©北条司/コアミックス・読売テレビ・サンライズ
作品名 | シティーハンター 愛と宿命のマグナム |
作品名 (ひらがな) | してぃーはんたー あいとしゅくめいのまぐなむ |
Title (英語表記) | CITY HUNTER : Magnum with Love and Fate |
公開日 | 1989年6月17日 |
話数 | 全1話 |
スタジオ | 第3スタジオ |
主題歌 | OP 「週末のソルジャー」 歌/金子美香 ED 「十六夜」 歌/高橋真梨子 |
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キャスト
冴羽 獠/神谷 明
槇村 香/伊倉一恵
野上冴子/麻上洋子
海坊主/玄田哲章
ニーナ/岡本茉利
ヘルゼン/木原正二郎 -
スタッフ
製作/森本博政(よみうりテレビ)
長谷川 誠(日本ビクター)
山浦栄二(サンライズ)
企画/諏訪道彦(よみうりテレビ)
原作/北条司
シナリオ/遠藤明範
キャラクターデザイン/神村幸子
メカニカルデザイン/明貴美加
美術監督/東 潤一
作画監督/北原健雄、神志那弘志
撮影監督/古林一太
編集/鶴渕友彰
音響監督/浦上靖夫
音楽/矢野立美
監督/こだま兼嗣
プロデューサー/植田益朗(サンライズ)
諏訪道彦(よみうりテレビ)
小松茂明(日本ビクター)
人気TVシリーズが初の劇場化
【ストーリー】
シティーハンター、冴羽 獠はどんな依頼でもこなす凄腕スイーパー。今回の依頼は、西ガリエラ共和国の天才ピアニストであるニーナから、生き別れた父親を捜してほしいというもの。だが、この依頼は、西ガリエラと対立する東ガリエラ国の工作員をめぐる事件と関係があり、獠は事件に巻きこまれていく。
【解説】
TVシリーズ『シティーハンター2』放送中に公開された、シリーズ初の劇場版長編作品。TV版のメインスタッフが、そのまま製作している。劇場作品ということで、物語の背景に国家間の抗争劇というスケールの大きな設定が作られ、派手なアクションシーンもふんだんに盛りこまれた。
女好きで凄腕のスイーパー(始末屋)である主人公の獠やパートナーの香といったメインキャラクターはTV版を踏襲。劇場オリジナルとして、ニーナやヘルゼン大佐などが登場。
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冴羽獠
シティーハンターの異名を持つ、新宿を拠点に活動するスイーパー。めっぽうスケベだが、射撃の腕前は天才的。
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槇村香
獠のサポート役を務めるパートナー。勝ち気な性格で、いつも仕事の依頼人の美女に迫る獠に手を焼いている。
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ニーナ・シュテンベルグ
西ガリエラのピアニスト。かつて海坊主と関わりがあった氷室真希の、音楽を通じての親友。日本にいると聞く父を探している。
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ヨハン・フリードリッヒ・フォン・ヘルゼン
東ガリエラの「赤い死神」と呼ばれた工作員。駐日東ガリエラ大使ボンダルの部下として日本で諜報活動を行う。実はニーナの父。
コンサートのためにニーナが来日した空港で、同じ便に乗っていた東ガリエラの情報屋が暗殺される事件が発生。その犯人がニーナの父だと判明、さらにニーナの祖父が何者かに拉致される……。
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殺された情報屋と同じ便で来日したニーナは、獠たちに父の捜索を依頼する。
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警視庁の冴子は空港で一人の情報屋を出迎えるが、彼は工作員のヘルゼンに暗殺される。
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コンサートの記者会見前、ニーナはヘルゼンに助け起こされ、懐かしい何かを感じる。
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ニーナと祖父クラウスは、敵国の工作員ギュンターに拉致されかけ、獠に救われる。
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クラウスから、やむなく母と別れて東ガリエラの工作員となった父のことを聞いたニーナは、昼間出会ったヘルゼンが自分の父であったことに気づく。
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ニーナのコンサート当日、獠と海坊主は、東ガリエラ特殊部隊の手で拉致されたクラウスと香を救いだし、ギュンターを倒す。
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任務と娘との間で苦しむヘルゼンは獠との決闘に運命を賭け敗れる。
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獠の配慮で工作員として「死んだ」ヘルゼンは、ついに離日するニーナの元へと戻った。
舞台の中心となる新宿を緻密に描き上げ、劇場用長編としてクオリティのアップがはかられた。
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自室の風呂でニーナに迫り、香のハンマーを食らう獠。
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獠のマンションに侵攻する東ガリエラ特殊部隊。大規模なアクションシーンだ。
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劇場用スクリーンでのスペクタクル演出に対応して、緻密に描かれた新宿の眺望。