星界の戦旗

©森岡浩之・早川書房 ©サンライズ

作品名

星界の戦旗

作品名
(ひらがな)
せいかいのせんき
Title
(英語表記)
BANNER OF THE STARS
放送開始2000年4月14日
放送終了2000年7月14日
話数全13話
スタジオ第5スタジオ
主題歌 ED 「Pink」 歌/YUAMU
音楽配信リンク 星界の戦旗 Original Soundtrack
関連リンクhttps://www.sunrise-inc.co.jp/seikai/04/
  • キャスト

    ラフィール/川澄綾子
    ジント/今井由香
    エクリュア/清水香里
    ソバーシュ/斎賀みつき
    サムソン/大塚明夫
    アトスリュア/山田美穂
    スポール/深見梨加
    クファディス/千葉進歩
    ドゥサーニュ/塩沢兼人
    ケネーシュ/鈴鹿千春
    ビボース兄弟/井上和彦

  • スタッフ

    企画/渡辺 繁(バンダイビジュアル)
       植田益朗(サンライズ)
    原作/森岡浩之(ハヤカワ文庫刊)
    ビジュアルコンセプト/赤井孝美
               江田恵一(ナインライブス)
    キャラクターデザイン/渡部圭祐
    メカニックデザイン/森木靖泰、井上邦彦、大輪 充
    美術監督/岡田有章
    色彩設計/横山さよ子
    撮影監督/白井久男
    編集/瀬山武司
    音響監督/小林克良
    オープニングテーマ・音楽/服部克久
    監督/長岡康史
    プロデューサー/海部正樹(WOWOW)
            岩田幹宏(サンライズ)
            杉田 敦 (バンダイビジュアル)
            積 惟文 (ビースタック)

ストーリー&解説

ジントとラフィール、星間戦争の最前線へ

【ストーリー】
星界軍の主計修技館を卒業し翔士となったジントは、3年前、逃避行をともにした少女ラフィールが艦長を務める突撃艦バースロイルに配属。アーヴ帝国の旧領土回復を目的として発動された幻炎作戦に、逃避行の中でやむをえず殺害したフェブダーシュ男爵の妹アトスリュアを直属の上官として、星間戦争へ参加することになる。初陣は辛うじて切り抜けたバースロイルだが、戦況の変化により、より大きな戦いへ巻きこまれていく。

【解説】
同名のSF小説(早川書房刊)を原作とするTVシリーズで、「星界」シリーズの第2弾。前作では半人前の少年と少女に過ぎなかったジントとラフィールが、新米ながら一人前の軍人となり、時に軍人として、時に貴族として星間戦争にかかわっていく。本シリーズは二人が軍人として直接戦闘にかかわるエピソードが多いこともあり、前後のシリーズに比べアーヴの軍人としての側面、星間国家としての側面をかなり強く描写したシリーズでもある。

キャラクター

アーヴによる人類帝国と、人類統合体を中心とする三ヵ国連合の間で戦われている星間戦争。ジントたちが乗りこむ突撃艦バースロイルは、人類史上最大規模のこの戦争の中ではごくありふれた小型艦に過ぎない。

突撃艦バースロイルとその乗組員たち

  • ジント
  • ジント

    ジント

    星界軍主計列翼翔士にして、バースロイルの書記。20歳。父が行方不明のためハイド伯爵を継いでいるが、領地は敵の占領下にある。

  • ラフィール
  • ラフィール

    ラフィール

    星界軍十翔長で突撃艦バースロイルの艦長。アーヴ帝国皇帝の孫娘でクリューブ王国の第一王女でもある。誇り高く負けず嫌いな19歳。

  • ディアーホ
  • ディアーホ

    ディアーホ

    ジントがラフィールからもらった猫。由緒正しいアーヴ猫で、お風呂が苦手。ジントの部屋を抜け出し、艦内を出歩くことも多い。

  • バースロイル
  • バースロイル

    バースロイル

    ラフィールが艦長を務めるロイル級突撃艦。一撃離脱を旨とする高機動艦だが、守備面は脆弱。艦内に貴族の城館があることで有名。

  • ソバーシュ

    ソバーシュ

    星界軍前衛翔士。航法士を務める先任翔士で、中性的な魅力を持つ女性。軍に戻る前は成功した貿易商だった。

  • サムソン

    サムソン

    星界軍匠列翼翔士で、機関の操作や応急修理を担当する役職である監督を務める。地上世界出身の叩き上げ。

  • エクリュア

    エクリュア

    砲術士と通信士を兼ねる次席翔士。寡黙で無表情だが実は口が悪い。同世代の地上人であるジントに興味を持つ。

シーン

多様な過去を持つバースロイルの乗員たちは、さまざまな姿勢で戦争に関わっていく。そして時に、軍人という立場から離れることもある。

  • バースロイルのブリッジ。星界軍の宇宙艦は空識覚を持つアーヴのみが操舵可能で、突撃艦では艦長が操舵を担当する。

  • 機関部で作業を行う従士たち。バースロイルの26人の乗員の大部分は彼ら従士である。編成上サムソンを直属上司とする者が多い。

  • 幼少時のエクリュア。一人だけ人間の子供だったため猫にいじめられた彼女は、なぜか飼い主以上にディアーホを気にしてくれている。

  • 戦場となったアプティック星系の降伏調印式典に、帝国代表と副代表として参加する二人。軍人としてではなく皇族や貴族として戦争に関わる側面である。

  • バースロイル爆散時、ジントを救い救命莢で脱出したラフィールは彼に語る。「そなたが死んだら私が哀しむ。それでは不足か?」

『星界の戦旗 特別編』

特別編に追加された新作カット。新シリーズの開始時に前シリーズの特別編をリリースするスタイルが定例化した。

『星界の戦旗 特別編』

前シリーズ『星界の紋章』同様に、本シリーズにも特別編が存在する。これは『星界の戦旗II』の放映開始に先立って放映されたもので、本シリーズに新作カットを加えて再編集を行った総集編である。