装甲騎兵ボトムズCase;IRVINE

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作品名

装甲騎兵ボトムズCase;IRVINE

作品名
(ひらがな)
そうこうきへいぼとむずけーす;あーびん
Title
(英語表記)
ARMORED TROOPER VOTOMS Case;IRVINE
発売日2011年2月25日
話数全1話
スタジオ第4スタジオ
主題歌 ED 「星を求めて」 歌/結城アイラ
関連リンクhttp://www.votoms.net/about/10.php
  • キャスト

    アービン/平川大輔
    ペイガン/福山 潤 
    ドナ/豊崎愛生
    イシュルーナ/遠藤 綾
    シラフ/白鳥 哲
    デニス/広瀬正志

  • スタッフ

    原作/矢立 肇、高橋良輔
    監督/五十嵐紫樟
    脚本/佐藤卓哉
    キャラクターデザイン・作画監督/久行宏和
    メカニカルデザイン/大河原邦男、寺岡賢司
    メカニカル作画監督/前田清明
    美術デザイン、美術監督/加藤靖忠
    色彩設計/岩沢れい子
    撮影監督/大石英勝
    編集/森田清次(森田編集)
    音響監督/たなかかずや
    音楽/池 頼広
    チーフプロデューサー/塚田廷式、湯川 淳
    プロデューサー/生地俊佑、杉山 潔

ストーリー&解説

ボトムズフェスティバル第1弾としてイベント上映

【ストーリー】
異なる主義を持つ二人の男の戦い~ここは試合か?戦場か?~アービンは妹のドナと共に新天地への脱出を夢見てATの整備工場を営んでいる。そのアービンにはウラの顔があった。ATの勝敗による裏賭博“バトリング”の凄腕ファイター“ザ・ダーク”。興行師イシュルーナのマッチメイクでペイガンという男と戦い、ペイガンの勝利で終わった。しかしペイガンは気付いてしまった。手加減された!?そう、アービンは負け役のみを請け負う八百長ファイターだったのだ。「バトリングは戦争じゃない、只の遊びだ」というアービン。「戦場は勝った者が生き、敗者は死あるのみ」という信念を持つペイガンは屈辱を狂気へと変え、アービンの日常=ドナをも戦火へと巻き込んでいく…。

【解説】
『装甲騎兵ボトムズ』から27年を経て「ボトムズフェスティバル」として同時に発表された新作3作品のなかで、五十嵐紫樟が監督を務め、久行宏和がキャラクターデザインを担当。さらに現場も若手スタッフを中心という、いわば「現代に生まれ変わったボトムズ」として、アストラギウス銀河のどこか。戦争の傷跡も言えきらぬ惑星を舞台に物語が展開する。

キャラクター

主人公のアービン、ライバルのペイガンともに戦場から還ってきた兵士で、どちらもバトリングに出場している。しかしバトリングに対する姿勢は180度違う。性格も機体のカスタムの嗜好も戦い方も正反対。作中でもこの違いはダイナミックなメカアクション、細かな人物描写の両方に表れている。

  • アービン・レスター
  • アービン・レスター

    アービン・レスター

    帰還兵で現在は妹のドナと共に整備工場を営んでいるが、“ザ・ダーク”という負け役専門の八百長バトリングファイターの裏の顔を持っている。いつか妹と一緒に新天地への脱出するのが夢。

  • ドッグ・ザ・ダーク

    ドッグ・ザ・ダーク

    アービンが乗る第1戦目の機体機体に内蔵されている二段アームパンチ以外はロングバレルのヘビィマシンガン1本のみというバトリング出場機としてはかなりの軽装備。

  • ドッグ・ザ・ダーク 第2戦目

    ドッグ・ザ・ダーク 第2戦目

    第2戦目では左肩にスモーク・ディスチャージャーを装備している。武装としてマシンガンとライフルを持つ。

  • ペイガン
  • ペイガン

    ペイガン

    情け容赦が無い戦い様から“血塗れの死神”の異名をとるバトリングファイター。「戦場は勝った者が生き、敗者は死あるのみ」という信念を持ち、自分との対戦でワザと負けたアービンへ屈辱から強い執着心を抱く。そしてそれは徐々に狂気へと変わっていく。

  • ブラッディドッグ

    ブラッディドッグ

    ペイガンが乗る第1戦目の機体。ヘビィマシンガンと左腕のパイルバンカー付きシールドが朱兵器。パイルバンカー付きシールドの両サイドにクローが内蔵されており、相手を挟み込むことができる。

  • ブラッディドッグ 第2戦目(アームドカスタム)

    ブラッディドッグ 第2戦目(アームドカスタム)

    ミサイルポッドとロングキャノンを備えたミッションパック、肩部シールド、2連パイルバンカーなどを装備している。

  • ドナ・レスター

    ドナ・レスター

    アービンの妹。工場の経理を切り盛りし家事も一手にこなす、しっかり者。ドナの淹れるコーヒーのファンは多い。兄を一時的に奪った戦争を憎んでいる。「もう戦わないって言ったじゃない…!」

  • イシュルーナ

    イシュルーナ

    バトリングのマッチメイカー。裏世界で影響力を持っている。アービンの実力を見抜き、アービンを何とか自分のものにしたいと画策する。ペイガンを煽り、二人が戦うように仕向ける。

シーン

百年戦争の帰還兵アービンの裏の顔は“ザ・ダーク”。バトリングはしょせん「遊び」で命を懸けるのはバカらしいと考えている。戦いは常に戦場で「戦場は常に勝者が生き残る」とペイガンはアービンが故意に負けたと知り、彼の怒りと憎しみは狂気となり……。

  • ドッグ・ザ・ダークはブラッディドッグに銃を向けるもとどめはささない。

  • ペイガン「遊びだから手加減したと、俺は遊び相手にすぎないと」
    アービン「俺は負け役を引き受けただけ、殺されずにすんでよかったな」

  • 「なんてことしてくれるの」暴走するペイガンはアリーナを無差別に攻撃。イシュルーナは止めようとする。

  • アービンの戦友でもあるシラフはぺーガンの攻撃を止めようとたちむかう。

  • 「アービンお前は最高の兵士だ。俺は最高の兵士を殺し戦場の勝者となるのだ」

  • ペイガンは、過去を思い出し自ら命を絶とうとするアービンに「死ぬなよ、勝ったのはお前なんだ。なあ、ここは戦場だよな、俺たちのみたいのが生き残っているかぎり」と告げる。

  • 「俺はまた止められなかった」と悔やむアービン。

  • ドナはアービンを優しく迎える。「おかえり、おかえりなさいアービン」

WORLD

アストラギウス銀河内にある「鉄の街」が、アービンとペイガンの戦場。鉄の街は巨大な宇宙戦艦が墜落した地点にできた街。その宇宙船の船首部分を改造したバトリング場が存在する。このバトリング場は規模も大きく、鉄の街における一大娯楽産業となっている。

  • ペイガンの戦い方は冷酷で残酷。ファイトスタイルもパワーと火力を重視している。

  • バトリングのマッチメイカーイシュルナは、扱いづらいぺーガンに替わってアービンを看板選手として引き込もうとする。

  • バトリングの掛け率操作のため、負け試合専門の八百長マッチを行う選手アービンの機体“ドッグ・ザ・ダーク”。

  • アービンと妹のドナが営む整備工場。今日もしっかり者の妹の元気な声が響いている。