シティーハンタースペシャル　グッド・バイ・マイ・スイート・ハート

「新宿」にこだわったＴＶ長編第２弾

【ストーリー】
プロのスイーパー、シティーハンター冴羽獠。今回の依頼主は、新宿歌劇団の男役トップ、真風笑美。唯一の肉親である兄を探してくれという。ただ、兄は家を出る時に写真を全て処分してしまったため、顔が判らない。その頃、プロフェッサーと呼ばれるテロリストが成田に到着する。この男こそ笑美の兄、武藤武明だった。武藤は獠に、東京で仕掛ける大規模テロを予告する。それは、希代のテロリストと呼ばれたプロフェッサーからシティーハンターへの挑戦状だった。

【解説】
TVスペシャル版『シティーハンター』第2弾。新宿駅を中心に、街ごと吹き飛ばすと予告するテロリストに敢然と立ち向かうシティーハンターの戦いを描いた、爽快なハードボイルド・アクション。新宿に住む冴羽獠が、新宿を愛する仲間たちに助けられ、テロリストから新宿を守るという、新宿にこだわったストーリーが描かれた。放映された1997年は、新宿新南口に商業エリアが完成した直後で、新しいデパートがオープンするなど、新宿駅周辺は最新スポットだった。

神村幸子と、さとうけいいちの、二人の手によるキャラクターデザインでリアルさを追求。表情の微妙なニュアンスも表現できるデザインで、アニメ映像の持つ訴求力が著しく変更されている。

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  冴羽獠

  新宿に住む凄腕スイーパー、通称「シティーハンター」。彼への依頼方法は、新宿駅東口の伝言板に、もう後がないという意味の「XYZ」と書くこと。

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  槇村香

  獠のパートナー。犯罪組織に殺された兄に変わり、アシスタントを勤めている。いつも、女グセの悪い獠から依頼者たちを守るため、奮闘。

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  真風笑美

  新宿歌劇団の男役トップ。13年前に失踪した兄、武藤武明を探している。実は、養子で兄との間に血のつながりはない。

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  プロフェッサー

  正体不明の世界的テロリスト。元は外人部隊にいたが、湾岸戦争で自分たちの部隊を見捨てた司令官を殺害し、姿を消していた。

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  野上警視総監

  野上冴子刑事の父。爆弾テロから市民を守ろうと全警官を指揮して奮闘する。だが、天才テロリスト、プロフェッサーに翻弄されてしまう。

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  エリカ

  獠がツケを溜めている新宿のオカマバーのママ。腕力だけなら海坊主をしのぐ。大勢の仲間を指揮して、獠の爆弾探しに協力。

「プロフェッサー」の仕掛けた爆弾約100個による新宿爆破計画。起爆装置は、お披露目運転中の山手線新車輌。新宿駅を3度通過するまでに獠は笑美と香の乗った新車輌を止め、街を救えるのか？

「拒否すれば……新宿が地図の上から消滅する！」（プロフェッサー）

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  依頼者がオカマではないかと疑っていた獠。だが彼女は新宿歌劇団のスターで正真正銘の女性だった。獠は笑美の依頼を請け負う。

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  笑美のファンで、本人を前にテレまくる海坊主。美樹と海坊主の店で、獠は笑美から失踪した兄のことをいろいろと聞き出す。

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  日本に潜入したプロフェッサーは、まず部下のスカウトを行った。爆弾魔の山内 悟と強盗殺人犯の龍岡浩一を逃走させ、協力者に。

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  笑美は、兄からの呼び出しに応じ、獠と深夜の遊園地に赴く。そこでプロフェッサーは獠に対し、宣戦布告するのだった。

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  ビデオ屋の源さんは、闇の情報屋でもある。獠は旧知の仲の源さんに、プロフェッサーの潜伏先を調査してほしいと依頼した。

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  山手線新車輌に爆弾が仕掛けられていた。海坊主と美樹が「置いてあったので借りてきた」ヘリで、冴子とともにに協力する。

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  爆弾列車に乗りこんだ獠とプロフェッサー。獠に戦いを挑んだプロフェッサーは、妹、笑美の目の前で敗れる。獠たちは無事に起爆装置を止め、新宿を救った。