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作品名 | 鎧伝サムライトルーパー MESSAGE |
作品名 (ひらがな) | よろいでんさむらいとるーぱー めっせーじ |
Title (英語表記) | YOROIDEN SAMURAI TROOPER : Message |
第1巻発売 | 1991年3月21日 |
最終巻発売 | 1991年8月23日 |
話数 | 全5話 |
スタジオ | サムライスタジオ(第0スタジオ) |
主題歌 | ED 「つかまえていて」 歌/本間かおり |
音楽配信リンク | 鎧伝サムライトルーパー 「花」 鎧伝サムライトルーパー 「鳥」 鎧伝サムライトルーパー 「風」 鎧伝サムライトルーパー 「月」 |
関連リンク | http://samurai-trooper.net/04.html |
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キャスト
真田 遼/草尾 毅
羽柴当麻/竹村 拓
毛利 伸/佐々木 望
伊達征士/中村大樹
秀 麗黄/西村智博
すずなぎ/弥生みつき
カオス/若本規夫
ナスティ柳生/日下部かおり
山野 純/渡辺久美子 -
スタッフ
原作/矢立 肇
企画/サンライズ
キャラクターデザイン・作画監督/塩山紀生
鎧デザイン/岡本英郎
美術監督/宮前光春
色彩設定/西 香代子
撮影監督/桶田一展
編集/鶴渕友彰
音響監督/千葉耕市
音楽/戸塚 修
演出/関田 修
脚本・ストーリーボード・監督/池田 成
プロデューサー/小林真一郎(サンライズ)、風間康久(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
謎の少女すずなぎが紡ぐ鎧の宿命
サムライトルーパーOVAシリーズ第3弾
【ストーリー】
新宿副都心を覆い隠す暗雲、鳴り響く鈴の音、朗々と謳われる和歌。それは鎧に激しい憎悪を燃やす女性すずなぎの怨霊の仕業だった。彼女が操る幻影によって己の戦いへの信念を問われ、怨念が生み出した鎧に次々と取りこまれてゆく鎧戦士たち。だが、幼かったすずなぎの愛する者たちを無慈悲に惨殺した人々への怒りと哀しみが、全ての根源にあると悟った遼は、彼女の生み出した鎧を自ら装着。すずなぎの満たされぬ思いと仲間たちの迷いを断ち切り、新たな未来を一同に示した。
【解説】
『サムライトルーパー』全編の完結となるOVA第3弾。前作『輝煌帝伝説』で鎧戦士としての使命を終えたはずの主人公5人に、悲劇の女性すずなぎが「鎧とは? 戦いとは?」という厳しい問いを突きつけ、かつての戦いを劇中劇によって反芻していくという、内面的・幻想的な映像表現を特徴とする。5人がそれぞれ自分なりの答えを模索する中で少年から大人に成長を遂げてゆく姿を描き、シリーズを締めくくった。
自分たちに与えられてきた宿命にも似た鎧戦士としての日々。一体それは何だったのか?少年から一人の若者へと成長してゆく過程で、悩み、戸惑い、翻弄される5人は、今、新たな未来に向かって走り始める。
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烈火のリョウ(真 田遼)
次々と姿を消す仲間に己の無力さを痛感。だが、仲間の残したメッセージは遼を一つの決意へと誘う。
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光輪のセイジ(伊達征士)
すずなぎの絶望の中で一条の光になろうとした征士は、唯一すずなぎの真の思いを理解した人間だ。
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金剛のシュウ(秀 麗黄)
力がすべてではないと悟り、過去を見つめ己との戦いを乗り越える秀。彼もまた大きく成長する。
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水滸のシン(毛利 伸)
すずなぎの存在は戦いの意義を問い続ける伸に結論を示す。大切な人を守る。それで良かったのだ。
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天空のトウマ(羽柴当麻)
すずなぎの存在に気付き遼にヒントを残した当麻。過ぎた過ちを知り、未来への指針を見出してゆく。
鎧戦士ではなくなったはずの当麻の心を何かが突き動かす。新宿都庁ビル上空に沸き立つ不気味な気配の中、謎の美女が呼びかける。サムライトルーパーではないはずなのに何故戦うのかと。5人の鎧戦士最後の戦いが幕を開けた。
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すずなぎと名乗る謎の女性の怨霊。その過去には辛く哀しい物語があった……。
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すずなぎの怨念が見せる幻想は、当麻の心を翻弄しその邪念に当麻は驚愕する。
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当麻から届けられた1冊の古書。そこには「鎧武者五人衆」という芝居の存在が。
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すずなぎを妖邪兵から守ろうとする伸。だが、それもまた作られた幻影だった。
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黒い輝煌帝と白い輝煌帝、ともに戦い砕け散ることまでを芝居は予見していた。これが意味するものとは何か?
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鎧の悪用は許さない。そんな秀の変わらぬ正義感は、すずなぎの思う壺となった。
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すでにすずなぎの本心を見抜いていた征士は彼女の結界の中に自ら入ってゆく……。
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戦うことではなく、人間としてすずなぎの鎧を身に付けることを選んだ遼。それは、満たされぬ彼女の怨念を浄化する。
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5人の心の力が案内した、鎧に係わった人々の墓所。そこで、殺されたはずの母の平穏な姿に出会い愕然とするすずなぎ。
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キリシタンであったがために、家族を殺され炎に包まれた悲しみと恨みが、すずなぎに妖邪と同様の力を与えていた……。
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鎧に頼ることなく心を一つに合わせる5人に、もはや自らへの迷いはない。
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金剛の鎧とともに雄々しく戦った秀。彼もこれからは一人の若者として生きて行く。
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優しさゆえ戦いのたびに心を痛めていた伸も、戦いの本当の意味が今はよくわかる。
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本当の自分たちの時代はこれから。互いにさらなる高めあいを誓う5人の若者。
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その心の剣に一層の磨きをかけるだろう征士の瞳には、もはや一点の曇りもない。
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未来にその瞳を馳せる遼。彼らすべてに、無限の明日が待っていることを信じて……。
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すずなぎにも優しい母に手を引かれて穏やかに生きる未来があったはず。悲劇は決して繰り返してはならない。