人気ハードボイルドアクション

【ストーリー】
冴羽 獠は、「もう後がない」依頼人のために人知れず悪を討つ伝説のスイーパー（始末屋）、シティーハンター。相棒の槇村 香とともに、依頼人の美女が絡む危険な依頼を解決していく。獠が依頼人にスケベ心を起こしては、香のお目玉を食らうパターンの連続だが、徐々に二人はお互いを意識しはじめる。

【解説】
北条 司の人気漫画が原作のアクションシリーズ第4作。従来のシリーズタイトルは「2」「3」と番号を付けられていたが、本作のみ製作年度を表す「91」が付けられている。主人公たちの性格設定などは前3作を踏襲しているが、獠と香の関係や槇村との出会いなど、レギュラーキャラの内面に一歩踏みこむエピソードもあった。

シリーズ第4作の製作にあたり、主人公たちのキャラクターデザインを一新。コスチュームも1990 年代初頭の流行を取り入れた数多くのバリエーションが設定され、表情設定なども新規で起こされた。

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  冴羽 獠

  超人的な腕前のスイーパー。美女に目がないが、本当は香を愛している。

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  槇村 香

  獠の相棒で、お目付役。だが彼への恋心を隠せなくなってきている。

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  海坊主（伊集院隼人）

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  美樹

元傭兵カップル。仕事のかたわら喫茶店「キャッツアイ」を切り盛りしている。

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  野上冴子

  警視庁刑事。香の兄の相棒だった。

「ゲスト美女の依頼で獠が事件を解決する」という前シリーズまでの構図は、本作でも変わらない。しかし、獠と香のなかなか進展しない「相棒以上恋人未満」の関係性にスポットを当てるなど、新しい展開も盛りこまれた。

悪にマケナイ、愛をナマケナイ。（キャッチコピー）

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  冴羽商事のビルに、セスナで突っこんできた美女、天野翔子(左)。

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  セスナのシートから麻薬が見つかるが、それはすべて翔子が働く会社の社長の仕業だった。

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  シティーハンター逮捕を目指し捜査中の刑事の桑田は、獠に命を救われた。

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  記憶を失ったスタントマンの及川優希は、何者かに命を狙われ、獠に護衛を依頼する。

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  実は優希はアリナミアの王女ユキ・グレースで、王位継承をめぐる争いの渦中にあった。

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  殺された浅香亜美の霊が双子の妹の麻美に乗り移り、殺人者から妹をまもるよう獠に依頼する。

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  海坊主のファンだという女子高生３人組が、海坊主に人形をプレゼントしたことも。

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  女子高生たちには、海坊主が元傭兵であることは当然ながら秘密。

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  久しぶりに会った友人の北原絵梨子にメイクしてもらった香は、街で獠に偶然出くわすが、獠は香の正体に気づかない。香ではない香と獠は、一夜かぎりのデートを楽しむ。

香の死んだ兄、槇村への追憶から始まる事件

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  6年前、獠はリカ（左）の祖母の所有物というメラルド王国の首飾り奪還を手伝った。

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  しかしそれは真っ赤な嘘。警視庁の若手刑事だった香の兄、槇村（右）と冴子が捜査に動く。

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  だが、すべてはリカがメラルド国王に取り入るための策略だった。

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  槇村は獠を逮捕するが、リカの企みとわかり釈放。これが獠と槇村の出会いだった。

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  槇村の墓参りの際に、香が出会ったハンス（右）は、母の故郷日本を旅する余命３ヶ月の青年。

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  ハンスは実は、地獄の貴公子と呼ばれた殺し屋で、組織に追われていた。

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  追ってきた組織にさらわれた香を、獠とともに救出したハンス。だが敵の銃弾を受け、母に似た香の腕の中で、絶命する。