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作品名 | リーンの翼 |
作品名 (ひらがな) | りーんのつばさ |
Title (英語表記) | THE WINGS OF REAN |
配信開始 | 2005年12月10日 |
最終話配信 | 2006年9月8日 |
話数 | 全6話 |
スタジオ | 第2スタジオ |
主題歌 | ED 「MY FATE」 歌/ANNA |
音楽配信リンク | リーンの翼(オリジナルサウンドトラック) |
関連リンク | http://www.rean-wings.net/ |
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キャスト
エイサップ・鈴木/福山 潤
リュクス・サコミズ/嶋村 侑
シンジロウ・サコミズ/小山力也
コドール・サコミズ/林 真里花
アマルガン・ルドル/仲野 裕
矢藩朗利/土田 大
金本平次/田邉真吾
アレックス・ゴレム/大川 透 -
スタッフ
企画/内田健二、上埜芳被、松本 悟
脚本/高山治郎、富野由悠季
ビジュアルコンセプト/ okama
キャラクターデザイン/工藤昌史
メカニカルデザイン/篠原 保、沙倉拓実
美術監督/池田繁美
色彩設計/横山さよ子
総作画監督/工藤昌史
総メカニカル作画監督/吉岡 毅(第3~6話)
CGスーパーバイザー/小畑正好
CGプロデューサー/今西隆志(第1~2話)、柴田英樹
オフライン編集/坂本久美子(ジェイフィルム)
音響監督/若林和弘
音楽/樋口康雄
原作・総監督/富野由悠季
プロデューサー/河口佳高(サンライズ)
湯川 淳(バンダイビジュアル)
宇都宮将人(バンダイチャンネル)
新たな聖戦士とバイストン・ウェルの物語
【ストーリー】
米軍基地の町岩国に住むエイサップ・鈴木は、「リーンの翼の沓」を持つ少女リュクスと出会い、異世界バイストン・ウェルへ招かれる。リュクスの父でバイストン・ウェルのホウジョウ国を治めるサコミズは、元は日本の軍人であった。エイサップは、サコミズの野心を諌めるために戦うことになる。
【解説】
富野由悠季監督が創造した異世界バイストン・ウェルを舞台とする、『聖戦士ダンバイン』以来のファンタジーロボットアクション。新たな解釈でバイストン・ウェルという異世界を通じ、現代日本を照射する物語となっている。ネット配信の完全新作として話題を呼んだ。
地上世界とバイストン・ウェル、日本とアメリカ、現代日本と戦前日本……異なる二つの世界、二つの時代をそれぞれに背負った登場人物たちが交錯する。
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エイサップ・鈴木
米軍基地司令官を父に、日本人を母に持つ少年。バイストン・ウェルの英雄「リーンの翼の聖戦士」に選ばれ、迷いながらもホウジョウ軍と戦う。
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ナナジン
生体エネルギー「オーラ力」によって動くオーラバトラー(戦闘ロボット)。「名なし」から転じて、七福神にちなんで命名。エイサップが操縦する。
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リュクス・サコミズ
バイストン・ウェルのホウジョウ国の姫。父の野心を憂い、それを諌めようとする。
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アマルガン・ルドル
サコミズ王の旧友だが、王の野心に反旗を翻し、反乱軍を率いている。歴戦の勇士。
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アプロゲネ
反乱軍の旧式戦艦。ホウジョウ軍の新鋭艦キントキと戦いながら地上に姿を現わす。エイサップたちの乗艦になる。
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シンジロウ・サコミズ
ホウジョウ国の王だが、元は日本の特攻隊員。地上への帰還を望み、戦乱を引き起こす。
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矢藩朗利
エイサップと同じアパートに住んでいる。過激な反米思想を持つエイサップの悪友。
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金本平次
インテリで機械に強い。エイサップと同じアパートに住んでいて、朗利といつも一緒にいる。
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オウカオー
サコミズが操縦するホウジョウ軍の新型オーラバトラー。命名はかつてサコミズが特攻隊時代に搭乗した「桜花」から。
物語の舞台は、地上からバイストン・ウェルへ、そして再び地上へと移り変わり、親子の葛藤、祖国への思い、敗戦の無念、野心など、様々な思いを交錯させながら展開する。
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岩国では、朗利と金本が米軍基地を攻撃した騒動のさなか、突如としてバイストン・ウェルの戦艦が相争いながら海中から出現した。
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バイストン・ウェルに飛ばされたエイサップとリュクスは、妖精ミ・フェラリオのエレボスをともない、ホウジョウの国へと向かった。
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エイサップは、同時にバイストン・ウェルへ来てしまった朗利、金本、自衛隊員の田中らとともに、はからずも「聖戦士」としてサコミズ王の軍に組み入れられることになる。
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サコミズ王と対峙するフェラリオの女王ジャコバ。女王の怒りによって、サコミズとその軍勢は、すべて地上の世界へと飛ばされる。
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アメリカ海軍のマキャベル将軍は、地上に出たサコミズの妻コドールと手を組み、エイサップの父も巻きこんでクーデターをはかる。
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繁栄に溺れる現代日本を破壊しようとするサコミズのオーラバトラー、オウカオー。だが、その暴走する思いを、かつてサコミズの特攻機に下げられた乙女の人形が食い止めた。
今回のシリーズでは、過去の作品とは一転して、まったく新たなデザインコンセプトによるバイストン・ウェル世界を表現。また、美術面では、随所に、古い日本の精神を感じさせる和風のテイストが取りいれられている。
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バイストン・ウェルのフェラリオたち。ビジュアルコンセプターのokamaにより、旧シリーズとも異なる独自のデザインが創りだされた。
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ホウジョウ軍の巨大戦艦フガク。生物的なオーラマシンだが、第二次世界大戦時の日本の軍艦を思わせる意匠が取りいれられている。
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ラストシーンで登場する、サコミズの実家の墓地。散る桜には、日本的な儚いものへの思いと、鎮魂の情が込められている。
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フェラリオの女王ジャコバらが住まう、バイストン・ウェルのワーラーカーレーン。海と空の狭間の世界という幻想的な光景だ。