星方武侠アウトロースター

宇宙に憧れたかつての少年がエーテルの満ちる海を駆けめぐる

【ストーリー】
世は宇宙航海時代。惑星センチネルⅡで何でも屋を営むジーンは、己の自由だけをよりどころに宇宙を旅する「アウトロー」、ヒルダとの出会いで宇宙船アウトロースター号と生体アンドロイド少女メルフィナを手に入れ、憧れの宇宙に乗り出す。そして謎の力を秘めた地点「銀河の龍脈」へと導かれてゆくのだった。

【解説】
古式魔術が存在しエーテルの満ちた宇宙を舞台にしたSF冒険活劇。伊東岳彦による漫画連載とのメディアミックス作品でもある。腕を装備したデザインの宇宙船が宇宙空間で格闘戦を繰りひろげるなど、ユニークなアクション演出が特徴。第16話と第23話はTV未放映だったが、後に発売されたDVDなどに収録された。

女アウトロー、ヒルダの導きで宇宙へ飛び出したジーン。彼に共感する者、望みを託す者……。ジーンの行動は様々な人々を惹きつけていく。

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  ジーン・スターウインド

  少年のころ、海賊に襲われて父を亡くしたトラウマで宇宙に憧れつつ旅立てなかった何でも屋の少年。銃の腕はピカイチで、己の欲望には忠実なワイルド派。女好きがたまにキズ。

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  ジム・ホーキング

  何でも屋「スターウインド＆ホーキング商会」の頭脳労働担当。ジーンを兄貴と慕う、11歳の天才メカニック。

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  メルフィナ

  見た目も感情も年頃の少女だが、実は生体アンドロイド。アウトロースター号とリンクして操船を務める。正体は銀河の龍脈の門を開く巫女。

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  鈴鹿

  金属をも切り裂く木刀を使う、超A級の暗殺者。血縁の仇である北旗(ケイ)の海賊を敵にしたジーンに興味を持ち、行動をともにする。

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  エイシャ・クランクラン

  タフで血気さかん、獣に変身するクタールクタール帝国人。帝国の命で銀河の龍脈を探っており、ジーンにつきまとう。

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  アウトロースター号

  コードネームXGP-15AⅡ。人を銀河の龍脈へ導くため造られた船。ヒルダが北旗の海賊から奪い、隠していた。全長72メートル、全幅21メートル、全高16メートル。

ジーンたちが冒険を繰りひろげる中、メルフィナ、そしてアウトロースター号は一つの場所を指す。望みを叶えるという銀河の龍脈は、人類にとっては神ともいえる存在だった……。

銀河の龍脈をめぐる熱き冒険の旅

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  ジーンに護衛を依頼したヒルダが持っていたアタッシェケースに収められていたのは、北旗の海賊から奪い取ったメルフィナ。ヒルダはこのために海賊に追われていた。

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  隠していた宇宙船アウトロースター号の回収時、ヒルダは海賊とともに自爆。ジーンには宇宙船とメルフィナ、銀河の龍脈についての謎が残される。

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  海賊の依頼でアウトロースター号を狙っていたマクドゥーガル兄弟。同艦の設計者であり、龍脈を探るグエン教授とともに、ジーンたちを追う。

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  龍脈を狙う北旗の海賊の幹部、覇斬公。彼は龍脈に「力」を望むが、ジーンに倒される。

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  メルフィナは龍脈の扉を開き、かつて高度な科学技術を持つ種族が遺したデータ集が龍脈だと語る。修復されれば望みを叶えられるとも。

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  ジーンは、修復の済んだ龍脈に、メルフィナが龍脈から解放されて戻ってくることを望む。センチネルⅡに戻ったジーンとメルフィナは、再び宇宙へ旅立つ。

宇宙に満ちたエーテルを利用して稼働する宇宙船という、古典SF的な世界観。古式魔術や超常能力「TAO」といった中華的な要素もあわせ持っている。

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  アウトロースター号をはじめ、グラップラーシップは格闘戦用グラップラーアームを備え、銃器も扱える。

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  アウトロースター号は人格を持つコンピュータを搭載。さらに能力を上げるには、専属ナビゲータとして造られたメルフィナが必要だ。

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  ジーンの古式銃は武器的には骨董品。稀少な魔法力の「マナ」を術として弾に込めてある。そのため弾自体が稀少で値段も高い。