©幸村誠・講談社/サンライズ・バンダイビジュアル・NHKエンタープライズ
作品名 | プラネテス |
作品名 (ひらがな) | ぷらねてす |
Title (英語表記) | PLANETES |
放送開始 | 2003年10月4日 |
放送終了 | 2004年4月17日 |
話数 | 全26話 |
スタジオ | 第2スタジオ |
主題歌 | OP 「Dive in the Sky」 歌/酒井ミキオ ED 「Wonderful Life」 歌/酒井ミキオ(第1~25話) 「PLANETES」 歌/Hitomi(第26話) |
音楽配信リンク | プラネテス Original Soundtrack 1 プラネテス Original Soundtrack 2 |
関連リンク | http://www.planet-es.net/ |
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キャスト
ハチマキ/田中一成
タナベ/雪野五月
フィー/折笠 愛
ユーリ/子安武人
課長/緒方愛香
ラビィ/後藤哲夫
エーデル/伊藤舞子
ドルフ/加門 良
クレア/渡辺久美子
チェンシン/檜山修之
リュシー/倉田雅世
ギガルト/若本規夫
ナレーション/小林恭治 -
スタッフ
企画/内田健二、上埜芳被、松本寿子
原作/幸村 誠
脚本/大河内一楼
キャラクターデザイン/千羽由利子
コンセプトデザイン・設定考証/小倉信也
メカニカルデザイン/高倉武史、中谷誠一
美術監督/池田繁美
色彩設計/横山さよ子
撮影監督/大矢創太
編集/森田清次
音響監督/浦上靖夫
音楽プロデューサー/石川吉元
音楽/中川幸太郎
監督/谷口悟朗
プロデューサー/河口佳高
湯川 淳
植原智幸
「宇宙のゴミ(スペース• デブリ)」問題をテーマとした本格SF人間ドラマ
【ストーリー】
宇宙開発の障害となる宇宙のゴミ、スペース・デブリ。その回収作業員であるハチマキは、日常に流される生活を送っていたが、宇宙で出会う様々な障害を体験することで、迷いながらもより遠い宇宙を目指し進んでいく。
【解説】
「宇宙のゴミ問題」にまつわる物語をリアルに描いた同名コミックのアニメ化作品。宇宙が人類の日常空間と化した未来で、会社員として宇宙で働く人々を描いた。2005年度星雲賞(メディア部門)受賞作品。
半課と呼ばれ、社内でも白眼視される赤字部署であるデブリ課。だが一癖も二癖もある彼らは宇宙空間を利用可能な状態に保つという重要な任務を果たしている。
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ハチマキ(星野八郎太)
宇宙船購入という目標を持つテクノーラ社第2事業部デブリ課の船外活動員。サラリーマン宇宙飛行士として過ごしていたが、多くの障害を乗り超えて成長。木星往還船のクルーを目指す。
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タナベ(田名部愛)
ことあるごとに愛という言葉を振りかざし、後先考えない行動に出るデブリ課の新人船外作業員。腕はまだ半人前。
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フィー
トイボックスの船長。快活な性格で業界屈指の腕を持つが、愛煙家であるため現在の部署にいる。既婚者で地球に夫と息子がいる。
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ユーリ
トイボックスの船外活動員。人格者で、多数の動物を課内に預かっている。デブリが原因の事故で妻を失った過去を持つ。ロシア人。
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トイボックス
ハチマキたちが乗りこむ老朽デブリ回収船。船齢30歳。旧式ながら回収作業用宇宙機フィッシュボーン2機を搭載、充分なデブリ回収能力を持つ。なお大気圏突入能力はない。
2075年、宇宙空間にまで拡大した日常。人類が生存するには過酷すぎるその空間には、宇宙資源だけではなく、より大きな希望、より大きな可能性、より大きな矛盾、そしてより大きな悲劇が待ちうけている。
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月面の地表を海に見立てる、少女ノノ。月生まれ月育ちの彼女は、12歳になる現在まで現実の地球を知ることなく成長している。
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病魔に侵され、宇宙で覚悟の自殺を選んだかつての英雄ハリー・ロランド。宇宙空間は人類にとって、決して生きやすい場所ではない。
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宇宙防衛戦線のテロを防いだものの、大気圏に突入し燃え尽きた初代トイボックス。だがその実情は、煙草が吸えないフィーの私怨によるもの。
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宇宙に出られるほど回復したタナベと一緒に地球を見るハチマキ。7年の旅を控えたハチマキは、しりとりを通じてタナベにプロポーズする。
2070年代。それは宇宙開発が進み、宇宙で働くことが日常の一部になった時代である。しかし同時に多くの矛盾や問題が解決しきれないまま放置され、深刻なまでに肥大化してしまった時代でもある。
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「静かの海」市に存在する記念公園。宇宙開発初期に使用された数々のロケットや、人類が地球以外の天体に記した最初の足あとなどが展示されている。
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地上からのロケット打ち上げ。ハチマキはバイク乗りだった高校時代、この風景を見たことから宇宙開発を目指すことを決意した。
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宇宙ステーションISPV7の外周部。地球軌道における人類の重要な活動拠点で、テクノーラ社の本社や社員寮などもここにある。
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宇宙開発の脅威であるスペース・デブリ。その数が増えると安全な宇宙飛行が困難となり、地球と宇宙とが断絶してしまうことになる。
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木星計画に反対するデモ。宇宙開発は必ずしも人類の総意ではなく、宇宙資源の恩恵を受けにくい途上国を中心に、反対は根強い。
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月の周回軌道に浮かぶ木星往還船フォン・ブラウン号。それは先進国主導で行われている宇宙開発の象徴でもあった。
ユーリの手の中に収まった、小さなコンパス。妻の遺品であるこのコンパスを探すために、ユーリはデブリ屋となる道を選んだ。
『プラネテス PHASE PRANETARIUM 屑星の空』
『プラネテス』の派生作品として、プラネタリウムでの上映用として再編集版も製作された。本作はPhase10「屑星の空」を中心に、予備知識のない入場者向けに一話完結の物語として再構成、さらに全天スクリーンに対応させたものである。製作は五藤光学研究所。