©海童博行・富沢義彦/集英社・WiZ・サンライズ・陰陽製作委員会
作品名 | 陰陽大戦記 |
作品名 (ひらがな) | おんみょうたいせんき |
Title (英語表記) | ONMYO TAISENKI |
放送開始 | 2004年9月30日 |
放送終了 | 2005年9月29日 |
話数 | 全52話 |
スタジオ | 第10スタジオ |
主題歌 | OP 「君となら」 歌/サザーランド(第1~26話) 「PULSE」 歌/FAKE?(第27~52話) ED「空カケアガル」 歌/雷鼓(第1~13話) 「白い冬」 歌/雷鼓(第14~26話) 「君に届くまで」 歌/柳澤純子(第27~52話) |
関連リンク | http://www.onmyoutaisenki.net/index.html |
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キャスト
太刀花リク/福山 潤
白虎のコゲンタ/相田さやか
飛鳥ユーマ/小田久史
白虎のランゲツ/三宅健太
大神マサオミ/竹若拓磨
青龍のキバチヨ/勝 杏里
飛鳥ソーマ/早水リサ
上善寺モモ/ゆかな
香美屋リュージ/水島大宙
ナズナ/神田朱未
吉川ヤクモ/森田成一
西郷テル/坪井智浩 -
スタッフ
企画/サンライズ、WiZ
企画プロデューサー/宮河恭夫
原作/海童博行・富沢義彦/集英社
シリーズ構成/千葉克彦(第1~26話)
岡崎純子(第27~52話)
オリジナルキャラクター&式神デザイン/福田道生
アニメーションキャラクターデザイン/倉田綾子
アニメーション式神設定/榎本勝紀
美術監督/小川由紀子
色彩設計/村上智美
音響監督/藤野貞義
編集/山森重之(第1~26話)
坂本久美子(第27~52話)
音楽/福島祐子
監督/菱田正和
プロデューサー/山川典夫、笹村武史(テレビ東京)
笹田直樹(NAS)
渡辺洋一(サンライズ)
式神を操る闘神士たちがバトルを繰りひろげるアクションアニメ
【ストーリー】
古来より式神を操る闘神士(とうじんし)は、妖怪が住み着く伏魔殿の鬼門を守護する天流と、そこから漏れ出る魑魅魍魎を討伐する地流という二つの流派に分かれ、協力関係にあった。だが、約 1000年前に地流が天流を襲った事件をキッカケに決裂。そして現代、天流は流派としての機能を失い、地流は総帥ミカヅチのもと、着実に勢力を伸ばしていた。そんな時、12歳の少年、太刀花リクは偶然から神操機(ドライブ)を手にして、式神の一人、白虎のコゲンタと出会い、二人は戦いの中で、絆を深めながら成長していく……。
【解説】
バンダイの玩具「陰陽闘神機」をベースに、テレビ東京開局40周年記念作品として作られたオリジナルアニメ。玩具やゲーム、漫画とともにメディアミックス展開を行い話題を呼んだ。作品に陰陽五行思想や、陰陽道をモチーフとして取りいれ、今までにない新しい世界観を作り出すことに成功。さらに式神と少年の友情を描くことで、視聴者に深い共感を呼んだ。
節季を司る神々である式神を、式神界から降神させ操る闘神士。その闘神士の流派には、天流と地流の他に、ウツホ復活を企む神流という流派がある。
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太刀花リク
主人公。天神中学校に通う12歳。本名は「ヨウメイ」で、赤ん坊のとき、1000年前から現代に飛ばされてきた。温和な性格で、戦いに対して消極的。白虎のコゲンタと契約を結ぶ闘神士。
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白虎のコゲンタ
リクと契約した信頼を司る白虎族の式神。属性は土。陰陽剣の「西海道虎鉄」を操る。短気な性格で、やる気のないリクを叱咤激励するが、やがてお互い理解しあえる仲に。
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飛鳥ユーマ
白虎のランゲツと契約する地流闘神士で、リクのライバル。卑怯な戦い方を嫌う性格。地流宗家のミカヅチに反旗を翻した両親を持つ。
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白虎のランゲツ
白虎族の式神。コゲンタと浅からぬ因縁を持ち、ライバル関係にある。契約相手のユーマに忠義を尽くすが、力ばかりを求めるユーマを心配することも。
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吉川ヤクモ
前の陰陽大戦を終結させた伝説の闘神士。5体の式神を同時に降神できる。神流の正体と目的を探るため、伏魔殿に潜入した。去り際の口癖は「バイス」。
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飛鳥ソーマ
ユーマの弟。10歳。地流組織から出奔し、リクのアパートに身を寄せた元地流の闘神士。やんちゃな式神“雷火のフサノシン”の闘神士。
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雷火のフサノシン
希望を司る雷火族でソーマの式神。節季は雨水、属性は火。ハヤブサに似た外見で、陰陽手槍“雷鳴王(らいめいおう)”を手に、今日も元気に空を飛ぶ。
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流闘神士の西郷テル
流浪の天流闘神士。曲がったことの嫌いな少年で、式神“赤銅のイソロク”と共に修行に励む。16歳。
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赤銅のイソロク
心を司る赤銅族でテルの式神。節季は小暑。属性は金。カブトムシのような外見の式神で、陰陽鉄球 “朝洞塊(あさぼらけ)”を使いこなす。
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青竜のキバチヨ(左) 大神マサオミ(右)
マサオミは原付バイクと丼物が大好きな17歳。リクのピンチを度々助ける。実は神流の闘神士で、リクと同じく過去からやってきた。陽気な性格の式神、青龍のキバチヨと契約。
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ナズナ
10歳にして新太白神社を一人で守る天流の闘神巫女。リクのアパートに住みつき、リクに印の指南をする。
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上善寺モモ
リクの近所に住む幼なじみ。リクと同じボート部に所属。リクにほのかな恋心を抱くが、肝心のリクには全然伝わっていない。
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香美屋リュージ(左) 麻生リナ(右)
リクのクラスメイトたち。リュージはボート部の熱血部員で、野菜好き。リナは霊感が強く、コゲンタを猫のように可愛がろうとする。
現代において、地流は宗家のミカヅチによって勢力を伸ばす。しかし、天流は流派として完全に衰退。そんな時に太刀花リクは、偶然、式神を操る神具、神操機を見つける。
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天流の太刀花ソウタロウと二人暮らしをしているリク。ソウタロウは、両親のことを知らないリクを本当の孫のように可愛がる。
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地流闘神士に襲われたリクは、隠れ社(やしろ)に封印されていた神操機を偶然手にし、式神、白虎のコゲンタと契約を結ぶことに。
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リクと契約を結んだことで現代に降神したコゲンタ。リクが神操機で印を切ることで、コゲンタは技を繰り出すことができる。式神は契約者に忠実で、命令の善悪を問わず実行する存在だ。
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リクのライバルである地流宗家のユーマと、許婚のミヅキ(右)。リクに負けた敗因を、式神のランゲツではなく、闘神士としての己の未熟さにあると考えたユーマは修業に励む。
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リクたちのクラス担任で、ボート部の顧問でもある間宮ユミ。仕事に対する意欲は乏しく、常日頃からサボることばかり考えている。
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地流闘神士たちを支配するミカヅチグループの総帥、ミカヅチ。彼の真の目的は、地流大鬼門を開き、新しい世界を作ることだった。
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修業のため伏魔殿にやって来たリクは、四季が混在した不思議な風景を発見する。そこで、リクは古装束を着た女性のことを思い出す。
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闘神士としての戦いを続けながら、ボート部の奇妙な練習に参加するリク。両立に苦労するリクだが、仲間の笑顔に救われることも。
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極神操機(きわめドライブ)によって、新たな力を得たコゲンタ。天地宗家のリクとユーマは、二人で暴走するミカヅチを倒す。
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マサオミたち神流の暗躍により、復活したウツホ。1000年以上も伏魔殿に封印されたことを恨むウツホは、世界を崩壊させようとする。
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世界の崩壊を食い止めるため5体の式神とともに自ら犠牲になって、五行柱になったヤクモ。その時間はほんのわずかだけだった。
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マサオミと同じく平安時代から来た神流の闘神士、タイザン(左奥)と、霜花のオニシバ(右前)。長年仲間だったマサオミと対立。
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超大降神に進化したコゲンタ、ランゲツ、キバチヨは、ウツホの操る式神を打ち砕く。再びウツホを封印しようとする時、リクは封印することに反対する。
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人間と式神の絆の強さを訴えたリクの言葉で、ウツホは式神と平和に暮らしたいという本当の気持ちを思い出し、世界の崩壊が止まる。
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世界に平和が戻り、人々に笑顔が戻ったことで、コゲンタとの契約も終わる時が来る。感謝の言葉を交わす二人に、もう悲しみはない。
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現代に残ったリクは、両親と再会する道を選ばなかった。だが、両親のリクを想う気持ちが、千年の時を越えて石碑に刻まれていたことを知る。
現代、平安時代、異空間の伏魔殿。それぞれ異なる3つの世界を舞台に物語は展開。どの世界にも花などの自然がちりばめられている。
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リクの住まいである「めぞん太刀花」。ソウタロウが旅に出た後は、ソーマやナズナが移り住むことになる。向かいにはモモの家が。
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京都にある新太白神社。天流ゆかりの神社で、ナズナが一人で管理していた。近くに、1000年前にあった天流宗家の跡地がある。
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伏魔殿と呼ばれる異空間フィールド。現実世界と常識が全く異なる世界で、最深部にウツホが封印されいた。
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天流宗家の家。1000年前、地流に襲撃されたリクの両親は、命の危険にさらされた天流宗家の跡取りであるリクを現代に逃がした。
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リクたちが住む天神町。北には山、西には道路、東に川、南に海があり、平安京と同じ地形となっている。この町にあった隠れ社(やしろ)に、コゲンタの神操機が奉られている。