©橋口たかし/小学館・パンタジア・テレビ東京
作品名 | 焼きたて!!ジャぱん |
作品名 (ひらがな) | やきたて!!じゃぱん |
Title (英語表記) | YAKITATE!! JAPAN |
放送開始 | 2004年10月12日 |
放送終了 | 2006年3月14日 |
話数 | 全69話 |
スタジオ | 第1スタジオ |
主題歌 | OP 「ホウキ雲」(第1~30話) 歌/RYTHEM 「Promise」(第31~55話) 歌/TiA 「小さな詩」(第56~69話) 歌/MARIA ED「SUNDAY」(第1~12話) 歌/The Babystars 「To All Tha Dreamers」(第13~30話) 歌/SOUL'd OUT 「ハミングバード」(第31~45話) 歌/little by little 「Re:START」(第46~55話) 歌/surface 「Merry Go Round」(第56~62話) 歌/Mai Hoshimura 「ココロビーダマ」(第63話~第69話) 歌/RYTHEM |
関連リンク | https://www.yakitate-japan.com/ |
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キャスト
東 和馬/小林由美子
梓川月乃/大塚ちひろ
河内恭介/阪口周平
諏訪原 戒/坂詰貴之
黒柳 亮/子安武人
松代 健/東地宏樹
冠 茂/井上麻里奈
ピエロ・ボルネーゼ/関 智一
マイスター霧崎/速水 奨
霧崎雄一/立木文彦 -
スタッフ
企画/ディーライツ、アニプレックス
企画プロデューサー/杉山孝太
シリーズ構成/隅沢克之
キャラクターデザイン/前澤弘美、戸部敦夫、菱沼義仁
美術監督/池田繁美
色彩設計/佐藤美由紀
撮影監督/大神洋一
編集/鶴渕友彰
音響監督/木村絵理子
音楽/岩崎 琢
監督/青木康直
プロデューサー/山川典夫(テレビ東京)、富岡秀行 原作/橋口たかし「焼きたて!!ジャぱん」(小学館少年サンデーコミックス刊)
世界に誇れる日本のパン、ジャぱん作りに東 和馬が挑む熱血クッキングアニメ
【ストーリー】
幼少の頃、東 和馬は姉に連れていかれたパン屋で、初めてパンの素晴らしさを知る。そして、自分がパン作りに適した温かい手「太陽の手」の持ち主であることに気づく。その店の主人から「日本独自のパン、“ジャぱん”を作りたい」という夢を聞かされた和馬は、自分もジャぱんを作りたいと思うようになり、数々のパンを生み出していく。そんな和馬が中学卒業と同時に、大手ベーカリーチェーン店、パンタジア本店の採用試験を受けることに。そこで出会った仲間たちとともに、和馬はあまたの試練を乗り越えて、真のジャぱんを作るために邁進する。
【解説】
2001年から2007年まで小学館の「週刊少年サンデー」で連載していた人気漫画をアニメ化。スポンサーの山崎製パンとタイアップし、作中に登場したパンを放送時期に合わせて、実際にローソンなどのコンビニエンスストアで販売するなど一風変わった仕掛けを試みた作品でもある。また、桃屋のイメージキャラクターである三木のり平を作中に登場させ、その際に新聞のテレビ欄や、ホームページのロゴを一時的に『焼きたて!! ジャぱんですよ』に変更するなど、テレビ番組の枠を越えた、今までにない演出で視聴者を驚かせた。
ジャぱんを作るため試行錯誤する和馬。そんな彼が所属するパンタジアは、ライバル関係にあるベーカリーチェーン店、サンピエールとの抗争に巻きこまれていく。
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東 和馬
日本人のためのパン、ジャぱんづくりに励む主人公。月乃に見い出され、パンタジア南東京支店で働く。パンの発酵に最適といわれる人並み外れて温かい手「太陽の手」を持つ。
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梓川月乃
パンタジアグループのオーナーの孫娘で、南東京支店の店長代理。父の愛人の娘という出生のせいでグループ内で冷遇を受けている。
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河内恭介
和馬とともにパンタジアの採用試験を受けて仲良くなり、以後腐れ縁に。関西出身のお調子者で、パンタジア本店勤務を夢見る。
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松代 健
パンタジア南東京支店の店長。「日本一のフランスパン職人」と呼ばれる。辛い境遇の月乃を助けるため、自ら南東京支店を志願した。
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諏訪原 戒
パンタジア本店勤務の新人パン職人。和馬をライバル視する。世界中のパンの技術を盗んで作った自分のパンを「ルパン」と呼ぶ。
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黒柳 亮
パンタジア本店勤務。パンのためなら、どこまでも非情になれる性格。パンの味には異常に敏感で、過剰な「リアクション」をとる。
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冠 茂
ハーバード大学を16歳で卒業した天才。パン職人で化学者でもある。パンタジアの新人戦以降、パンタジア南東京支店勤務に。
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木下陰人
和馬たちの同僚で、影が薄い存在。働かない和馬たちを尻目に、分身の術を駆使して、一人で支店を切り盛りする。
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ピエロ・ボルネーゼ霧
モナコカップの審査員をつとめるピエロ。世界レベルの味覚を持つ。和馬のパンを食べて、死んだ両親と再会する。
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霧崎雄一
サンピエールのオーナーで、米粉製の「ゴぱん」を作る世界最強のパン職人。パンタジアを潰そうと企む。
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マイスター霧崎
パンタジアのオーナーから「マイスター」の称号を与えられた本店総支配人。仮面の中に多数の鳥を飼っている。
登場するパンの美味しさを表現するために、食べた人は「リアクション」という過剰な行動をとる。その表現が次第にエスカレートしていく様も、この作品における醍醐味の一つ。
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ベーカリー界のカリスマチェーン店であるパンタジアの採用試験を受けるため、故郷の新潟から単身上京してきた和馬。ここから和馬の、真のジャぱんづくりの戦いが始まる。
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一般的なパンの知識はまるでないが、独自に編み出したジャぱんで、パンタジアの採用試験に挑戦する和馬。独創的なパンは、審査員の黒柳を驚かせる。
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6歳の和馬は、本当に美味しいパンに出会ったことで、パン作りに目覚める。独学でパン作りに励み、ジャぱんを試作55号まで作った。
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パンタジアの本店採用を辞退してしまった和馬と河内。だが、月乃のはからいで、小規模な南東京支店で働くことになった。
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パンタジアの新人だけで行われる新人戦で、和馬は新たなライバルに出会う。月乃の妹、梓川水乃とはメロンパンで対決することに。
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研究費欲しさに仕方なく月乃の姉、梓川雪乃の命令に従う冠 茂。和馬たちに嫌がらせをする雪乃を、内心では快く思っていない。
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和馬と冠による決勝戦で、審査をするマイスター霧崎。和馬のジャぱん60号を食べて、仮面から孔雀が飛び出した。
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パンの世界大会、モナコカップの日本代表として出場することになった和馬、河内、諏訪原の3人はフランスへ赴く。
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マイスター霧崎の妹、ソフィ・バルザック・霧崎は、フランスのパン職人。和馬たちに、フランス人の味覚に合ったパン作りを教える。
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去年のモナコカップ優勝者であるフランス代表のカイザー三兄弟。長男グラン(右上)、次男ボブ(右下)、三男エドワード(左)。
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モナコカップの審査員であるピエロは、世界レベルの味覚だけではなく、分身の術や142 ヶ国語を操る。モナコカップでの彼の「リアクション」によって、ピエロの半生も明らかになっていく。
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モナコカップで優勝をはたした和馬たちは、霧崎雄一とパンタジアの株を賭けて勝負をすることに。その勝負とは、9×9のパネルをパン対決で互いに奪いあう方式、「焼きたて!! 9」というもの。
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「焼きたて!! 9」の審査員をかって出た黒柳は、自ら薫製になるという過激な「リアクション」をしようとして、命を落としかける。
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対戦相手は、諏訪原やアイドルグループ、冠の異母兄弟など多種多様。中でも三木のり平は、作中で和馬を唯一負かした存在だ。(協力:桃屋)
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最後の相手はマイスター霧崎。さらに霧崎雄一が審査員に。和馬の「人格が変わるパン」を食べ、霧崎雄一は優しい一面を垣間見せるが……。
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霧崎雄一の息子であるマイスター霧崎を倒し、「焼きたて!! 9」を制した和馬。パンタジアを霧崎雄一の魔の手から守ることに成功したが、和馬の、真のジャぱんをつくる戦いはまだ続く。
和馬たちが所属するパンタジアグループは、全国に128店舗を有する大手ベーカリーチェーン。霧崎雄一率いるサンピエールと対立している。のちに霧崎雄一は、パンタジアの持ち株の50%を買い占めてしまう。
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パンタジア南東京支店。従業員が5人しかいない小規模ベーカリーショップ。店長は松代で、店長代理が月乃。和馬と河内もここで働いているが、もっぱらの業務は、木下一人で切り盛り。
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パンタジア青山本店。パンタジアグループの中でも最大の売り上げを誇り、本店のパン職人は最高の待遇を受ける。パン職人憧れの店。
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サンピエール東京本店。パンタジア南東京支店のはす向かいに建てられ、南東京支店は客を奪われている。
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モナコカップの主な会場となったモナコ公国のグランカジノ。和馬は決勝で「歴史を変えるパン」を作り、優勝をはたす。
- サンピエールと戦った「焼きたて!! 9」では、日本全国が舞台となったため、トラックに搭載された厨房でパンづくりが行われていた。