ねらわれた学園

過去にも度々映画やテレビドラマで映像化されてきた眉村卓の名作小説の初のアニメ化

【ストーリー】
始業式の朝。古都鎌倉の中学に通う関ケンジを待っていたのは、ふたつの“出会い”だった。ひとつは、密かに好意を寄せていた、生徒会書記・春河カホリとの心弾ませる遭遇。彼女と朝の海で初めて言葉を交わすことになったケンジは有頂天に。そんなケンジを幼なじみでカホリの友人でもある涼浦ナツキは複雑な思いで見守る。そしてもうひとつの出会いは、高台で桜の花びら受けながら、まるで風を操るように立っていた少年との心ざわめかせる遭遇。その少年に何か不思議なものを感じるケンジ。そしてその少年との再会は思ったより早く訪れる。ケンジたちのクラスにやってきた、転校生・京極リョウイチ、彼こそがその少年だった。ケンジ、ナツキ、カホリのいるクラスに現れた京極は、次第にクラスに溶け込んでいきながら、一方で何かクラスメートの持つ雰囲気と相容れないものを漂わせる。そしてそんな京極にひそかに惹かれ始めるカホリ。やがて学園では不思議な出来事が起こり始める。

【解説】
眉村卓のベストセラー小説『ねらわれた学園』を原作にアニメーション映画化。監督の中村亮介が内藤裕子と共著で脚本を執筆。時代を現代の中学校に置き換え、新しい解釈による作品となっている。

神奈川県鎌倉市にあるごく普通の中学校に通う主人公たちのクラスに、ハンサムな少年が転入してきた。

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  関ケンジ

  鎌倉に住む中学二年生。ナツキとは家が隣りどうしで幼なじみ。カホリが気になる。

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  涼浦ナツキ

  ケンジの幼なじみで同級生。ケンジへの想いに気づくが…

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  京極リョウイチ

  ケンジ、ナツキ、カホリの通う中学校に桜の季節に転校してくる。謎めいた彼の目的は…

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  春河カホリ

  ケンジ、ナツキと同じ中学に通うクラスメート。謎の転校生・京極に心惹かれる。

季節が過ぎて、僕らはキセキの意味を知る――

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  愛犬の散歩の為に早朝の高台にやって来た主人公・関ケンジ。桜の花びらが舞う中、彼はそこで謎の美少年・京極リョウイチと出会う。

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  一方、ケンジの同級生で幼馴染の沖浦ナツキは密かにケンジに思いを寄せていた。しかし当のケンジは同級生の春河カホリに夢中。そんな彼らのクラスにある日、リョウイチが転校してくる。

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  謎めいた雰囲気で他の同級生とは一線を画すリョウイチに、好意を寄せる女生徒たち。カホリもまた、リョウイチに想いを寄せる女生徒のひとりであった。

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  そうとも知らずカホリに対する想いをナツキに告げるケンジ。ケンジに好意を持っていたナツキはその言葉に傷つき、ケンジに強く当たってしまう。

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  恒例行事として、夏休みの最後に演劇を発表する事になった一同。演目『真夏の夜の夢』を練習するケンジたち。一方、夜の高台では不登校中の同級生・山際ゆりこが飛び降り自殺を図ろうとしていた。

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  それを助けたのは──リョウイチ。なぜ助けたの？と問うゆうこに「わかるんだよ、君の心の声が」と語る。そしてリョウイチは砂時計を使い、「人の心が読める」不思議な力をゆりこに授けるのだった。

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  翌日から再び登校してくるゆりこ。それを境に一人、またひとりと不思議な力を授けられるクラスメートたち。なんでもその能力を使えば携帯電話も必要なく、相手に意思を伝達できるらしい。さらにその能力は未来で生きる為、ひいては未来を救うために必要なのだと分かり……。

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  不思議な能力とまだ見ぬ未来に翻弄される一同。そしてケンジ自身にも不可解な事が起こり始め……。果たして彼らは自分たちの『いまと未来』を守る事が出来るのか――。

古都・鎌倉を舞台に少年少女たちの想いと未来が交錯する――。

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  中学校
  古都・鎌倉にある中学校。とある事件がきっかけで携帯電話持ち込みが禁止になった。リョウイチの転入をきっかけに不可解な事件が起こり始める。

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  高台
  ケンジは早朝の散歩道として、ゆうこは深夜に身を投げようとするなど作中では度々登場している。そしてなぜかいつもこの場所にリョウイチがいて……？

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  海岸
  ケンジとカホリが初めて出会うきっかけにもなった。そしてリョウイチとカホリ、ケンジとナツキの想いが交錯する場所でもある。

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  砂時計
  リョウイチが未来を救うために持ってきた不思議な砂時計。これを使うと、「人の心の声が読める」不思議な能力が手に入るが……。