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作品名 | 幕末機関説 いろはにほへと |
作品名 (ひらがな) | ばくまつきかんせついろはにほへと |
Title (英語表記) | BAKUMATSU KIKANSETSU I-RO-HA-NI-HO-HE-TO |
配信開始 | 2006年10月6日 |
最終話配信 | 2007年4月6日 |
話数 | 全26話 |
スタジオ | 第7スタジオ |
主題歌 | OP 「荒野流転」 歌/FictionJunction YUUKA ED 「愛の剣」 歌/TAKAKO & THE CRAZY BOYS |
音楽配信リンク | 幕末機関説いろはにほへと 絵巻背景宝音盤 其の壱 幕末機関説いろはにほへと 絵巻背景宝音盤 其の弐 |
関連リンク | http://www.irohanihoheto.jp/index.html |
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キャスト
秋月耀次郎/浪川大輔
遊山赫乃丈/佐藤利奈
茨木蒼鉄/井上和彦
神無左京之介/鳥海浩輔
不知火小僧/諏訪部順一
恵比須の頭巾/矢部雅史
案山子の恵信/乃村健次
座頭/長嶝高士
中居屋重兵衛/小村哲生
坂本龍馬/山寺宏一
勝 海舟/樫井笙人
ナレーション/津嘉山正種 -
スタッフ
企画・製作/サンライズ、バンダイビジュアル
チーフライター/宮下隼一
キャラクターデザイン/コザキユースケ
デザインワークス/岩永悦宜、柳瀬敬之
美術監督/河野次郎
色彩設計/すずきたかこ
殺陣/牧 秀彦
撮影監督/野村達哉
編集/野尻由紀子
音響監督/藤野貞義
音楽/深澤秀行
チーフディレクター/大橋誉志光
原作・総監督/高橋良輔
プロデューサー/松村圭一
森本浩二
緻密な歴史考証と大胆な奇想で描く異色の幕末剣劇アクション
【ストーリー】
時は幕末。放浪の剣士、秋月耀次郎は、動乱の時代に現われ、野心ある者に力を与える「覇者の首」を封印するために旅を続ける。戯作者、茨木蒼鉄の暗躍により、「覇者の首」は戊辰戦争の進展とともに、横浜から東北、さらに箱館へ渡り、秋月と、彼を慕う遊山赫乃丈は数奇な運命に巻きこまれてゆく。
【解説】
インターネット放送のGyaOで放送された、本格時代劇。幕末の戊辰戦争をめぐる「歴史のif」を絡めつつ、緻密な考証により、坂本龍馬ら、数多くの幕末の実在人物たちも意外なかたちで登場。また、アニメながら殺陣考証を導入するなど、剣劇シーンも迫真のクオリティを追求している。
幕末という舞台を反映し、武士道を貫く者、新しい時代の精神に生きる者など、個性的なキャラクターが描き出された。また、和風と洋風のデザインが交錯したビジュアル面も特徴的だ。
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秋月耀次郎
「覇者の首」封印の使命を背負った剣士。通称「永遠の刺客」。坂本龍馬の護衛をしていたが、龍馬を守りきれなかった無念の過去を持つ。霊剣「月涙刀」の使い手。
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遊山赫乃丈
芝居の一座を率いて旅を続ける少女。普段は男装している。秋月の協力で両親の仇討ちを果たしたのち、秋月を慕って後を追う。
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茨木蒼鉄
遊山赫乃丈一座の脚本を担当する戯作者。じつは「覇者の首」を利用し、新政府とも旧幕府とも異なる独自の国家を築く野心の持ち主。
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神無左京之介
国人の父と日本人の母を持つ隻眼のガンマン。英国駐日公使パークスから「覇者の首」奪取の命を受けており、秋月と敵対している。
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坂本龍馬
土佐藩士。「覇者の首」に憑依対象に選ばれるも、これを退けたのだったが、刺客によって暗殺される。秋月に広い世界を教えた人物。
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中居屋重兵衛
横浜の裏社会を牛耳る武器商人で、新政府と旧幕府の戦乱に乗じて「覇者の首」をビジネスに利用しようとする。赫乃丈の両親の仇。
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榎本武揚
幕府海軍副総裁。茨木蒼鉄の計略で「覇者の首」に憑依されて絶大な力を手に入れ、蝦夷共和国独立を掲げて新政府との戦争を指導する。
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土方歳三
新選組副長。秋月とは旧知の仲。榎本軍に参加するが、茨木蒼鉄の計略に気づき、「覇者の首」に憑依された榎本を諌めようとする。
物語は横浜から始まり、明治新政府、旧幕府軍、駐日英国軍、市井の人々など、さまざまな思惑を交錯させながら、その舞台は、江戸の品川、上野、東北の会津、そして北海道の箱館へと移ってゆく。
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赫乃丈は、彼女の両親に仕えた座頭や恵比須の頭巾、風来坊の不知火小僧、案山子の恵信らとともに、一座を率いて旅を続ける。
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中居屋重兵衛の策謀で「覇者の首」に憑依されそうになる勝海舟と西郷隆盛。だが、秋月たちの活躍で、両者の会談は無事に終わる。
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神無左京之介に率いられた英国軍特殊部隊。たった4人で軍艦を乗っ取る力を持つが、「覇者の首」の力を得た榎本の前に敗れる。
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「覇者の首」の力に操られた赫乃丈と、最後の決闘に挑む秋月。死闘の末に、茨木蒼鉄が倒れたことで、秋月は赫乃丈を救い出した。
綿密な取材と考証のもと、遊郭や芝居小屋といった華やかな江戸情緒、煉瓦造りの街並みや蒸気船といった近代らしい風景、そして、明治新政府軍と旧幕府軍とが争う凄惨な戦場などが、リアルなタッチで描かれた。
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「覇者の首」には、古代に秦の始皇帝を暗殺しようとして果てた刺客の怨霊が宿っている。その呪力は、強力な「守霊鬼」を作り出す。
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物語序盤の舞台となった横浜の町。江戸情緒と、いち早く取り入れられた西洋文化の融合した当時の雰囲気が、精密に再現されている。
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横浜の遊郭「石鶴楼」。建物の巨大感を演出する大胆なアングルを取りつつ、当時の妓楼の内装や建築構造も隅々まで描かれている。
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北海道に渡った旧幕府軍の最後の拠点、箱館五稜郭は、「覇者の首」の力で、五芒星形の巨大な魔城と化し、空中へと浮かび上がる。