バツ＆テリー

　横浜の海峰高校野球部１年生である抜刀軍（バツ）と一文字輝（テリー）は、豪腕投手と頭脳派名捕手という高校球界随一の天才バッテリー。しかし、遅刻早退はもちろん、練習はサボるわ、教師はおちょくるわという、女の子とケンカが大好きなハチャメチャコンビでもある。
　夏の高校野球地方予選真っ盛りのある日、二人はバイク事故を目撃する。
　翌日同じ場所で、二人は、一人の少女が真新しいバイクを崖下に投げ捨てるのを見る。と、その彼女を強引にナンパしようとする車があった。車に乗っていたのは矢上辰夫とその仲間たち。辰夫は、二人の中学時代の顔なじみであった。成り行きからその少女、白木アンを助けた二人は、なぜか沈み込んでいる彼女を励まそうと翌日の試合に誘ってみた。しかし二人が野球をしていると分かると、身をこわばらせたのだった。
　翌日の試合にアンの姿は無かった。しかしテレビ中継されたその試合を睨みつけている男がいた。それが辰夫だった。辰夫は二人への復讐を考えていたのだ。
　「週刊少年マガジン」に連載された大島やすいちのコミックの劇場アニメ。