ボトムズファインダー

ボトムズフェスティバル第2弾としてイベント上映

【ストーリー】
遥かに深い崖の底にある世界。“ボトムズ”。そこに、崖の上にあるという世界“トプ”へと想いを馳せる青年がいた。アキ・テスノ。持ち前のAt（アルトロ）操縦技術からタンブラー（軽業師）と呼ばれている。その彼に突然トプから、ディアハルトという男によってボトムズの地に誘拐された少女を助けて欲しい、との依頼が舞い込んでくる。二つ返事で引き受けるアキ。相棒のエイビィと“島”と呼ばれる廃墟へ向かい、ディアハルトのAtと対峙する。そして無事に少女の救出に成功！と思いきや、事態は予想外の方向へと！？

【解説】
『装甲騎兵ボトムズ』から２７年を経て「ボトムズフェスティバル」として同時に発表された新作３作品のなかで、重田敦司監督が世界観からメカニックまでを新たに構築しなおし、最新の３ＤＣＧでダイナミックなアクションを展開する作品で、「革新のボトムズ」と呼んでいい作品。３ＤＣＧの技術と、重田監督の独創的なアイデアが融合。ギミックやメカアクションなどにこれまでの『ボトムズ』が持っていたエッセンスを取り込みながらも、まったく新しい『ボトムズ』へと進化した。

登場キャラクターは若くてバイタリティのあるボトムズの住人であるアキやエイビィがメイン。一方トプの住人であるレッシングやディアハルトは節度もあり、「大人」たちの象徴として描かれている。

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  アキ・テスノ

  Atに乗ってシロアリを追い払う用心棒をしており、“タンブラー（曲芸師）”と呼ばれるほど操縦には長けている。崖の上の世界“トプ”へ強く興味を持っており、いつかは行ってみたいと願っている。無鉄砲だがまっすぐな性格。

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  マティオンタイプａⅡ型（アキ機）

  ボトムズの地で掘り起こされたAtを破損する前に修理し、掘削作業やシロアリ退治といった日常作業を行うための機体。アキの機体は各所に圧縮ガスカートリッジのドラムを装着し、その圧力でワイヤーフレーム、アンカー、レッグアンカーなどを繰り出すことが可能。足の裏から杭状のジャッキを射出した反動でのジャンプと宙返りが得意技。

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  エイビィ・モス

  アキの幼馴染で、同じくAtに乗って用心棒をしている。文句を言いながらもアキの無鉄砲な行動をフォローしてくれる良き相棒。優秀なAｔメカニックでもある。

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  マティオンタイプｂⅢ型（エイビィ機）

  胴体や腕部の形状がアキ機とは異なるが、能力的には大きな差はない。補給物資の入ったおにぎり形のザックがチャームポイント。

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  ディアハルト・グリューニリッヒ

  スウィニー卿の秘書でありAｔパイロット。ボトムズに存在する「島」の内部で、サンドリヨンをめぐってアキと戦いを繰り広げる。

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  ビルアーククニグフト（ディアハルト機）

  トプで多く利用されているAtをディアハルト専用に改造した機体。小さな金属片が自由に組み合わさり各部を形作っている。その金属片を爪状に射出するワイヤークロー、足裏に装備された金属片でキャタピラを形成してローラーダッシュなどを可能にしている。

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  サンドリヨン

  トプの統治議会議長のスウィニー卿の娘。何者かに誘拐されてしまった。

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  ジョゼ・レッシング

  “トプ”の統治議会議員ビルド卿の腹心。何者かに誘拐されたサンドリヨンを取り戻すべく“ボトムズ”へ追ってきて、地の利に明るいアキに協力を依頼する。

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  巨大生物シロアリ

  Atなどの金蔵を好んで食べる生物で、アキたち採掘場の用心棒が追い払う対象。普段は大峡谷の崖の内部に生息し、そのため崖内部には彼らが移動するために掘ったトンネルが無数に存在する。

誘拐された少女（サンドリヨン）を追って、アキは相棒のエイビィと一緒にトプの一団を引き連れて島へと向かう。しかし、島の内部を探索する最中、事態は思わぬ方向に進んでいく。

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  At乗りのアキにとって同じAt乗りでいつもアキのフォローをしてくれるエイビィは頼りになる相棒。

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  トプの統治議会議員ビルド卿の腹心の部下ジョゼ・レッシングが「誘拐されたサンドリヨンの捜索協力」をアキに持ち掛けてきた。

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  サンドリヨンを見つけ救出しようとしたアキのAtの前に誘拐犯のAtだと聞かされていた機体が挑みかかってきた。

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  誘拐犯は彼らで、自分はお嬢様を取り戻しにここに逃げ込んだのだと告げるディアハルト。

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  レッシングにアキは自分が利用されていたことを知り、ディアハルトとともに奪還に向かい初めてトプを目にする。

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  サンドリヨンの捕らえられている建物にディアハルトの援護で突っ込む。

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  トプの警察部隊の協力もあり、アキは何とかカプセルに入ったサンドリヨンの奪還に成功する。

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  アキとディアハルトは無事にサンドリヨンを救出することができた。

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  ディアハルトはアキに握手の手を差し出す。トプとボトムズの間に信頼が芽生えた。

高さ数キロほどもある大峡谷が存在し、その谷の底にある「ボトムズ」、谷の上にある「トプ」と呼ばれる呼ばれる二つの世界で構成されている。

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  ボトムズで暮らす住人たちは、谷底に大量に埋まっている古Atを掘り起こし、資源として換金することを生業としている。

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  採掘の為の重機類、シロアリから身を守るためのAtの装備施設、住居もトレーラーになっており、新たな採掘場所を求めて移動することもある。

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  アキはサンドリヨンを追って、初めて目にしたトプの都市。

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  使われているAtの違いに見られるとおり、トプとボトムズでは技術体系が大きく異なる。