超力ロボ　ガラット

スラップスティックコメディとロボットヒーローアニメが合体

【ストーリー】
兵器や武器の所有が禁止された平和な未来。ロボットも子供の通学乗用など日常に役立つ小型のものばかりとなっていた。そんなある日、いきなり巨大ロボットが現れ、大暴れを始める。なすすべのない州知事から相談を受けたキウイ博士は、研究費と引き替えに「全宇宙の正義の使者」を呼び出すという。博士は、知り合いの少年マイケルのために作った通学用ロボット、ジャンブーを拉致し、やはり自分が開発した膨張超合金を使って勝手に改造してしまった。スイッチで大きく巨大化、さらに上下逆転変身で、格好良いヒーローロボット、ガラットが誕生。女の子にモテたいマイケルをパイロットとし、ガラットの活躍が始まった。

【解説】
これでもかというほどのドタバタコメディと、巨大ロボットが活躍するヒーローアクション。この二つを一つにしたと言えるのが『ガラット』である。脈絡なく始まる突発的ギャグの挿入など、バラエティ番組やコメディ番組に通ずる新鮮な試みを導入。リアルなロボットアニメが主流となっていた当時、かなりの挑戦的作品となった。

主人公と主役メカたちのアクションの格好良さ、ヒロインの可愛さ、ギャグコメディのおかしさなど、いろんな楽しみ方ができるのが『ガラット』。キャラクターもバラエティに富んでいて個性的だ。

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  マイケル・マーシュ

  キウイ博士の口車に乗せられて正義のヒーローロボット、ガラットのパイロットになる。頼りなさげだが少年らしく熱血で、地球の平和のため今日も戦う。13歳。

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  ジャンブー

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  ジャンブー・クルット

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  ジャンブー・ガラット

  マイケルの通学用乗用ロボット、ジャンブーを、キウイ博士が膨張超合金で改造。巨大化しジャンブー・クルットに。さらに上下逆変形し、スマートなヒーローロボット、ジャンブー・ガラットに変身する。かけ声は「みなぎるー！」。全高9.8メートル、重量12.6トン。

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  パティ・パンプキン

  マイケルのガールフレンドのスレンダーな美少女。マイケルの活躍を見て、自分のパティーグもキウイ博士に改造してもらい、正義のヒーロー（ヒロイン）になった。

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  パティーグ

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  パティーグ・ガラット

  パティの愛機。ジャンブーと同じく巨大化しパティーグ・クルットに、そしてパティーグ・ガラットに変身する。かけ声は「ほとばしりますわ！」。

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  キウイ・グレコビッチ

  マッド・サイエンティストで変人として知られ、研究資金にはいつも困っていた。マッドとは言ってもその頭脳は天才的で、膨張超合金など傑作も多数ある。

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  シルバー

  キウイ博士の乗用ロボット。博士は恐竜のような形態のシルバーに乗り、いつでもあわただしく飛び回っている。見た目よりも高速。

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  カミル・カシミールJr.

  元大富豪。キウイ博士のせいで全財産を失った。ガラットの秘密を知り自分も仲間に加わる。美形だがひどい目に遭ってばかり。

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  カミーグ

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  カミーグ・ガラット

  カミルの愛機。巨大化しカミーグ・クルットから、ヒーロー型のカミーグ・ガラットに変身する。「いきりたつー！」がかけ声。

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  時代院咲子

  正義のヒーロー、ガラットに恋してキウイ博士の助手となった淑女。おしとやかなだけではなく飛行機の操縦もしたりする。

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  どすこい姉妹

  本作の特徴的おじゃまキャラの代表。「幻の石炭飴」を探し姉妹二人で旅を続ける。一転、物語の鍵を握る重要キャラになる。

平和な地球にいきなり現れた巨大ロボットは、何と宇宙シンジケートの「宇宙不動産」だという。勝手に地球の土地を切り売りしようとする宇宙不動産に、なすすべない大人たち。その時、正義のヒーロー、ガラットが現れた!

「みなぎるー!　パワー全開！　クルッと回ってガラットチェンジ！」
（マイケル・マーシュ）

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  AI搭載の旧式通学ロボット、ジャンブーは、キウイ博士の怪しげな改造を受ける。

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  宇宙不動産のロボットを切り伏せるガラット。正義のヒーローの誕生だ。

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  女の子にモテる……などキウイ博士の口車に乗って正義のヒーローを始めたマイケルだが、何だかんだ言ってノリノリの熱血で地球のために活躍を続ける。ただ、正体は秘密なのが残念。

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  宇宙不動産のボス、ドーサン（右）。その上には宇宙シンジケートがいて統括している。

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  地上げが進まず宇宙不動産のドーサン（左）は、殺し屋キラー（右）を雇い送りこんできた。

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  ジャンブーとパティーグ、2体のガラットがそろえば宇宙不動産も怖くない。

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  マイケルに続いてついに自分のパティーグをガラットに改造してもらったパティ。自分も活躍したいと、はりきって出動だ。

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  ガラットの正体を探るため地球に送られた宇宙シンジケートのダーク・安（右）とブブ（左）。

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  ラッカ星のヌルマーユ。旅行に来て燃料切れになったマイケルたちを指名手配する。

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  サラダーユの部下スクラップの息子ボーズ。マイケルたちが迷子として拾う。

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  おしかけで助手となってしまった時代院咲子に、キウイ博士はいつしか恋心を……。

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  宇宙シンジケートの幹部サラダーユ（右端）。大ボス、グラッシュの下で権力を振るう。

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  全宇宙征服を企み、宇宙シンジケートの本星ブラット星を征服したドリアル星人のハッヘラ。ギャグ抜きデフォルメ抜きのリアルキャラで、他から浮くことはなはだしい。

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  普段は頼りない感じのマイケルだけど、根は熱い魂の持ち主。

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  おじゃまキャラと思われていたキャラたちが次々に集合。彼ら「どすこい民族」はドリアル星人に滅ぼされた、なまはげ星の生き残りたちだったのだ。どすこい姉妹と彼らの叫ぶ、どすこいパワーがハッヘラを圧倒していく。

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  どすこいパワーの援護を受けて、ガラットの一撃がハッヘラ搭乗のアーモロボイド・デュノGSR-γをとらえる。

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  爆発直前、なぜ自分の望みを妨害するのかとハッヘラは尋ねる。ハッヘラ一人の望みによって他の人が苦しんでいるからだと答えるマイケル。わかりあえない二人の遭遇。

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  宇宙船のエネルギーとなる石炭飴を手に入れ、ついに仲間と合流できた、どすこい姉妹。その清らかな心とどすこいパワーこそ勝利の鍵だった。

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  ハッヘラはドリアル星の第3方面軍の司令官に過ぎない。ブラッド星と地球はひとまず平和になったが、助けが必要な人々はまだまだいるのだ。

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  本編最後にアンコールで登場したマイケルたち。今後も宇宙の平和のために彼らの大活躍は続くだろう。それにしても、最後まで格好良く決められないカミルだった。

三頭身キャラなども登場するギャグコメディの世界の一方で、街など美術やメカなどは、かなりリアルに設定されている。

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  マイケルが搭乗するジャンブー・ガラットのコクピットコンソール。

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  コンビナートの夜景。おじゃまキャラなどギャグキャラとは世界が違う。

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  整然とした新市街の風景。こんな街並みとキャラのギャップが『ガラット』ならでは。

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  キウイ博士の研究所。お城風の立派な外観だが、中には怪しげな発明品がゴロゴロ。

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  ブラット星にある宇宙シンジケートのボス、グラッシュの居城。偉容を誇っていたが、ドリアル星人の襲撃で破壊され、グラッシュもハッヘラにより倒されてしまった。