ドキュメント 太陽の牙ダグラム

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作品名

ドキュメント 太陽の牙ダグラム

作品名
(ひらがな)
どきゅめんと たいようのきばだぐらむ
Title
(英語表記)
DOCUMENT FANG OF THE SUN DOUGRAM
公開日1983年7月9日
話数全1話
スタジオ劇場ダグラム班
主題歌ED 「さらばやさしき日々よ」 歌/麻田マモル
関連リンクhttp://www.dougram.net/
  • キャスト

    クリン/井上和彦
    デイジー/高島雅羅
    ロッキー/田中亮一
    チコ/銀河万丈
    キャナリー/山田栄子
    ラコック/仁内達之
    ナレーター・ドナン/山内雅人

  • スタッフ

    製作/伊藤昌典
    企画/山浦栄二
    原案/高橋良輔、星山博之
    脚本/星山博之、富田祐弘、渡辺由自、鈴木良武
    キャラクターデザイン/吉川惣司、塩山紀生
    メカニカルデザイン/大河原邦男
    美術/中村光毅
    編集/鶴渕友彰、片石文栄
    音響/浦上靖夫
    音楽/冬木 透
    監督/高橋良輔
    プロデューサー/岩崎正美、山田哲久

ストーリー&解説

記録映像という趣向でまとめられた総集編

【ストーリー】
植民星デロイアで起きた連邦軍大佐フォン・シュタインによるクーデター。それは長く地球の圧政に苦しむデロイアの独立を叫んだものでありながら、デロイア州成立という政治的決着をみる。連邦評議会議長ドナン・カシムはフォン・シュタインを傀儡として独立派の弾圧を開始するが、サマリン博士の率いるゲリラはこれに対抗。ドナンの息子クリンはデロイアの現実を見て、ゲリラに身を投じることになる。

【解説】
全75話に及ぶTV版を、「ドキュメント(記録映像)」の観点から80分にまとめあげた劇場用総集編。TV版は全編を通して主人公クリンの成長が描かれていたが、本作では両陣営の政治的指導者であるドナンとサマリンの思想対立と、その二人を見た上でのクリンの選択、そしてデロイア独立に至る540日の動乱の軌跡を追うことが主軸とされている。同時上映は『ザブングル グラフィティ』と『チョロQダグラム』。

シーン

劇場公開に際し、TV版の映像は一部作画を改められている。また荒れたモノクロ映像として処理した場面が随所に挿入されているのが、実際の記録映像を思わせる硬派な印象だけでなく、長尺の映像にアクセントを与えている。

  • ハンググライダー装備で議事堂に突入するソルティック隊。クリンも一員として参加し、対面した父から意外な結末を知らされる。

  • クリンが野戦病院で再会したデイジー。TV版ではクリンを追う中で自立していくヒロインだが、劇場版ではこの場面のみの登場。

  • 北極ポートを目前にしたカルナック越えの激戦にて、リニアカノンを構えるダグラム。モノクロ映像での戦闘は戦記ものを思わせる。

  • 人民解放政府のカルメルと、連邦政府弁務官ラコックの握手。取材陣に取り囲まれる中での政治劇の描写も本作の特徴。