ダーティペア 謀略の005便

©高千穂&スタジオぬえ・サンライズ

作品名

ダーティペア 謀略の005便

作品名
(ひらがな)
だーてぃぺあ ぼうりゃくの005びん
Title
(英語表記)
DIRTY PAIR:Flight 005 Conspiracy
発売日1990年1月25日
話数全1話
スタジオ第1スタジオ
主題歌 IS 「Jelouse Eyes」 歌/山内洋子
音楽配信リンク ダーティペアの大恋愛〜ラブ・ソングス〜
関連リンクhttps://www.sunrise-inc.co.jp/dirtypair/dirtypair/ova4.php
  • キャスト

    ケイ/頓宮恭子
    ユリ/島津冴子
    グーリー主任/沢木郁也
    ムギ/巻島直樹
    ディック/納谷悟朗
    ダニィ/堀内賢雄
    ドーネンシュターン/小杉十郎太
    ゴロシア大佐/戸谷公次
    ローリー/山田沙織
    DCL重役/清川元夢
    ザール機密警察本部長/塩屋浩三
    デュバール宇宙軍将校/稲葉 実
    ドルツ情報局員/梁田清之

  • スタッフ

    企画/江田文行
    原作/高千穂 遙(早川書房・角川書店刊)
    脚本/五武冬史
    ダイアローグ/高千穂 遙
    キャラクターデザイン・作画監督/土器手 司
    メカニカルデザイン/石津泰志(スタジオぬえ)
              宮武一貴(スタジオぬえ)
    美術監督/岡田有章(メカマン)
    色指定/吉森良子
    撮影監督/奥井 敦(旭プロダクション)
    編集/掛須秀一(掛須編集室)
       石田 悟、牧岡栄吾、和田至亮
    音響監督/千葉耕市(クルーズ)
    音楽/岡田 徹(ムーンライダース)
    監督/滝沢敏文
    プロデューサー/高梨 実(バンダイ)
            指田英司(サンライズ)

ストーリー&解説

犯罪組織ルーシファの陰謀を撃て!

【ストーリー】
ドルツとザールの両惑星国家を結ぶ星間旅客船DCL005便が、爆発事故を起こした。しかし、乗客300人の保険金や賠償金の請求は一切なかった。ケイとユリはこの異常事態を解明するため調査を開始、惑星国家間の陰謀劇に巻きこまれていく。

【解説】
『ダーティペア』シリーズの中で、2本目となる単エピソードでのOVA作品。人物設定などは直前作のOVAシリーズの流れをくんでいるが、ストーリーはドタバタを抑え気味に、シリアスを基調としたサスペンスとして構成。原作小説に近い雰囲気を再現した。

キャラクター

世界福祉事業協会WWWAに捜索を依頼された案件は、中央コンピュータがその内容を精査し、適当と思われるトラブルコンサルタント(トラコン)を選抜する。上司や世間の評判は芳しくないラブリーエンゼルことケイとユリだが、中央コンピュータは彼女たちを005便事件の担当に選んだ。

  • ケイ
  • ケイ

    ケイ

    ユリの相棒。陽気な性格で美形が大好き。卑劣な手口で事件の隠滅をはかる謎の敵に、大きな怒りを抱く。

  • ユリ
  • ユリ

    ユリ

    ケイの相棒。ブリッ子な性格で世渡り上手。殺されたフリをして、敵を誘い出すという策略を使うことも。

  • ムギ

    ムギ

    ケイとユリのペットで、機械の修理から宇宙船の操縦までこなす万能アシスタント。人語を解すことが可能である。

  • グーリー主任

    グーリー主任

    ケイとユリの上司。トラブルメーカーの二人が部下であることを嘆き悲しみ、最後には堪忍袋の緒が切れる。

  • ディック

    ディック

    事件の鍵を握るドーネンシュターン博士の義父で元諜報員。娘夫婦と孫を救うためケイたちに協力する。

シーン

銀河連合の中央コンピュータは、ドルツの化学者ドーネンシュターン博士一家の失踪と005 便事件が密接に関係していると判断、担当トラコンにケイとユリを指名。二人はさっそく、事故調査に当たっているデュバール宇宙軍の元へと向かった。

  • デュバールに向かって発進するWWWAエージェント専用特務航宙艇ラブリーエンゼル。

  • ザール航空調査局の美形のダニィが二人の案内役についた。思わずケイは頬を緩ませる。

  • ウキウキしながら調査を開始するが、ケイの身代わりにダニィが命を落としてしまう。

  • 二人は、ザールの国家機密警察から、博士の失踪がドルツ絡みであることを聞き出す。

銀河の軍事バランスを崩す、驚異の新発明――!

  • 今回の事件は、犯罪組織のルーシファ幹部の陰謀であると、ドルツの諜報部員から聞き出すユリ。ドーネンシュターン博士が発明した新素材「イグノール流動体」が目的だという。

  • ケイたちはドーネンシュターン博士一家が捕らえられている軍事衛星に潜入、救出と破壊工作を開始する。

  • ディックの娘リリアと孫ローリーの確保に成功したユリたちだが、一方で実験炉が暴走をする。

  • 衛星の責任者ゴロシア大佐が、実はルーシファ幹部だった。ディックを道連れに衛星は自爆する。

  • 娘たちを助けるためディックが犠牲に。多くの犠牲者を出しながら、005便事件はようやく終わりを見る。

WORLD

時は22世紀半ば。銀河系に人類の生存圏を広げても、人間の心の中に潜む闇が消えることはなかった。ルーシファとは血縁を重んじる銀河最悪の犯罪組織で、各国の軍や中枢に多数の構成員を浸透させている。いわばWWWAの宿敵だ。

  • グーリー主任のオフィスがあるWWWA本部ビル。OVAシリーズ版でのデザインとほぼ同じものが踏襲されている。

  • 惑星ザールの宇宙港。巨大な構造物と、大型アンテナが特徴的だ。

  • 宇宙船、ラブリーエンゼルのコクピット内部。本編では捜査情報を整理し推理を進めるシーンなどに用いられた。

  • イグノール流動体を使用した、小型できわめて出力の高い実験炉。これを軍事転用すると銀河の軍事バランスが一変するほどの発明品。