©2006 FREEDOM COMMITTEE
作品名 | FREEDOM |
作品名 (ひらがな) | ふりいだむ |
Title (英語表記) | FREEDOM |
第1巻発売日 | 2006年11月24日 |
最終巻発売日 | 2008年1月25日 |
話数 | 全6話 |
スタジオ | 荻窪スタジオ |
主題歌 | TS 「This Is Love」」 歌/宇多田ヒカル |
関連リンク | http://freedom-project.jp/ |
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キャスト
タケル/浪川大輔
カズマ/森久保祥太郎
ビス/山口勝平
アラン/加藤精三
アオ/小林沙苗
タイラ/桐本琢也 -
スタッフ
製作/川城和実、島本雄二、吉井孝幸
企画・原案/高松 聡
シリーズ構成/佐藤 大、千葉克彦
キャラクター&メカニカルデザイン/大友克洋
キャラクターデザイン/桟敷大祐、入江 篤
メカニカルデザイン/末武康光
デザインワークス/岡田有章
David Roy Johnson
南條好美
美術監督/市倉 敬
色彩設計/安部なぎさ
世界観設定/渡部 隆、曽野由大、青木智由紀
エフェクトアニメーション/橋本敬史
CGI監督/佐藤広大
画面設計/山浦晶代
音響監督/百瀬慶一
音楽/池 頼広
監督/森田修平
プロデューサー/向井地基起、横山真二郎、土屋康昌、松下日出男
ゼネラルプロデューサー/江口政道、町田修一
エグゼクティブプロデューサー/梅沢勝路、田中 渉、内田健二、杉田 敦
FREEDOM製作委員会
バンダイビジュアル
電通
サンライズ
エモーション
特別協力/日清食品
テレビCMとのコラボレーション
【ストーリー】
23世紀、百年以上前の巨大宇宙ステーション落下事故による異常気象で、地球は滅亡したとされていた。大災厄を期に、火星開発の足がかりだった月基地は火星開発計画を放棄し、人類存続を目的とした恒久都市EDENを建設。人々は、唯一の生存圏EDENで緻密に管理され、穏やかな生活を送っていた。だがある日、少年タケルは月面で、地球の少女から送られてきたメッセージを拾う。
【解説】
日清「カップヌードル」の広告の一環として企画・製作された作品。抑圧的な管理社会からはみ出しがちな少年タケルが好んで食べる食品として、「カップヌードル」が登場する。独特なデザインのメカや人物と、写実的な背景をすべてを3DCGで作り、セルアニメ風に仕上げた。また月の人たちはアポロ計画が好きで、古い宇宙服のレプリカや月面車などが、作中に登場する。
メカは、閉鎖社会の円熟しているが発展性に欠ける技術を表現した。逆にキャラクターは、管理社会に収まりきらないバイタリティあふれる人物を目指して創造。
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タケル
月面都市EDENに住む15歳の少年。義侠心に富み惚れっぽい。作業車改造のトライシクルビークルで、ビークルレースに参加している。
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アラン
EDENのDOM区の管理者。月面都市中からはぐれ者を集めて住まわせている。タケルたちにいろいろなことを教え、手を貸す。
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アオ
地球のフロリダに住む少女。言い伝えにある月面都市に生存者がいることを信じて、ロケットにメッセージを載せて打ち上げた。
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ビス
工学系の才能に恵まれたタケルの友人。少々内気で臆病な性格。なにかとタケルに振り回されるが、それでも一緒につるんでいる。
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カズマ
タケルの親友。いつもは先走るタケルを抑える役どころ。だが、行動するときは頼もしい相棒となり、暴走するタケルをフォローする。
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ビークル
月面都市の乗物。タケルの愛車は作業車を改造したもの。地球でも使えるようにビスがさらに手を加え、アメリカ大陸横断に使用した。
タケルは月面で拾った写真の少女に恋をした。だが、写真に写っていた風景は、月面都市ではなく、滅んだはずの地球。写真の少女をめざして、タケルの冒険の旅が始まる。
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タケルたちは学校を卒業し、就職を待つ身。ビークルのレースに燃えていた。
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ビークル事故の刑罰で奉仕活動中のタケル。月面でメッセージの書かれた謎の写真を拾う。
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見たこともない景色、笑っている少女。アランはこの写真を地球のフロリダだと断じた。
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ムーンバギーを駆るタケルたち。月面都市からでは見えない、地球の姿を確かめるためだ。
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月の裏側にあるEDENからは直接見ることができない地球。環境異変で死に絶え、赤くくすんでいると教えられていた。だがタケルたちは、鮮やかな青さの美しい地球を目の当たりにする。
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タケルたちの行為は管理規則に抵触していた。管理局のロボットがムーンバギーを襲う。
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タケルたちを追って、アランの管理するDOM区にも、管理局からのロボットが押し寄せる。
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アランに教えられた、古い月面基地の脱出船。タケルとビスは、この船で地球へ向かう。
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辿りついたのは、アメリカ大陸中西部。廃墟となったかつての歓楽都市ラスベガス。
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フロリダははるかに遠い。ビスは、タケルのトライシクルビークルを地球用に改造する。
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トライシクルビークルで荒野を激走。月面育ちのタケルたちは、地球の広さを実感する。
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かつての大陸横断道路、ルート66をひた走る。宇宙船に残っていた古い地図データが頼りだ。
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ガス欠を起こしたトライシクルビークル。ビスは放棄を提案するが、タケルは諦めない。
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タケルたちは荒野を走ってくるバスに遭遇。人類は滅んでいなかったのだ。
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バスの乗客はみんな気持ちのいい奴ら。ガソリンを補給できるところまで乗せてくれた。
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バスの一行と別れる前晩。乗客の一人から地球流の愛の告白は強烈な第一印象だと教わる。
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ついに会えたフロリダの少女アオ。しかし、勘違いしたタケルの愛の告白に呆れ顔。
宇宙ステーション落下事故の後、ごく少数の人々が月面で生き残った。少ない資源を有効活用し、人類を滅ぼさないためにEDEN市民の生活は管理局によって緻密に運営されていた。徹底した管理社会なのだ。
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タケルたちが学校で学んだ、宇宙ステーションの落下事故。それが地球滅亡の原因だった。
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荒廃し、まるで火星のように赤い星となった地球。月の人々は、この地球しか知らない。
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月の人々は、たて続く天変地異で、ついには地球が死の星になったと、歴史で学んでいる。
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月面都市は広い空洞内に棚のような人工の大地が重なり、エレベータで結ばれている。
FREEDOM特別編 FREEDOM SEVEN
FREEDOM特別編 FREEDOM SEVEN
『FREEDOM SEVEN』は『FREEDOM』のその後を描いた作品として制作された。再び舞台を月に移し「地球は生きている!」月面都市EDENで隠され続けている真実を伝えるため、そして親友カズマとの再会の約束を果たすため、タケルはアオとともに再び月へ。しかし、二人は待ち受けていたEDEN運営局によって拘束されてしまう。タケルとビスがEDENを離れてから、いったいなにがあったのか。そしてFREEDOMの伝説が明かされていく。