バディ・コンプレックス

©SUNRISE/BUDDY COMPLEX COMMITTEE

作品名

バディ・コンプレックス

作品名
(ひらがな)
ばでぃ・こんぷれっくす
Title
(英語表記)
BUDDY COMPLEX
放送開始2014年1月5日
放送終了2014年3月30日
話数全13話
スタジオ第8スタジオ
主題歌 OP 「UNISONIA」 歌/TRUE(第1~12話)
ED 「あの空に還る未来で」 歌/ChouCho(第1~13話)
関連リンクhttp://buddy-complex.jp/
  • キャスト

    渡瀬青葉/松岡禎丞
    隼鷹・ディオ・ウェインバーグ/内山昂輝
    弓原 雛/早見沙織
    倉光源吾/速水 奨
    レーネ・クラインベック/藤村 歩
    リー・コンラッド/杉田智和
    ヤール・ドゥラン/吉野裕行
    エルヴィラ・ヒル/佐藤利奈
    奈須まゆか/花澤香菜
    アネッサ・ロセッティ/井上麻里奈
    アルフリード・ガラント/森川智之
    ビゾン・ジェラフィル/櫻井孝宏
    タルジム・ヴァシリー/島﨑信長
    ラーシャ・ハッカライネン/田村睦心
    マルガレタ・オキーフ/内山夕実

  • スタッフ

    企画/サンライズ
    原作/矢立 肇
    エグゼクティブプロデューサー/佐々木新、上山公一、金野 徹
    監督/田辺泰裕
    シリーズ構成/BCプロジェクト
    キャラクターデザイン・アニメーションディレクター/稲吉智重、稲吉朝子
    チーフアニメーター/藤井智之、鈴木勘太
    メカデザイン/鈴木勘太、徳田大貴、川原智弘、大河広行
    セットデザイン/高橋武之
    デザインワークス/神宮司訓之、金田正彦、森岡賢一、木村 智
    スタジオディレクター/三宅和男
    特技監督/川原智弘
    美術監督/衛藤功二、杉浦美穂
    CGプロデューサー/井野元英二
    色彩設計/横山さよ子
    撮影監督/江間常高
    編集/今井大介
    音響監督/鶴岡陽太
    音楽/加藤達也
    音楽プロデュ―サー/伊藤善之、吉江輝成
    プロデューサー/平山理志、槙本裕紀、佐竹伸也
    企画プロデューサー/田中紀明
    アニメーション制作/サンライズ
    製作/バディ・コンプレックス製作委員会

ストーリー&解説

未来へと飛ばされてしまった青葉は、その地で1人の少年――隼鷹・ディオ・ウェインバーグと出会う。2人の出会いは、やがて世界の運命を大きく変えていく――。

【ストーリー】
都内の高校に通う渡瀬青葉は、始業式の日に未来から現れた謎の兵器の襲撃を受ける。そんな彼を救ってくれたのは、謎の機体に乗ったクラスメートの弓原雛だった。『ディオが待ってる……』――雛のその言葉と共にひとり74年後の未来、西暦2088年へと飛ばされてしまった青葉。
その世界では「自由条約連合」と「大ゾギリア共和国」という二つの大国が戦争を行っており、周囲はまさに激戦の最中であった。そんな中、青葉は1人の少年と出会う。彼の名は隼鷹・ディオ・ウェインバーグ。連合軍が保有する「ブラディオン」のパイロットだ。連合軍の航空艦シグナスに乗艦した青葉。「ルクシオン」を操りディオと共に戦場を駆けていく中で、彼は弓原雛の姿を発見する。しかし彼女は弓原雛――ではなく敵国であるゾギリアの兵士ヒナ・リャザンであった。訳も分からぬまま再び離れ離れになる青葉とヒナ。かつての自宅や学校があった場所を巡り自分のいた時代を追想した青葉は、正式に「ルクシオン」の専任パイロットとなる事を決意。
敵同士として日々戦火を駆けていく中、青葉とヒナはとある無人島に墜落する。嵐に見舞われ遭難しながらも何とか危機を乗り切った2人は再び別れるが、ヒナは青葉の人柄と、彼が語っていた雛という少女のことが気になっていく。しかしそんな2人の邂逅とは裏腹に日々悪化していく戦況。そしてついに、ゾギリア軍による連合軍基地襲撃作戦が決行され――。

【解説】
2014年当時のバンダイナムコグループ6社(サンライズ、バンダイビジュアル、バンダイチャンネル、ランティス、バンプレスト、バンダイナムコゲームス)が贈るオリジナルロボットドラマ。アニメ、マンガ、ゲームが互いの世界観を補完しあうメディアミックス展開がなされた。エイプリルフールにガチャピンとムックが出演するガチャピン・チャレンジの一環として公開された公式動画「ヴァリアンサー」や結婚情報誌「ゼクシィ」に「その出会い、ナイスカップリング。」の広告が掲載されるなど、さまざまなコラボ企画が話題を呼んだ。

キャラクター

都内の高校に通う渡瀬青葉は、突然未来から現れた謎の兵器の襲撃を受け、謎の機体に乗ったクラスメートの弓原雛に助けられる。

  • 渡瀬青葉

    渡瀬青葉

    16歳。普通の高校生だったが未来に飛ばされ、自由条約連合軍が所有する新鋭機「ルクシオン」のパイロットとなる。カップリングに対しての適正とディオとの相性の良さを見込まれ、連合軍の航空艦シグナスに乗艦する。

  • 弓原雛

    弓原雛

    16歳。帰国子女。青葉のクラスメイトで、偶然席が隣同士になる。未来から襲来した謎の機体から青葉を救うものの、『ディオが待ってる……』と言い残して消えてしまう。2088年の未来ではヒナ・リャザンと名乗り、ゾギリア軍少尉でヴァリアンサー「フォルトナ」のパイロットになっている。

  • 隼鷹・ディオ・ウェインバーグ

    隼鷹・ディオ・ウェインバーグ

    16歳。階級は少尉。自由条約連合軍が所有する新鋭機「ブラディオン」の若きエースパイロット。クールでストイックだが、強い正義感も内に秘めている。当初は成り行きで相棒となった青葉に対し反発していたものの、徐々に絆を深めていく。

  • 倉光源吾

    倉光源吾

    38歳。階級は大佐。新造艦シグナスの艦長を務める。頼りなさげな昼行灯に思われがちだが、ここぞという時には鋭い洞察力から的確な判断を下す。戦闘指揮は副長のレーネにほぼ一任している。

  • レーネ・クラインベック

    レーネ・クラインベック

    27歳。階級は少佐。シグナスの副長を務める。優秀な戦闘指揮官で、艦長の倉光からの信頼も厚い。気が強く、手厳しいことからシグナス内では彼女を畏怖する者が少なくない。

  • フロム・ヴァンタレイ

    フロム・ヴァンタレイ

    17歳。階級は少尉。シグナスに補充された三人目のカップラー。飄々としているが、誰に対してもすぐに打ち解ける世渡り上手。ディオとはカップラー育成機関レイク・ルイーズでの同期。

  • アルフリード・ガラント

    アルフリード・ガラント

    27歳。大ゾギリア共和国国防軍 中佐。ヴァリアンサー「アルシエル」のパイロット。巧みなヴァリアンサーの操縦技術に加え、高い作戦指揮能力を兼ね備えたゾギリア軍屈指のエースパイロット。

  • ビゾン・ジェラフィル

    ビゾン・ジェラフィル

    20歳。大ゾギリア共和国軍 中尉。ヴァリアンサー「ネビロス」および「ネルガル」のパイロット。名門の出自で実直な軍人。アルフリード隊の中ではトップクラスの能力を持つ。アルフリードからの信頼も厚く、アルフリードに代って前線で指揮を任されることが多い。幼馴染のヒナとは婚約関係にある。

  • アレッサンドロ・フェルミ

    アレッサンドロ・フェルミ

    55歳。環太平洋神経科学研究所所長。カップリング理論の提唱者で、カップリングシステム開発班のリーダー。

  • ルクシオン

    ルクシオン

    頭頂高 18.0m。型式番号 XV-7101。連合軍内でも極秘に開発が進められ、カップリングシステムの実戦での運用が可能となった試作機。カップリングシステムを起動し、カップリングモードに変形することで超高速戦闘が可能になる。搭乗者は青葉。ブラディオンは同型機。

  • ルクシオンネクスト

    ルクシオンネクスト

    頭頂高 18.0m。型式番号 XV-7101。連合軍内で次世代カップリング機として極秘に開発が進められていたルクシオンの制式機。実験段階で見つかったルクシオンの問題点が改善・強化されていて、機動性が上昇している。アラスカ基地攻防戦にて初投入された。

  • ブラディオン

    ブラディオン

    頭頂高 18.0m。型式番号 XV-7002。連合軍内でも極秘に開発が進められ、カップリングシステムの実戦での運用が可能となった試作機。カップリングシステムを起動し、カップリングモードに変形することで超高速戦闘が可能になる。搭乗者はディオ。ルクシオンは同型機。

  • ブラディオンネクスト

    ブラディオンネクスト

    頭頂高 18.0m。型式番号 XV-7002。ルクシオンネクストと同時開発されたブラディオンの制式機。兄弟機のルクシオンネクストとは多くのパーツを共有している。

  • シグナス

    シグナス

    カップリング機の運用を前提に開発された自由条約連合軍の新造艦。ルクシオンとブラディオンの母艦でもある。最新の技術が導入された連合軍内でも高い機動力と戦闘力を持つ航空艦。その外観からゾギリア軍からは”白鳥”と呼ばれる。

  • アルシエル

    アルシエル

    型式番号 ZEH-N-131。アルフリード・ガラントの専用機。航空艦の武装であるネクター砲の使用を前提に設計されたアルフリード・ガラントが搭乗する新鋭機。ネクター砲発射時の発熱に耐えうるように機体の装甲各所に耐熱処理が施され重厚な機体となっているが、バックパックを大型化し出力強化し従来の機体より運動性と機動性が大幅に向上している。

  • ネビロス

    ネビロス

    型式番号 ZEH-N-121。汎用性を重視し多様な任務にも対応できることが特徴。腕部にミサイルランチャーを備え、クーゲルに不足していた攻撃力を補っている。ビゾン・ジェラフィルが搭乗。

  • カルラ

    カルラ

    頭頂高 18.4m。型式番号 CVP-014A。ゾギリアに亡命したカップリング研究者ハーンによって開発され、新たにヒナに与えられたゾギリア製カップリング機。コックピットブロックを強奪したルクシオンから流用している。高い機動性と戦闘力を誇る。

  • ネルガル

    ネルガル

    頭頂高 18.4m。型式番号 CVP-015A。カルラと共にハーンによって開発され、新たにビゾンに与えられたゾギリア製カップリング機。コックピットブロックを強奪したブラディオンから流用している。多彩な武器を搭載しており、非常に高い攻撃力を持つ機体。

シーン

平凡な日常から一変、突如争いに巻き込まれた主人公・青葉。未来に飛ばされ、そこで出会ったディオと共に戦闘に加わる事に。そんな中、同級生の弓原雛にそっくりな少女・ヒナと運命的な出会いを果たす――。

  • 夏休み明けの始業式。席替えにより帰国子女の弓原雛と隣同士になった青葉。

  • 突如襲来した謎のヴァリアンサーに襲われ、必死に逃げ惑う。

  • そんな青葉を助けたのが同級生・弓原雛。ヴァリアンサーを操り、敵と交戦する。

  • 戦闘中、敵の自爆により謎の光に包まれた青葉たち。そのまま74年後の未来、西暦2088年へと飛ばされてしまう。

  • 周囲は戦闘の真っただ中。気付けば雛の姿はなく、青葉はひとり連合軍内で極秘に開発が進められていた試作機ルクシオンに搭乗していた。

  • そんな青葉とナイスカップリング反応を示したのが、連合軍が所有する試作機ブラディオンに搭乗していたディオ。

  • しかし度々反発しあうディオと青葉。そんな中、再びゾギリア軍からの襲撃を受ける。

  • そこで青葉は、ヴァリアンサーに搭乗する弓原雛と再会する。しかし彼女はゾギリア軍のパイロット・ヒナ・リャザンで――。

  • シグナスへ帰投した青葉。艦長・倉光の計らいで下船許可を得た事で自分の故郷を見に行き、過去を追想する。

  • 正式にルクシオンの専任パイロットとなった青葉。そこにディオの同期・フロムも所属となる。

  • 連合軍とゾギリア軍との戦闘中。嵐の中、無人島へと不時着した青葉とヒナ。そこで青葉はヒナに過去からやってきた経緯を語る。

  • 青葉とヒナの邂逅。しかし戦火は益々激化するばかり。ゾギリア軍はついに、連合軍の基地襲撃作戦を決行し――。

WORLD

新エネルギー結晶のネクトオリビウムが新たな国際紛争の種となり、人型兵器が開発され、新たなシステムの研究も行われていった。

  • 2014年にゾギリア共和国で発見された鉱石ネクトオリビウム。この鉱石は高温高圧下で大量のエネルギーを発することがわかり、石油に代わる新時代の鉱物資源として鉱脈の探索と活用法の研究が活発に行われた。

  • ゾギリア共和国は埋蔵量が非常に多いことがわかりネクトオリビウムを求める諸外国からの資金提供により、採掘技術やエンジン、ネクトオリビウムを動力として稼働する人型兵器ヴァリアンサーの開発も盛んになった。

  • カップリングシステムは二機のヴァリアンサーに搭乗したパイロットの脳の一部をリンクさせ、並列処理させることで、より高度な演算と超音速域での連携作戦を可能とするためのシステム。

  • 当初はシステムの開発元である連合軍のみ所有していたシステムであった。

  • しかしルクシオンとブラディオンの鹵獲によってゾギリア軍も所有する事になる。