Z.O.E Dolores,i

©2001 KCE Japan / SUNRISE・VAP

作品名

Z.O.E Dolores,i

作品名
(ひらがな)
ぞーんおぶじえんだーずどろれすあい
Title
(英語表記)
Z.O.E Dolores,i
放送開始2001年4月6日
放送終了2001年9月28日
話数全26話
スタジオ第6スタジオ
主題歌 OP 「ZONE OF THE ENDERS」 歌/LAZY
ED 「Ring on The World」 歌/Heart of Air
  • キャスト

    ジェイムズ・リンクス/玄田哲章
    ドロレス/桑島法子
    レオン・リンクス/宮本 充
    ノエル・リンクス/日高奈留美
    レイチェル・スチュワート・リンクス/榊原良子

  • スタッフ

    企画/サンライズ
    企画プロデューサー/宮河恭夫
    原作/ KCEJ シリーズ構成/吉田 伸
    メインキャラクターデザイン/平山 円
    キャラクターデザイン/堀井久美
    メカデザイン/鈴木 勤、宮澤 努
    コンセプトアドバイザー/谷崎あきら
    ビジュアルアドバイザー/村田護郎
    美術設定/平沢晃弘
    美術監督/佐藤 勝
    美術監修/加藤 浩
    色彩設計/中里智恵
    撮影監督/渡辺由利夫
    編集/山森重之
    音響監督/鶴岡陽太
    音楽ディレクター/井上俊次
    音楽/七瀬 光
    監督/渡邊哲哉
    プロデューサー/大島 満、藤原麻千子
            指田英司、大橋千恵雄

ストーリー&解説

家族の再生を描いた本格SFアクション

【ストーリー】
宇宙貨物船エンダー号で運び屋を営むジェイムズは、闇の商人からコンテナ輸送の依頼を受ける。輸送の途中、エンダー号は謎の男の襲撃を受ける。コンテナの中身は新型オービタルフレーム「ドロレス」だった。そのメモリには火星で死んだはずのジェイムズの妻からのメッセージが記録されていた。

【解説】
ハードなSF的世界観を背景とした正統派ロボットアクション。前作『IDOLO』から続く物語は、地球と火星との間の対立に巻きこまれながら、家族が絆を取り戻していく過程を描く。主人公は49歳の中年男、ヒロインは全長15メートルの巨大ロボットという異色のキャラクターも話題を呼んだ。

キャラクター

ジェイムズとレイチェルの離婚によって離散状態だったリンクス一家。しかしドロレスをめぐる騒動に巻きこまれ、地球から火星へと逃亡生活を送る中で、彼らは再び家族の絆を取り戻していく。

  • ジェイムズ・リンクス
  • ジェイムズ・リンクス

    ジェイムズ・リンクス

    現在は運び屋稼業だが元軍人。子供たちとの仲を修復しようと努力しているが、なかなかうまくいかないことに悩んでいる。49歳。

  • ドロレス
  • ドロレス

    ドロレス

    レイチェルが開発した新型オービタルフレーム。少女のような性格のAIをもち、ジェイムズのことを「おじさま」と呼ぶ。

  • レイチェル・スチュワート・リンクス
  • レイチェル・スチュワート・リンクス

    レイチェル・スチュワート・リンクス

    夫と子供たちを捨て、バフラムのオービタルフレーム開発に携わる。表向きは「ダイモス事件」で死亡したことになっていた。

  • レオン・リンクス
  • レオン・リンクス

    レオン・リンクス

    ノエルの兄。大会社の課長補佐だったが、ジェイムズが原因でクビに。レイチェルが家を出ていくのを止めなかった父を憎んでいる。

  • ノエル・リンクス
  • ノエル・リンクス

    ノエル・リンクス

    ジェイムズの長女で、レオンの妹。建築現場監督として働く。自分たちよりも仕事を選んだ母親のレイチェルに対して、複雑な心境を持つ。

シーン

謎の武装組織バフラムに追われ、さらには指名手配までされてしまったリンクス一家。彼らはレイチェルを探し出すため火星に向かう決意をする。

「初めまして、おじさま。わたくし、ドロレスです」(ドロレス)

  • 闇の商人から輸送を依頼されたコンテナ。その中に入っていたのは巨大なオービタルフレーム「ドロレス」だった。

  • 地球に辿りつき、レオン、ノエルと再会を果たしたジェイムズ。しかし殺人犯として指名手配された父親に、子供たちは迷惑顔。

  • 火星に向かうカタパルトを借りるため、犯罪組織の所有する小惑星を訪れるリンクス一家。だがそこでもトラブルが待っていた。

  • 「ダイモス事件」の元凶ラダム・レヴァンズ(上)は、名前を変えてバフラムの黒幕となり、火星独立のため戦争の準備を進めていた。

  • 地球防衛監視機構ワイヤードのバーンとサメジは、軌道エレベータに大損害をもたらしたジェイムズたちを執拗に追いかける。

  • 地球軍と火星軍の間で戦端が開かれる。一般市民も巻きこんだ戦いを食い止めようと、ジェイムズたちは奔走する。

  • ついにレイチェルと再会したジェイムズたち。彼らは兵士たちに、地球人と火星人は力を合わせて生きていくべきだと説く。

  • ラダムの駆るオービタルフレーム、ハトール。空間を圧縮するベクタートラップによってジェイムズとドロレスを苦しめる。

「俺たちは愛しあうこともできるし、子供を作ることもできる。同じ人間だからだ!」(ジェイムズ・リンクス)

  • かろうじてラダムを倒したものの、軌道エレベータの落下は止まらない。ドロレスは最後の力を振りしぼり、賭けに出る。

WORLD

地球とは大きく環境の異なる宇宙空間や火星で生活するために、人類はさまざまな新技術を利用している。そうしたリアリティの描写も本作の特徴の一つだ。

  • メタトロンの力で空間を歪曲し、超高速での空間航行を行うウーレンベックカタパルト。

  • 火星では常に吹き荒れている砂嵐を利用し、風車で発電を行うウインドファーム。

  • 重力の小さい火星では、地球の植物は数倍の大きさにまで成長してしまう。

  • 地上と静止衛星軌道上を結ぶ軌道エレベータ。長大なアンカーによって支えられている。