犬夜叉　天下覇道の剣

ＴＶ終了直後公開の第3作
犬夜叉と兄の因縁を語る

【ストーリー】
日暮神社の宝物庫から発見された魔剣、叢雲牙。それは犬夜叉の今は亡き父親の愛剣で人が持てば殺戮を止められなくなってしまうという。たまたま現代を訪れ、叢雲牙に取りつかれてしまった犬夜叉に、殺生丸が挑んでくる。日暮神社の娘、かごめの呼びかけで犬夜叉は叢雲牙から解放されるが、叢雲牙は犬夜叉の父を恨む刹那猛丸を復活させ、死者の軍団によって天下を取ろうとする。だが、犬夜叉は刹那猛丸に人間の心を取り戻させ成仏させることに成功。最後まで抵抗した叢雲牙も、犬夜叉の爆流破と殺生丸の蒼龍破の合わせ技により冥界に送られるのだった。

【解説】
小学館「週刊少年サンデー」連載中の人気漫画の劇場アニメーション第3作。犬夜叉の出生の秘密やかごめの犬夜叉への思いなど、キャラの内面がさらに描かれ、犬夜叉と殺生丸の対決、魔剣とのハードな戦いなどアクションシーンも豊富で好評を得た。

本作では犬夜叉の父の遺した叢雲牙を巡って、殺生丸ら犬夜叉家の面々が大活躍。犬夜叉とかごめの絆もさらに強く結ばれていく。

• 

  犬夜叉(いぬやしゃ)

  大妖怪の父と人間の母、十六夜の間に生まれた半妖で、父が遺した鉄砕牙という妖刀を振るう。半妖を超える力を持つ完全な妖怪となることを望んでいる。

• 

  殺生丸(せっしょうまる)

  犬夜叉の異母兄で、純血の妖怪のため半妖の犬夜叉を蔑んでいる。犬夜叉に右腕を切り落とされるが、それでも犬夜叉を圧倒する力を持つ。

• 

  日暮(ひぐらし)かごめ

  戦国時代にタイムスリップする力を持つ中学生。巫女の桔梗の生まれ変わり。言霊の念珠で犬夜叉を鎮めることができるが、犬夜叉に魅かれてもいる。

• 

  刹那猛丸(せつなのたけまる)

  十六夜の家に仕え、彼女に想いを寄せていた侍。十六夜が犬夜叉を身篭ったことで彼女を殺し、犬夜叉の父と相討ちする。叢雲牙によって蘇り、犬夜叉たちの前に立ち塞がる。

• 

  叢雲牙(そううんが)

  犬夜叉の父が鉄砕牙、天生牙と共に持っていた天下覇道の三剣のうちの一本。一振りで100の亡者を呼び戻し、人が持てば殺戮を止められないという魔剣。

犬夜叉の父が遺した魔剣、叢雲牙に操られた犬夜叉はかごめに危地を救われる。しかし叢雲牙は犬夜叉の父への怨みを刹那猛丸を使って晴らそうとする。

父が遺した叢雲牙をめぐって、犬夜叉と殺生丸の愛憎がぶつかりあう

• 

  鉄砕牙と叢雲牙を請う殺生丸に、父は「守るべきものがあるのか？」と問いかけ、十六夜の下へ向かう。

• 

  犬夜叉を生み落とした十六夜だったが、父を亡くした上に、半妖として差別される我が子に涙する。

• 

  叢雲牙を鞘から抜いた途端、犬夜叉は体を支配されてしまう。妖怪化しかかった我が身を必死に抑え、叢雲牙とともに犬夜叉は戦国時代へと逃れる。

• 

  叢雲牙を操る犬夜叉の強さに、殺生丸のポーカーフェイスも崩れる。だが叢雲牙は犬夜叉の下を離れる。

• 

  犬夜叉と殺生丸に置いていかれたかごめたちとりん、邪見は合流して、鞘とともに二人の後を追う。

• 

  以前切り落とされた殺生丸の左腕と蘇らせた刹那猛丸を合体させ、犬夜叉たちにけしかける叢雲牙。

• 

  珊瑚は雲母の吐く火で、弥勒は障気を避けるお札で、七宝は狐火で、それぞれ死者の群れに立ち向かう。

• 

  刹那猛丸の操る死者の軍団に、犬夜叉、殺生丸、かごめやりんたちは、それぞれ別々に戦いを始める。だが、天生牙と一緒にかごめとりんがさらわれ、二人を救うために、相性の悪い犬夜叉と殺生丸の兄弟は一時共闘する。

• 

  叢雲牙に対し我先に戦いを仕掛ける犬夜叉と殺生丸。何とか刹那猛丸は倒すものの叢雲牙は復活する。

• 

  殺生丸の左腕を依代に復活した叢雲牙を、二人の共闘が倒す。殺生丸にも守るものがあったのだった。

刹那猛丸が獄龍破一発で勝ち取った城は、叢雲牙の力によって死者たちの城として再生する。犬夜叉と殺生丸は、この城の天守閣に在る刹那猛丸と叢雲牙を目指して斬りこんでいく。

刹那猛丸が支配する、禍々しい死者たちの城

• 

  叢雲牙に取りつかれた犬夜叉が、殺生丸と激しい戦いを繰りひろげる竹林。

• 

  刹那猛丸が獄龍破で吹き飛ばした後、再生した死者の城では城内至る所に血や肉塊が散らばっている。

• 

  まるで一つの生き物であるかのように、奇怪な臓物と血が城の隅々にまで遍在する。

• 

  叢雲牙からあふれ出た冥界の臓物が、刹那猛丸が奪い取った城を飲み込み禍々しい姿へと変えていく。