伝説巨神イデオン　接触篇

『発動篇』と同時公開されたＴＶシリーズ総集編

【ストーリー】
未来、宇宙に広がる地球人は地球から250万光年離れたソロ星の開拓を始めていた。だが、そこに無限エネルギー「イデ」を捜索していた異星人バッフ・クランが到着。異文明同士の接触は戦いへと発展する。その中で遺跡から発掘されたメカに乗りこんだ地球人たちは、生き延びようと戦い、さらに宇宙へと脱出を図る。だが、その遺物を求めてバッフ・クランも追撃を続けるのだった。

【解説】
TVで人気を集めた『伝説巨神イデオン』に、新作映像を追加し劇場用にまとめた作品。その1本目の作品であり、TVで放映済みのエピソードを中心に再構成されている。前年公開の『機動戦士ガンダムIII　めぐりあい宇宙編』の劇場で前売券を大々的に発売するなど、『ガンダム』に触発されたアニメファンの熱気に応え、「ガンダムからイデオン」の大々的なキャンペーン展開がなされた。

異星人バッフ・クランの追撃から逃れようと宇宙をさまようソロ星開拓団の生き残りたち。イデなる無限力の導きの先にあるものは？

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  イデオン

  ソロ星から発掘された3機のメカが合体した姿。異星人バッフ・クランの攻撃を受け動き出した。イデの力で動いているためパワーは大きいが、非常に不安定。発掘されたメカは他に、母艦となる宇宙船、ソロシップがある。バッフ・クランは巨人メカと呼んでいる。

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  ユウキ・コスモ

  ソロ星開拓団の少年で、偶然からイデオンのメインパイロットとなる。当初は独りよがりな面が目立ったが、戦いの中で大きく成長していく。

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  カララ・アジバ

  異星人バッフ・クランの高官の娘。ソロシップに潜り込み、やがてクルーたちに仲間として受け入れられていく。

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  ギジェ・ザラル

  イデオンを追撃していたバッフ・クランの軍人。イデを知りたいと願うあまり、ソロシップに参加する。

ソロシップで宇宙逃亡を続けるクルーたち。だが、バッフ・クランの追撃は激しさを増し、同じ地球人同士である他の植民惑星の住民からも追い立てられる。あてどなき旅路の中、クルーの中には人の和が生まれつつあった。

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  異星人バッフ・クランの襲撃に、コスモたちを乗せた３機のメカは突如動きだし、合体して巨人ロボとなった。

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  好奇心と理想主義からソロシップに潜りこんでいたカララは、異星人だと暴かれて一時は監禁される。

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  イデオンのパワーに、バッフ・クランは新型の重機動メカ、ジグ・マックで対抗しようとする。だが、イデオンはますますそのパワーを上げていく。

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  バッフ・クランの追撃を逃れたかに見えたソロシップだったが、敵艦と引き合うように遭遇する。それは偶然なのか、それともイデの引き起こしたものだったのだろうか？　謎は深まる。

ソロシップの宇宙逃亡は続く……

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  偶然にも赤ん坊、パイパー・ルウがイデオンに乗りこんでいた。このことによりイデオンのパワーは今までにない上昇をみせる。

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  バッフ・クランの新たな指揮官、ダラム・ズバが率いる部隊がソロシップを追撃。パイロットを直接苦しめるゲル結界で攻撃してきた。

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  紆余曲折を経て、月面に取り残されたバッフ・クランのギジェ。彼はシェリルを助けてソロシップに入りこむことに成功した。

『接触篇』では敵味方のメカなど、SF的な小道具が目立った。また、それぞれ異なった文明を持つもの同士であることを描くため、衣装へのこだわりや毛髪を手間のかかる色トレスにするなどバッフ・クランの描写に力が入れられている。

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  イデ捜索隊を指揮するバッフ・クランの女軍人ハルルの宇宙戦艦ドロワ・ザン。メカのシルエットも独自色が強い。

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  指揮官として悠然と構えているハルルと、付き従う部下の軍人。その服装や髪型などに独特のパターンがみられる。

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  ソロシップのブリッジで、不思議な輝きを放つイデのゲージ。謎のエネルギー、イデの流れを表すもので、そこには意志のようなものが読み取れる。