魔動王グランゾート　冒険編

人気シリーズのOVA第2弾

【ストーリー】
月に住む大地の友達のガスとラビが、地球へ遊びにくることになった。大地は地球ステーションまで迎えに行くが、ガスたちが乗っているはずのシャトルが宇宙海賊に略奪されてしまう。その船には月で発掘された魔動石も積載されており、海賊は魔動石を使って、人工的に魔動王を作り上げようとしていたのだ。運び屋お杏の協力を得て、魔動器を持たない大地たちは、ガスたちを救出するためグランゾートの力を借りず、海賊に立ち向かっていく。

【解説】
1989年に放映されたTVシリーズ『魔動王グランゾート』、1990年発売のOVA『魔動王グランゾート最後のマジカル大戦』の続編にあたるOVA作品。過去2作では、主人公の成長イコール主役メカであるグランゾートのパワーアップという構図だった。しかし本作ではグランゾートはあえて登場させず、主人公が自らの力で敵に立ち向かい成長していく姿を描くという新しい展開を試みている。

TV版の主役3人に加え、お杏、マリア、敵の宇宙海賊一味といったゲストキャラクターが用意された。主役メカの魔動王（マドーキング）は、召喚アイテムである魔動器を主人公たちが持っていないため、呼び出せないという設定。

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  遥 大地（中央）、ガス（左）、ラビ（右）

  大地たちはグレコ・ノーマンの要塞で、一年ぶりに再会を果たした。魔動戦士である大地たちは敵の企てを見過ごせず、戦うことを決意する

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  お杏

  所有する宇宙シャトルで、月と地球との間で個人の貨物輸送を営む運び屋。大地に助けを求められ、協力する。

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  マリア

  お杏を「姉御」と慕う少女。勝気な性格で見かけよりも度胸があり、お杏のためならばどのような危険も恐れない。

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  グレコ・ノーマン

  宇宙海賊ノーマンベイツ団のボス。奪った魔動石を使い、機械で作り上げた魔動王ダークグランゾートを操縦する。

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  オセロ（右）　ドミノ（左）

  TV版でも登場した、自称海賊のオセロとドミノ。オセロがお杏に一目惚れをしたために、大地たちと行動をともにする。

大地たちは奪われた魔動石を取り戻すべく戦いを挑む。魔動戦士でありながら魔動王を持たない大地たちだが、圧倒的な力を目にしても、光の心を失うことはなかった。

「悪しき心に惑わされるな、光の心を信じるのだ」（グランゾート）

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  月の遺跡から魔動石が発見された。ニジンスキーは発掘を阻止すべく抵抗するが、あえなく失敗する。魔動石は地球に運ばれていった。

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  大地たちはグレコ・ノーマンの宇宙要塞で、ダークグランゾートと対面した。大地たちは必死で止めようとするがかなわず、ダークグランゾートが稼動してしまう。

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  敵の攻撃を受け、意識朦朧となる大地。はっきりしない意識の中で、大地はグランゾートの声を聞き、闘志を蘇らせた。

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  グレコ・ノーマンの要塞に機動宇宙軍が迫る。グレコ・ノーマンはダークグランゾートの力を使い、機動宇宙軍を一瞬で滅ぼしてしまう。

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  ラビが魔動力でバリアを張るが、ダークグランゾートのエネルギー放射を防ぐことはできず、大地たちは窮地に追いこまれた。

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  大地たちがピンチを迎えた時、敵要塞の壁を突き破ってオセロの宇宙船が出現。宇宙船はダークグランゾートに体当たりをする。

月と地球を自由に行き来できるようになった西暦2100年代。従来のシリーズで主な舞台は、地球と月の地下世界ラビルーナだったが、本作では敵である海賊の宇宙要塞を舞台としている。

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  月には空気があり、体積も現実の月よりも大きく、惑星並みの規模を持っている。

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  月と地球の交易路を襲う宇宙海賊ノーマンベイツ団の戦闘員たち。

宇宙海賊が狙う月と地球の交易路

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  莫大な財力を費やし建設されたノーマンベイツ団の移動要塞は、機動宇宙軍を一撃で消滅させるほどの攻撃力を持つ。

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  魔動力とは、『グランゾート』世界における魔法の力である。移動や家事など、主に日常的な行動に使われるが、魔道王の操縦にも必要不可欠。