絶対無敵ライジンオー みんなが地球防衛組

©サンライズ

作品名

絶対無敵ライジンオー みんなが地球防衛組

作品名
(ひらがな)
ぜったいむてきらいじんおー みんながちきゅうぼうえいぐみ
Title
(英語表記)
MATCHLESS RAIJIN-OH We are the Earth Defence Class Mates
発売日1993年2月24日
話数全1話
スタジオ第1スタジオ
主題歌 OP 「ドリーム・シフト」 歌/SILK
ED 「FRIENDS」 歌/松本梨香、岩坪理江、まるたまり
  • キャスト

    日向 仁/松本梨香
    月城飛鳥/岩坪理江
    星山吼児/まるたまり
    白鳥マリア/吉田古奈美
    小島 勉/島田 敏
    春野きらら/南 杏子
    池田れい子/鈴木砂織
    小川よしあき/佐藤智恵
    高森ひろし/松井摩味
    佐藤大介/塩屋浩三
    大宮アナウンサー/伊藤美紀
    隊員/山崎たくみ
    ゴクドー/大塚明夫
    ベルゼブ/梁田清之
    ファルゼブ/林原めぐみ
    タイダー/辻村真人
    長官/西村知道

  • スタッフ

    企画/サンライズ
    原作/矢立 肇
    ストーリー構成、脚本/園田英樹
    キャラクターデザイン・作画監督/武内 啓
    メカニカルデザイン/やまだたかひろ
    美術監督/池田繁美
    メカ作監/土器手 司
    色彩設計/甲斐けいこ
    撮影監督/土岐浩司
    編集/瀬山武司
    音響監督/山崎あきら
    音楽/田中公平
    監督/川瀬敏文
    プロデューサー/内田健二(サンライズ)
            富岡秀行(サンライズ)
            田崎 廣(ユーメックス)

ストーリー&解説

卒業直前の地球防衛組の最後の活躍を描く

【ストーリー】
ゴクドーはベルゼブを人質に取り、ファルゼブから防衛組の居場所を聞き出す。6年3組の教室へ乗りこんだゴクドーは、逃走に成功した仁たち以外の防衛組のメンバーを捕らえ陽昇学園を制圧。この防衛組最大の危機に、れい子がエルドランに対する不満を口にしてしまう。そして最後の邪悪獣ワルドランが姿を現すのだった……。

【解説】
OVAシリーズの最終巻。本作品では、メカアクションだけでなく、ゴクドーに占拠された教室を取り戻そうと奮戦する子供たちの活躍も同時に描いているのが特徴。子供たちの成長した姿が詳細に描かれ、最終作にふさわしい内容となっている。また、最後の邪悪獣の元が子供たちにライジンオーをもたらしたエルドランだったり、かつての宿敵ベルゼブと共闘したりと、大きな盛り上がりを演出した。

キャラクター

基本的にキャラクターはOVA第1 作の『初恋大作戦!』と同じ。五次元人ゴクドーと、卒業間近の6年3組の子供たちとが、最後の戦いを繰りひろげる。

  • 地球防衛組

    地球防衛組

    卒業を間近に控えた防衛組メンバー。その顔つきからは、数々の困難を乗り越えて、成長してきたことがうかがえる。

  • ワルドラン

    ワルドラン

    「エルドランが一番迷惑」という言葉に反応してアークダーマから生まれた最後の邪悪獣。アークダーマメダルを陽昇町にばらまく。

シーン

防衛組の指令室である教室がゴクドーに占拠されてしまう。仁たちは仲間を助けようと、自らの危険も顧みずにゴクドーに挑むが……。

  • ゴクドーは、ベルゼブを自分の背中に封印。ファルゼブを脅迫して、防衛組の情報を聞き出すのだった。

  • 髪の毛を触手化したゴクドーに捕われてしまう防衛組。仲間を助けようと戻ってきたメンバーも、ゴクドーの手に落ちてしまう。

  • ゴクドーにメダルを奪われ、出動できなくなった防衛組。しかし仁は生身で果敢にゴクドーに立ち向かって教室を取り戻し、さらにベルゼブも解放された。

地球防衛組最大の危機!
ベルゼブと力を合わせてゴクドーを倒せ!!

  • ゴクドーの乗るジャークルシファーは、ワルドランをはじめとする邪悪獣たちと超次元融合し、グレートジャークルシファーとなる。

  • ゴッドライジンオーとジャークサタンの合体技によって、ゴクドーはグレートジャークルシファーや宇宙戦艦もろとも消滅。

  • 地球防衛組と共闘して三次元世界を守ったベルゼブは、五次元世界にも平和をもたらすべく、自らの世界へと帰ってゆく。

  • 見事に成長し、最強の敵に勝利した地球防衛組。6年3組を卒業しても、大切な時間をともに過したみんなの絆は絶対無敵だ。

WORLD

地球防衛組の拠点である陽昇学園の教室から宇宙にまで広げられたバトルフィールド。シリーズ最大ともいえるスケールの大きさから、いまだかつてない戦闘であることを印象づけた。

  • 最後の戦いの舞台は宇宙。形勢不利になったゴクドーが、自分の宇宙戦艦でゴッドライジンオーを地球ともども滅ぼそうとした。

シリーズ最終作にふさわしい演出

本作はOVA最終作であり、『ライジンオー』の有終の美を飾る作品でもある。今回の邪悪獣ワルドランは、邪悪獣に変化する「アークダーマメダル」を生成する能力を自ら持ち、これを陽昇町にばらまいてしまう。そして生み出された幽霊邪悪獣はかつてライジンオーが倒した邪悪獣ばかり。幽霊邪悪獣は邪悪獣よりも小さく、防衛組メンバーの手で倒せるほど単体としての戦闘能力は弱い。しかしワルドランと一緒にジャークルシファーと超次元融合を果たすことで、シリーズ最強の敵グレートジャークルシファーへと進化を遂げる。そしていまだかつてない戦いは、地球を飛び出して宇宙という大舞台にまで展開された。これらの邪悪獣の再登場という演出、最強の敵グレートジャークルシファーの登場、宇宙にまでおよぶ戦闘は、一回り成長した防衛組の成長を描く上で効果的な役割を果たしている。