クラスターエッジ

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作品名

クラスターエッジ

作品名
(ひらがな)
くらすたーえっじ
Title
(英語表記)
CLUSTER EDGE
放送開始2005年10月4日
放送終了2006年3月28日
話数全28話(第26~28話はDVDでリリース)
スタジオクラスターエッジ班
主題歌 OP 「FLY HIGH」 歌/surface(第1~14話)
  「僕たちの奇蹟」 歌/Cluster'S(第15~28話)
ED「君という名の光」 歌/Cluster'S(第1~14話)
  「ココロのつぼみ」 歌/surface(第15~28話)
関連リンクhttp://www.cluster-edge.net/
  • キャスト

    アゲート・フローライト/下野 紘
    ベリル・ジャスパー/福山 潤
    フォン・アイナ・サルファー/岸尾大輔
    クロム/吉野裕行
    カルセドニー・レニエル/井上 剛
    エマタイト・ラムスベック/木内秀信
    ベスビア・バレンチノ/斎賀みつき

  • スタッフ

    企画/サンライズ
    原作/矢立 肇、池田 成
    シリーズ構成/大野木 寛
    メインキャラクター原案/小松田わん
    キャラクターデザイン/菱沼義仁
    メカデザイン/山根公利
    美術設定/佐藤 肇
    美術監督/小川由紀子
    色彩設計/片山由美子、赤間三佐子
    撮影監督/老平 英
    編集/野尻由紀子
    音響監督/木村絵里子
    音楽プロデューサー/外村敬一、齋藤裕二、眞野 昇
    音楽/根岸貴幸
    シリーズディレクター/まついひとゆき
    監督/池田 成
    プロデューサー/富岡秀行、峯岸 功、小林潤香

ストーリー&解説

大人社会に挑む少年たちのロマン・アクション・ファンタジー

【ストーリー】
名家の子息が集う名門校クラスターE.A.に、アゲートという名の少年が転入してきた。出生は謎に包まれているが、持ち前の明るさで同級生のベリルやフォンと仲良くなったアゲート。だがその頃、軍事国家グリアン共和国は近隣諸国に軍事介入を進めており、アゲートたちは否応なしに戦火の渦に飲みこまれていく。

【解説】
『新機動戦記ガンダムW』『鎧伝サムライトルーパー』等、少年たちの群像劇を数多く手がけた池田 成の監督作品。本作の舞台は西欧の寄宿舎を思わせる名門校で、アゲートをはじめとする個性的な少年が数多く登場。彼らが戦時中にあっても輝きを失わず、大人社会に立ち向かっていく姿を描いている。

キャラクター

物語のメインとなるのは、アゲート、ベリル、フォン、クロムの4人の少年たち。立場も性格もまったく違う彼らだが、数々の困難を乗り越え、次第に友情で結ばれていった。

  • アゲート・フローライト
  • アゲート・フローライト

    アゲート・フローライト

    主人公。奇蹟の力を持ち、天真爛漫さと破天荒な行動で、周囲に新しい風を吹きこむ。実は「裁きの神」の復活を望む教団によって造られた新型の人造体。

  • ベリル・ジャスパー

    ベリル・ジャスパー

    レグラント共和国の出身で、軍人家系であるジャスパー家の嫡男。文武両道に秀でたクールな優等生だが、敷かれたレールを歩むことに抵抗を感じている。

  • フォン・アイナ・サルファー

    フォン・アイナ・サルファー

    フォスゲン王国の大富豪の息子。いつも愛車を乗り回している活発な少年で、アゲートの飛行機づくりを手伝う。幼い顔立ちだが、芯の強いしっかり者。

  • クロム

    クロム

    最終生産の人造兵で、同年代の人造兵たちを率いる「クロム団」のリーダー。カールスに弟としての記憶を与えられ、人間の感情と倫理観を持てるようになった。

  • クロム団

    クロム団

    クロムをリーダーとする最終生産の人造兵たち。クロム以外は名前がないため、番号や愛称で呼ばれている日常の様々な経験を積んで、人間らしい感情を学んでいる。

  • カルセドニー・レニエル

    カルセドニー・レニエル

    通称カールス。人造兵の人権擁護運動の若き指導者。教団の幹部に密命を受けて高速戦闘機で移動している途中、グリアン軍に追撃され、命を落とす。

  • エマタイト・ラムスベック

    エマタイト・ラムスベック

    通称エマ。クラスターE.A.の卒業生で、カールスとは同期で親友同士だった。現在は母校で教師を務めている。実家は人造兵の製造で富を築いた兵器開発会社を経営。

  • ベスビア・バレンチノ

    ベスビア・バレンチノ

    グリアン共和国軍の諜報部員。カールスとエマとは元同級生でカールスにライバル心を抱いていた。かなりの野心家で出世のためにアゲートの奇蹟の力を狙う。

  • アゲート機

    アゲート機

    アゲートの自作飛行機。グリアン軍の追撃で大破したが、アゲートやフォンの手で修理される。全長6.5メートル、全高2.6メートル。

シーン

アゲートの起こす奇蹟に惹かれるように集う人々。神の福音ともいうべきその力に触れ、それぞれは本当に大切なものに気づいていく。

天真爛漫な少年アゲートの起こす奇蹟が、世界を照らす

  • 各地で繰りひろげられる、グリアン共和国軍の侵略による激しい紛争。そこでは感情を持たない人造兵が兵器として利用されていた。

  • 学園に向かう途中、カールスがグリアン軍に追撃されていることを知り、自作の飛行機で駆けつけるアゲート。そこにはみじんの迷いもなかった。

  • 名家の出身であるベリルは、どこへ行っても特別扱い。周囲から羨望の視線を浴びるが、彼はそんな自分に苛立ちを感じていた。

  • 愛車で軍学校の生徒たちを迎えにいくフォン。その途中、事故に遭いそうになるが、アゲートの奇蹟の力で事なきを得る。

  • アゲートの不思議な能力を欲し、手中に収めようとするベスビアだが、アゲートの激しい怒りが爆発。彼の身体から光がほとばしる。

  • 人造兵でありながらもカールスに弟としての記憶を与えられたクロムは、人間の感情を理解し、カールスを兄のように慕っていた。

  • アゲートと出会い、クラスターE.A.に連れてこられたクロム。束の間の学園生活でベリルたちと友情を育む。

  • 裁きの神として覚醒したアゲートを、自らを犠牲にして救おうとしたクロムだが、アゲートは彼を庇い、光の雪となって消えていく。

WORLD

20世紀初頭の西欧をイメージとした古典的で優雅な美術設定。クラスターE.A.はグリアン共和国に占領された旧ルベルス公国の跡地にある。

20世紀初頭のヨーロッパを彷彿とさせるクラシカルな世界

  • 長い歴史を持つ伝統校クラスターE.A.。12歳から17歳までの生徒が在籍し、アゲートやベリル、フォンもここに通っている。

  • 名門ジャスパー家の子息、ベリルが使用した汽車のなかの豪華な特別室。至るところに細かな装飾が施されている。

  • オレンジ色の夕日に美しく染まる繁華街。中央に建つ大きな建物はホテルで、第1話ではベリルがここに泊まっていた。

  • グリアン共和国が統治する巨大な軍港。人造兵擁護運動の指導者カールスを抹殺するため、ここよりグリアンの軍機が出立した。