魔神英雄伝ワタル 創界山英雄伝説

ワタルが振り返る冒険のメモリアル！

【ストーリー】
戦部ワタルは、学校の帰り道に寄った池で出会った1体の金龍によって、異世界へワープしてしまった。そこは魔界から現れたドアクダーの攻撃を受けていた神部界。ワタルは村長のオババからドアクダーを倒し、平和を取り戻してほしいと頼まれる。苦しむ人々を目の当たりにしたワタルは魔神（マシン）の龍神丸とともに戦う決意を固め、敵の本拠地へ旅立った。

【解説】
ワタルのナレーションでまとめられたTV版のダイジェスト。各話の名場面や、登場した魔神の必殺技に焦点を当てて物語を回想している。さらに、オープニング映像は新しくリメイクされ、TV版未公開のエピソードも数多く収録。巻末には、ワタルのライバルである虎王のシーンを集めたコーナーもあり、2人の息の合ったコミカルな掛けあいで構成されている。

魔神（マシン）とは、ワタルたちがコクピットに乗りこんで操縦する、戦闘用の意志を持ったロボット。パイロットの心の成長に合わせてパワーアップし、お互いの絆が強くなるほど高い戦闘能力を発揮する。

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  戦部ワタル

  ごく普通の小学生のはずだったが、救世主として神部界に召喚されてしまった少年。喜ぶと鼻をこする癖がある。

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  龍神丸

  ワタルが作った粘土細工のロボットに、魂が宿り魔神として変化した。後に、ワタルの良きパートナーとなる。

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  忍部ヒミコ

  忍部一族の頭領をつとめる女忍者で、魔神幻神丸の操縦者。外見は幼いが、様々な忍術を会得している。

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  虎王

  ドアクダーの息子で、負けず嫌いな魔界の皇子。ヒミコの強さに惹かれ、自分の嫁にしようとしている。

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  ドアクダー

  魔界からやって来た悪の帝王。洗脳した創界山の住民を使い、神部界を暗黒の世界にしようとしていた。

どこにでもいる少年だったワタルが、真の救世主になるまでの冒険の記録を、ワタル自身が回想する。ワタルが戦いを通じて感じたことが綴られており、TV版では語られなかった魔神の秘密も明らかにされた。

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  ワタルは金龍に連れられて、異世界の神部界に来てしまった。創界山を救う救世主だと言われるが、にわかには信じられず戸惑う。

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  粘土細工のロボットから、ワタルを呼ぶ声が聞こえてくる。ワタルが応えると、粘土のロボットは巨大化し、中から龍神丸が現れた。

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  敵に追いつめられ、ピンチに陥ったワタルとヒミコを救った謎の魔神。それは行方不明になっていたヒミコの父、幻龍斎だった。

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  敵のムーンウルフ（左）には、丸いものを見ると大人しくなるという弱点があった。ワタルは剣で円盤を作り上げ、戦いに勝利する。

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  ワタルが救世主として成長したことにより、龍神丸は新しい必殺技を覚えた。腹部にためたエネルギーを炎に変えて敵に投げつける炎龍拳は、炸裂すると敵を一撃で倒す威力を持つ。

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  ドアクダー配下のギーガン（右）の攻撃を受けた龍神丸。その危機を仲間の協力で助けられたワタルは、友情の大切さを感じていた。

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  虎王はドアクダーこそ悪だと悟り、戦いを挑もうとする。決戦を前に覚悟を決めた虎王は、思いを寄せるヒミコへマフラーを手渡す。

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  ドアクダーの力で魔界の守護龍である暗黒龍が蘇った。ワタルたちは一斉に攻撃を仕掛けるが、すべて跳ね返されてしまう。

「神部七龍神よ、真の救世主のもと一つになるのだ」（金龍）

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  ワタルが最後の力を振りしぼったとき、神部界の守護龍、虹龍が出現。虹龍の力を得たワタルは、暗黒龍を打ち倒すのだった。

神部界とは神々によって統治されている世界。ワタルがいた世界とは行き来が可能だが、神部界にいる間、現実世界の時間は進まない。そのため長期間滞在していたとしても、年齢を重ねることはない。

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  創界山は7つの階層からなる山で、神部界の中心にある。山にかかる虹は、ドアクダーに征服されたために輝きを失っていたが、それを元に戻すことがワタルの当初の目的であった。

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  7体の龍は神部七龍神と呼ばれ、創界山の各階層を治める神として奉られている。『魔神英雄伝ワタル』のシリーズでは、龍は物語の中心を担う特別な存在だ。

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  魔神にも魂は存在。敵に倒された魔神の体は消滅するが、復活の聖水で復活することができる。