©サンライズ
作品名 | クラッシュギアNitro |
作品名 (ひらがな) | くらっしゅぎあにとろ |
Title (英語表記) | CRUSH GEAR NITRO |
放送開始 | 2003年2月2日 |
放送終了 | 2004年1月25日 |
話数 | 全50話 |
スタジオ | 第10スタジオ |
主題歌 | OP 「風のつばさ」 歌/loop ED「VOICE」 歌/中里真美 |
関連リンク | http://www.crushgear-nitro.net/ |
-
キャスト
真羽 勝/中山依里子
阿久沢 由宇/野島裕史
沖田英俊/飯田利信
国府田 猛/藤本隆行
前田なつみ/高橋美佳子
TB/浅川 悠
藤原銀二郎/辻 親八
真羽 誠/高木礼子
ZD/坪井智浩
レオン/愛河里花子 -
スタッフ
企画/サンライズ
企画営業プロデューサー/宮河恭夫、中山浩太郎
原作/矢立 肇
シリーズ構成/山口亮太
設定考証/シンクポート、栗原昌宏
オリジナルキャラクターデザイン/夏月 洸
アニメーションキャラクターデザイン/朝倉三太
メインメカニカルデザイン/今石 進、斎藤まさかつ
メカニカルデザインワークス/大輪 充
美術監督/小川由紀子
色彩設計/村上智美
CGスーパーバイザー/小畑正好
CGチーフ演出/小野 学
CGプロデューサー/今西隆志
2Dエフェクトチーフ/古橋 宏
撮影監督/末弘孝史
編集/野尻由紀子
音響監督/藤野貞義
音楽プロデューサー/松井伸太郎
音楽/根岸貴幸
監督/アミノテツロー
プロデューサー/原口 淳、今井 隆(メ~テレ)
清水淳郎、小原麻美(東急エージェンシー)
渡辺洋一(サンライズ)
人気玩具ベースの熱血バトルアニメ第2弾!
【ストーリー】
クラッシュギア第1回世界大会から数十年後の世界。クラッシュギアは今や子供たちだけでなく、老若男女問わず、社会全体に広まり、トラブルがあればクラッシュギアを用いたギアファイトで決着をつけるまでになっていた。そんな中、クラッシュギアが大好きな少年、真羽 勝は、謎のマスクマン、クラッシュ・キッドに伝説のギア、ガルダフェニックスを託される。二代目クラッシュ・キッドとして戦う勝は、やがて自分が作り出したクレイモデルから誕生したギア、マッハジャスティスを手に、クラッシュギア界に旋風を呼ぶ存在となってゆく。
【解説】
前作『クラッシュギアTURBO』の人気を受け、新たに製作された玩具タイアップ作品。前作で好評だったフルCGによるギアファイト(バトルシーン)はそのままに、玩具で新たに導入された新システムなどを劇中設定に取り入れ、依然好評だった玩具とその人気を共有した。物語上、『TURBO』の続編という位置づけではあるものの、前作から引き継がれたものは主人公ギアのガルダフェニックスだけで、これも物語序盤で姿を消す。基本的な世界観、キャラクターなどはすべて一新され、クラッシュギアワールドの新たな一面を展開した。
前作ではクラブチーム主体だったが、本作ではそれに留まらず、活動範囲を学校などにも広げることで、より自由なかたちで舞台を演出。キャラクターの魅力を引き出している。
-
真羽 勝
主人公。クラッシュギアを愛し、ファイトを心から楽しむ純粋な心の持ち主。その情熱は、オリジナルのギア、マッハジャスティスを生み出した。
-
マッハジャスティス
勝のギア。勝が作成したクレイモデルに、ガルダフェニックスの鼓動と魂が受け継がれ、誕生した。必殺技はウインディーソニック。
-
沖田英俊
勝の友人でライバル。ガキ大将キャラだが、憎めない存在。なつみに惚れているが相手にされていない。通称「ヒデ」。
-
ウイングラプター
ヒデのギア。佐奈間ラボからヒデが盗み出した機体だが、ラボが登録を抹消したため、そのまま定着した。必殺技は飛翔回転撃。
-
TB(ティービー)
勝の友人。物静かな性格だが、我を忘れると激しいファイトを展開する。ギアを愛し、愛機サンダーブレイカーを常にピカピカにしている。
-
サンダーブレイカー
TBのギア。傷一つない美しいギアで、バッテリーの電力を外部に放出し、電撃の網を生み出す必殺技ライトニングスパークを放つ。
-
国府田 猛
勝のライバル。孤高の流れ者ファイター。空腹で行き倒れになる事もしばしばだが、その実力は高く、阿久沢に勝った数少ない一人でもある。
-
アイアンウルフ
国府田のギア。機動力に富んだクラッシュギアで、搭載したIODシステムの威力で縦横無尽の動きを見せる。必殺技はワイルドバイト。
-
前田なつみ
勝のクラスメイトで、「こだま小ギアクラブ」の自称マネージャー兼監督。快活な性格で、考えるよりも行動するタイプ。
-
真羽 誠
勝の弟。兄を慕い、どこにでもついてくるけなげな性格で、クラッシュギアに憧れ、ファイターを夢見ている。
-
フィールド屋
いついかなる時でも、ギアファイトのフィールドを提供しに駆けつける。ノリのいい性格で、ギアファイトを盛り上げる。
-
藤原銀二郎
ギアショップ・シルバーマックスの店主で、昔気質の頑固者。覆面ファイター、クラッシュ・キッド(右)となり、町の平和を守る。
-
阿久沢由宇
勝の終生のライバル。沈着冷静な性格で、理詰めの戦略を得意とする。レオンとの戦いで会得したニトロは氷をまとう強力な技で、勝と数々の名勝負を繰り広げる。
-
ZD(ゼディー)
TBの兄。ZET学園の一員として弟を連れ戻そうとしていたが、彼の想いに打たれ学園を去り、以後は正統派ファイターとして活躍する。
-
レオン
伝説のギアファイターと呼ばれる少年。奔放な性格の野生児で、天性の感覚をファイトに生かし、阿久沢や勝にニトロを伝授する。
ニトロとは、ギアの鼓動を感じ取り、魂を一体化させることで発動させる必殺技。その威力は常識では考えられない動きを実現し、時にはリング全体に及ぶ爆発的なエネルギーを生み出す。
-
「幻のギアファイター」と呼ばれる野生児レオンは、「面白い戦い」を求め、阿久沢にギアファイトを挑む。
-
佐奈間ラボの追っ手から逃げながら、素性を隠して武者修行をしていた阿久沢は、レオンの挑戦を受けた。ギアファイト開始だ。
-
レオンが操るクラッシュギア、ヘビースパイクは、常識では考えられない動きを見せ、阿久沢のキングシュバルツを翻弄する。
-
そして、ヘビースパイクに異変が起こる。レオンの意思に応えるように大地を割り、キングシュバルツに迫るヘビースパイク。
-
突如地面から出現したかぎ爪が、キングシュバルツを捉えた。常識では考えられない現象を生み出す、これがニトロの力だ。
-
信じられない技に、がっちりと機体をつかまれ、なすすべもないキングシュバルツ。ヘビースパイクの攻撃は、なおも続く。
-
レオンの感情の高まりに応えるように、ヘビースパイクのフロントウェポンが光を発する。ニトロによる変化の兆しだ。
-
ヘビースパイクのフロントウェポンが、巨大なかぎ爪に変化。その必殺の一撃が、キングシュバルツに叩きこまれる。
-
猛禽のごとく襲いかかるヘビースパイク。この力によって、レオンは数多くのクラッシュギアを破壊してきた。
-
間一髪のその時、阿久沢の叫びにキングシュバルツが同調し、必殺のかぎ爪を打ち消し、逃れることができた。
-
阿久沢の叫び、そしてキングシュバルツの同調に感心したレオンは、ニトロの力へのヒントを阿久沢に語るのだった。
-
レオンとのギアファイト、そして彼のアドバイスによって、阿久沢も自らの中に眠るニトロの力に気づく。それは、彼の夢に出てきたキングシュバルツの、「氷の力」の具現化だった。
-
ギアとの同調は、ファイターに大きな消耗を伴うため、慣れないうちは中途半端な状態でニトロが解除されることもある。
-
ニトロを使いこなす阿久沢。ギアとの感覚の共有によって、ギアの視点でより精密なファイトを行うことが出来る。
-
ニトロによるギアとの感覚の共有は、ギアへのダメージを、そのままファイターにも跳ね返し、実際のダメージとなることもある。
-
阿久沢のキングシュバルツネオは、ニトロの解放によって、氷のパワーを発揮する。その威力は、敵のギアを凍てつかせるほど。
-
ニトロは、ギアとファイターの感覚を共有させる結果、ギアだけではなくファイターにも常識を超えた現象を及ぼす。勝は風の力で、マッハジャスティスとともに空に舞い上がった。
-
ギアの鼓動を早くから感じていた勝は、マッハジャスティスソニックと一体化し、風の力を発動する。ニトロを会得した瞬間だ。
-
ニトロの制御が利かなくなると、力が無尽蔵に解放される。これはニトロの暴走と呼ばれ、ファイターの命も脅かす危険な事態となる。
-
阿久沢の暴走を止めるため、マッハジャスティスをぶつける勝。お互いのニトロの共鳴によって、阿久沢は暴走から解放された。
人気玩具をベースとした本作品は、前作のエッセンスを受け継ぐだけではなく、新たな演出を随所に散りばめ、クラッシュギアというキャラクター玩具の持つ魅力をさらに引き出すことを試みた。
-
フィールド屋が乗りこむ移動スタジアム。これによって、時と場所を選ばぬギアファイトが可能になった。
-
本作で新たに生み出された駆動補助システムIODWは、現実のクラッシュギアでも存在するパーツで、玩具とのリンクを強めた。
-
前作『TURBO』では楕円形だったスタジアムが、本作では円形となり、コロシアム的な臨場感あるバトルを演出した。
-
クラッシュギア同士のバトル(ギアファイト)は、前作同様フルCGで描かれ、毎回迫力ある戦いを展開していった。