©2004 高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ・小学館プロダクション・日本テレビ・東宝・読売テレビエンタープライズ
作品名 | 犬夜叉 紅蓮の蓬莱島 |
作品名 (ひらがな) | いぬやしゃ ぐれんのほうらいじま |
Title (英語表記) | INUYASYA THE MOVIE : Fire on the Mystic Island |
公開 | 2004年12月23日 |
話数 | 全1話 |
スタジオ | 第5スタジオ |
主題歌 | TS 「楽園」 歌/Do As Infinity |
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キャスト
犬夜叉/山口勝平
日暮かごめ/雪乃五月
弥勒/辻谷耕史
珊瑚/桑島法子
七宝/渡辺久美子
桔梗/日高のり子
殺生丸/成田 剣
藍/本井えみ
龍羅/神奈延年
凶羅/飛田展男
獣羅/草尾 毅
剛羅/西前忠久
浅葱/折笠富美子 -
スタッフ
企画/諏訪道彦、植田益朗
原作/高橋留美子(「犬夜叉」小学館 少年サンデーコミックス刊)
脚本/隅沢克之
キャラクターデザイン・総作画監督/菱沼義仁
美術監督/石垣 努
美術/野村裕樹
色彩設定/歌川律子
3DCGIディレクター/大川 威
CG監督/古川貴之
撮影監督/高橋雄大
編集/山森重之
音響監督/鶴岡陽太
音楽プロデューサー/長澤隆之
監督/篠原俊哉
音楽/和田 薫
プロデューサー/諏訪道彦、植田益朗、岩田幹宏
『犬夜叉』製作委員会/
株式会社小学館、読売テレビ放送株式会社
株式会社サンライズ、株式会社小学館プロダクション
日本テレビ放送網株式会社、東宝株式会社
株式会社読売テレビエンタープライズ
本当のクライマックスを劇場版最終作で体感
【ストーリー】
50年に一度姿を現す幻の島、蓬莱島は四闘神に支配されていた。犬夜叉たちはそこから逃げ出した半妖の子、藍に助けを求められる。島にわずかに残った半妖の子供たちを救うべく、犬夜叉は蓬莱島の護り巫女の奏より託された、四闘神の力を封じこめた「玉匣(たまくしげ)の箱」を壊そうとする。だが、四闘神によって造られた桔梗の複製によって箱は解放され、四闘神は本来の力を取り戻してしまう。だが、犬夜叉は、四闘神よりも偽の桔梗に心を惑わされ力を発揮できない。ついに犬夜叉たちは、この戦いに導かれるように島にやってきた殺生丸、桔梗とともに、四闘神相手に死闘を繰りひろげる。
【解説】
同年9月に放送終了した同名TVシリーズの劇場版第4作。TVシリーズ終了後ということで、ファンにとっても、スタッフにとってもなごり深い作品となった。『とっとこハム太郎』と併映された。
映画最終作にあたる本作では、犬夜叉に対して50年前の因縁を持つ四闘神が登場。青竜、白虎、朱雀、玄武の四神をモチーフにした四闘神が犬夜叉たちを苦しめる。
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犬夜叉(いぬやしゃ)
大妖怪の父と人間の母の間に生まれた半妖で、父が遺した鉄砕牙という妖刀を振るう。どんな望みも叶えるという、四魂の玉のかけらを集めている。
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日暮(ひぐらし)かごめ
戦国時代にタイムスリップする力を持つ中学生。巫女の桔梗の生まれ変わりで、四魂の玉の気配を感じるなどの霊力が使える。
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桔梗(ききょう)
四魂の玉を護る霊力の高い巫女として犬夜叉と心を通わせていたが、死びととなってからは、犬夜叉とは別行動をとる。
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萌黄(もえぎ) 、浅葱(あさぎ) 、緑(ろく)、橙(だい)、紫苑(しおん)、藍(あい)(左から)
蓬莱島にわずかに残る半妖の子供たち。島から逃げ出せないまま、その命を龍羅たち四島神の魔力に変えられるべく、刻印を刻まれる。
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龍羅(りゅうら)
蓬莱島を支配する四闘神のリーダー格的存在。風神牙と雷神牙の二刀を操り、犬夜叉を圧倒する。
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凶羅(きょうら)
四闘神の中で参謀的な存在を務める。美男子だがその裏に酷薄な性格を隠し持つ。紅雀鬼扇を使い炎を操る。
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獣羅(じゅうら)
四闘神の中で一番の怪力の持ち主。斉天砲で遠距離の敵に、体術で近距離の敵に立ち向かう肉体派。
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剛羅(ごうら)
三兄弟とは異なり、小さな島ほどの巨大なカメの姿をした四闘神。甲羅や口から火球を吐いて攻撃をしてくる。
50年前に四闘神が刻んだ刻印に呼び寄せられるかのように、蓬莱島へと渡った犬夜叉。四闘神との戦いでの迫力あるアクション、犬夜叉とかごめとの日常および戦闘時の絶妙なコンビネーションなど見所は多い。
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犬夜叉たちが偶然救った藍は、50年前に蓬莱島で出会ったときと同じ姿で犬夜叉に助けを求める。
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七宝(右)も半妖の子供たちを率いて地味に活躍。藍に恋心を抱いたが、残念ながら恋は実らなかった。
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奏によって力を「玉匣の箱」に封じられた四闘神は、半妖を鳴動の釜にくべて、その力を維持してきた。
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半妖の力を吸い上げる鳴動の釜で、犬夜叉は奏の魂に四闘神討伐の意志を告げ、その力を分けてもらう。
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「玉匣の箱」を開けさせるために造られた、桔梗のクローン。その姿に犬夜叉は剣を向けることができない。
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殺生丸も刻印を受けた過去を持っていた。50年ぶりに現れた蓬莱島にやってきた殺生丸は凶羅を討つ。
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風神牙と雷神牙の二刀を操る龍羅に、犬夜叉は大苦戦する。だが、浅葱たちの必死の姿を見た犬夜叉は「おめえらの気持ちはよくわかった。あとはオレにまかせろ」と言い放つと、龍羅を二刀もろとも一刀両断する。
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四闘神を倒したと思いきや、四人の眉間の玉が合体。異形の龍羅となって犬夜叉の前に立ち塞がる。
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異形の龍羅に止めをさしたのは、やはり犬夜叉の金剛爆流破とかごめの破魔の矢の合体攻撃だった。
本作の舞台となる蓬莱島は、結界に守られ、妖怪と人間、そして半妖が平和に暮らすユートピアだった。だが50 年に一度の結界が弱まる時を狙ってやってきた四闘神に島を支配され、島は荒廃してしまう。
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かつては多くの妖怪と人間が暮らしていた蓬莱島の村だったが、今では四闘神によって荒れ果てている。
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犬夜叉が浅葱たちと出会った生け贄台。生け贄となる決心をした浅葱はここで別れの歌を歌っていた。
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元は神聖な場所だった鳴動の釜だが、四闘神によって半妖から力を抜き取るための装置とされてしまう。
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犬夜叉の活躍で鳴動の釜は破壊される。だがそれによって蓬莱島の結界も消え、島は崩壊してしまう。