する。
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艦内秩序の乱れは、いじめ、暴力、窃盗、性犯罪、そしてカルト宗教の流行など実社会さながらに少年少女たちの心を蝕んでいく。
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思春期の男女ばかりの社会では恋愛が大きな位置を占め、切ない恋がドラマを盛り上げる一方で、恋愛関係のもつれによる犯罪も描かれた。
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権力闘争の末、リヴァイアスはイクミによって掌握され恐怖政治が敷かれる。しかし軍によって同艦は窮地に陥り、昴治は命がけで降伏を勧める。
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最終回、一度救出された子供たちは、政府の要請で再びリヴァイアスに集結し、新たなる出航を迎える。今度の航海には罠も戦いも存在しない―。
本作の舞台は、太陽系内の惑星・小惑星開発が進んだ未来である。軍に追われ、亡命先を求めて過酷な環境下を逃亡する少年少女たちを、大人たちの政治的な思惑が翻弄する。
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本作の描く宇宙は、太陽フレアの異常によって「ゲドゥルトの海」と呼ばれるプラズマ雲に覆われている。「海」には未知の新生命体が生息。
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パーティーや食事当番、部屋割りなど、逃避行中の少年少女たちの生活がリアルに描かれていることは本作の最大の特徴の一つ。
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リヴァイアスに隠された軍事機密をめぐる政府・軍上層部の一部勢力の思惑により、少年少女たちを乗せたまま同艦は葬られようとする。
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複数人がプログラムを組みながら操縦する秘密兵器(巨大ロボット)ヴァイタル・ガーダーによる戦闘シーンは、緻密な頭脳戦として描かれた。