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作品名 | Z.O.E 2167 IDOLO |
作品名 (ひらがな) | ぞーんおぶじえんだーず2167 いどろ |
Title (英語表記) | Z.O.E 2167 IDOLO |
発売日 | 2001年3月1日 |
話数 | 全1話 |
スタジオ | 第6スタジオ |
主題歌 | ED 「KISS ME SUNLIGHTS」 歌/Heart of Air |
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キャスト
ラダム・レヴァンズ/子安武人
ドロレス・ヘイズ/桑島法子
ヴァイオラ・ギュネー /手塚ちはる
レイチェル・スチュワート・リンクス/榊原良子 -
スタッフ
企画/サンライズ
企画プロデューサー/宮河恭夫
原作/ KCE Japan
脚本/吉田 伸
メインキャラクターデザイン/平山 円
キャラクターデザイン/堀井久美
メカデザイン/鈴木 勤、宮澤 努
コンセプトアドバイザー/谷崎あきら
美術設定/平沢晃弘
美術監督/佐藤 勝
色彩設定/中里智恵
撮影監督/桶田一展 編集/辺見俊夫
音響監督/鶴岡陽太
音楽プロデューサー/井上俊次、伊藤善之
音楽/七瀬 光
ストーリーボード/近藤信宏
監督/渡邊哲哉
プロデューサー/大島 満、藤原麻千子(バップ)
指田英司、大橋千恵雄
ゲームとアニメで展開された『Z.O.E』シリーズの序章
【ストーリー】
西暦2167年。地球と火星の間で緊張が高まる中、火星軍「バフラム」のラダム・レヴァンズ大尉は、部下のヴァイオラ軍曹とともに辺境のノクティス基地への赴任を命じられる。そこで彼を待っていたのは恋人のドロレスと、極秘裏に開発が進められていた新世代人型兵器「IDOLO」だった……。
【解説】
サンライズとコナミエンタテインメントジャパンがタッグを組み、アニメとゲームの両メディアで展開された大型メディアミックス企画、『ZONE OF THE ENDERS』シリーズのアニメ第1弾。その後のシリーズ各作品で展開された物語の発端である「ダイモス事件」の顛末が描かれる。
火星独立を目指す軍事組織「バフラム」では、地球の軍事力に対抗する切り札として、新型機動兵器「オービタルフレーム」の開発を進めていた。しかしこの計画は多くの人々を悲劇に巻きこんでいく。
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ラダム・レヴァンズ
バフラムのパイロット。その非凡な操縦技術を買われ、IDOLOのテストパイロットに任命される。かなりの負けず嫌い。
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IDOLO
オービタルフレームの実用テスト機。希少鉱物メタトロンを機体各部に使用し、その力によって既存の機動兵器LEVを遥かに上回る性能を発揮する。だが同時に操縦者の精神を狂わせていく。
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ドロレス・ヘイズ
IDOLOの開発責任者Dr.レイチェルの助手であり、ラダムの恋人。通称ドリィ。彼女の死がラダムをさらなる狂気に駆り立てる。
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ヴァイオラ・ギュネー
ラダムの部下のパイロットで、彼とともにノクティス基地に赴任する。密かにラダムに好意を寄せている。地球人に強い敵意を抱く。
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レイチェル・スチュワート・リンクス
オービタルフレームの開発責任者。人間の精神と相互作用する稀少鉱物メタトロンを用いてIDOLOを開発した。
IDOLOの力を恐れた地球視察軍は、その開発責任者Dr.レイチェルとドロレスを誘拐。最愛のドロレスを救い出すため、ラダムはIDOLOを駆り、「ダイモス事件」と呼ばれる惨劇を引き起こす。
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重力の弱い火星生まれの人々は筋力が弱いこともあり、地球の人々から軽んじられていた。そのため両者の諍いは絶えない。
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ラダムとヴァイオラは、火星の辺境に位置するノクティス基地に異動を命じられる。そこはオービタルフレームの開発拠点だった。
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IDOLOの圧倒的な性能に酔うラダム。しかしメタトロンの力は、彼のうちに潜んでいた凶暴性を目覚めさせていく。
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地球視察軍はノクティス基地にスパイを潜入させていた。彼らはDr.レイチェルとドロレスをダイモス基地に連れ去る。
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ドロレスを救うため、軍規違反も顧みずにIDOLOで出撃しようとするラダム。ヴァイオラは彼を止めようとするが、彼の固い決意を揺るがすことはできなかった。
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ドロレスのもとにたどりついたラダムだったが、彼の目の前でドロレスは凶弾に倒れた。彼女の死はラダムの正気を打ち砕く。
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ラダムはバフラムの追跡を振り切り、地球視察軍の拠点ダイモス基地に向かう。基地の防衛隊は総力でこれを阻止しようとするが、IDOLOの力の前にはあまりに無力だった。
人類は人口や環境の問題を解決するため宇宙に生活圏を広げ、木星周辺にまで進出している。しかし火星以遠に住む人々は「エンダー(田舎者)」と呼ばれ、差別的な扱いを受けている。
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火星にも惑星改造が行われ入植が進んでいるが、地球による植民地支配が続く。
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火星の都市。大気はまだ人間の生存に適さないため、ドームに覆われている。
『Z.O.E』シリーズの展開
本作品と同時発売されたPS2用ロボットアクションゲーム『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E』。木星圏が舞台。
『Z.O.E』シリーズの展開
『ZONE OF THE ENDERS』シリーズはアニメ2作品、ゲーム3 作品が展開された。それぞれの作品の物語は、緻密な背景設定をもとに密接に関連しており、本作に登場したヴァイオラやDr.レイチェルなどは、他作品にも重要なキャラクターとして姿を見せている。