鎧伝サムライトルーパー 輝煌帝伝説

最強の鎧、輝煌帝の謎を追ってＯＶＡシリーズ第２弾が登場

【ストーリー】
突如、新宿を襲った黒い輝煌帝によりタンザニアへ飛ばされた遼と征士は、白い輝煌帝と対をなす黒い輝煌帝の存在を知る。白い輝煌帝との戦いを求める黒い輝煌帝の鎧の意志に支配され、一同に襲いかかる装着者ムカラを必死で助けようとする恋人のナリア。光と影の鎧、因縁の戦いを描く。

【解説】
TVシリーズの設定とは構想を変え、守りの具現であった鎧を戦いを求める存在とし、「絶対なる善の現れ」だった輝煌帝の対となる黒い輝煌帝を存在させた異聞的作品。少年たちの戦いからの脱却と鎧への葛藤に主眼を置き、アフリカを舞台に異文化の鎧戦士が登場するという、新趣向を導入した。

普通の高校生として、それぞれの夏休みを楽しんでいた5人。その心の中には、あの阿羅醐（アラゴ）との戦いの日々で結ばれた友情や人々の平和を願う想いとはまた別の、一人の自立した若者としての価値観や生き方が芽生えはじめようとしている。

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  烈火のリョウ（真田遼）

  成長を遂げるその一方で、人の未来や仲間を信じ、絶望的な戦いに身を投じる姿には変わりはない。

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  光輪のセイジ（伊達征士）

  遼を助けようとしてともにタンザニアに飛ばされる。情の深さとクールさは時を経ても変わらない。

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  金剛のシュウ（秀 麗黄）

  友を思う心の強さが伸との間に感情のすれ違いを生む。だが、この資質こそが秀最大の魅力。

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  水滸のシン（毛利 伸）

  戦いへの嫌悪から参戦を拒否、鎧珠を捨てるという行為に出るが、その心根には消えざる想いが…。

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  天空のトウマ（羽柴当麻)

  知的なようで石頭。純の叱咤激励でやっとナスティに協力。翻訳機を駆使するなど、知将の面目躍如。

黒い輝煌帝の鎧に身を包んだタンザニアの少年ムカラ。その絶大な力の前に鎧戦士たちは無力だった。彼が求めるのは白い輝煌帝との戦い。戦いを求める鎧の意志に翻弄される若者たち。鎧が求める戦いの意味とは何なのか?!

黒い輝煌帝の鎧戦士ムカラが、遼たちに襲いかかる

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  家族との平穏な日々を取り戻した普通の小学生、自称「疾風の純」は今やみんなの弟だ。

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  ナスティはみんなの姉。別れて暮らす今も、一同の元気な様子に思わず笑みがこぼれる。

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  新宿を混乱に陥れた謎の戦士に、遼、征士の二人が立ち向かうが、その力は恐るべきもの。

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  褐色の肌の戦士ムカラは巨大ブーメランでビルを一撃で破壊、謎の言葉とともに鎧に武装。

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  ムカラが装着したのは、輝煌帝に瓜二つの黒い鎧。対抗できるのは輝煌帝しかないが……。

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  一同の思惑とは反対に戦いの日々に終止符を打たんとする伸は、水滸の鎧を湖底に葬る。

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  戦いから離脱する伸に憮然とする純。秀と当麻は純の純粋な想いに己の役割を認識する。

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  牢に監禁されていた遼と征士の脱出を手助けに現れた少女ナリアはムカラの婚約者だった。

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  ムカラが鎧に支配されていると知り、無抵抗な二人。鎧の意志が求めるのは輝煌帝の発動だ。

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  白と黒二体の輝煌帝の力は互角。ただ一つの違いは、心を持った白き鎧は正しき者の守護者。

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  鎧とは何か、戦いとは何か。黒い輝煌帝が引き起こした一つの惨劇を経て5人が見たもの、それは人の心が生み出す光と闇の姿にほかならない。

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  ナリアの命をかけたムカラへの想いは、ついにムカラの支配を解き、黒い鎧を浄化した。

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  本来の人間性を取り戻したムカラに、優しい笑みが戻る。ナリアの愛がムカラを守ったのだ。

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  純真な心によって、鎧は人々を守る存在へと戻った。一人の少女の愛の力が戦いを制した。