3月19日(土)に東京・稲城市、稲城市立iプラザにてメカデザイナーズサミットVOL.04が開催されました。
稲城市長の高橋勝浩さん、稲城市在住のモニュメントの監修を務める大河原邦男さん、同じく稲城市に会社を構えモニュメントを設計・制作した造形会社社長開米敏雄さんが「トークセッション~いなぎの魅力発信」をテーマに「MECHANICAL CITY INAGI Presents 『メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト』」の一環として、JR南武線・稲城長沼駅の高架下に高さ約3.6mのガンダムRX-78-2とシャア専用ザクのモニュメントが今年の4月に設置される事について語りました。
「大河原プロジェクト」のさらなる推進による今後の稲城市の活性化について、
高橋市長が今回のモニュメントを第一弾に、さらには街中に広げ大河原さんの作品をモチーフとした街灯やフェンスなどを散りばめたいと構想を語り、大河原さんも見て回ってもらうのが楽しみと期待、開米さんも今後も市のために協力出来る事があれば手伝いたいとコメントしました。
続いて、アニメーション研究家の五十嵐浩司さん司会の元、大河原さん、現代美術家であり水道橋重工代表の倉田光吾郎さん、ロボット建造師であり株式会社ブレイブ ロボティクス代表取締役の石田賢司さんが「ターゲットは1/1 実物大ロボット最前線」をテーマに熱いトークを展開。
石田さんは大河原さんとは去年出版された「大河原Walker」での対談からの付き合いですが、子供の頃から大河原メカを見て育った世代。『勇者聖戦バーンガーン』の聖勇者バーンを大河原メカバトルトーナメントにも出場させた事もあり、また『勇者エクスカイザー』を影響を受けた作品の一つとして挙げました。
現在は登場できる巨大変形ロボット「J-deite」を開発・製造中です。
石田さんは変形ロボット開発の魅力を「何かのために変形するのではなく、変形を具現化する事だけ(が目的)」と熱弁。
その熱意に大河原さんも「私は若さを失っていたなと思いました」と応え、会場は笑いに包まれました。
倉田さんは『装甲騎兵ボトムズ』1/1スコープドッグブルーティッシュカスタムを製作、それをきっかけに大河原さんとは十年来の付き合い。お互い刺激を与え合っていて、大河原さんは1/1スコープドッグを見て溶接免許を取得したと告白。
倉田さんにより製作継続中、エンジン駆動人型四脚巨大トイロボット「クラタス」はアメリカのロボット開発チーム「メガボット」に挑戦状を送られており、目下対決に向け開催地など調整中です。
搭乗型ロボットを作る原動力について「幼い頃『勇者エクスカイザー』を見た時世の中に実際に車からロボットに変形するメカがあるんだろうなと思っていたら、ある時、あれ?無いんだと気付いて、無い事の方がおかしいと思った」「本当はロボット作りたくないんです。本当は乗りたいだけなんですけど無いから、しょうがないから自分で作っている」との石田さんの発言に、「これ(クラタス)俺が作んなきゃ出来上がらないんだ!と思いました」と倉田さんも。
お二人共モチベーションを保ち続けているのはネットに製作過程をネットにアップして反響があるからとの事だそうです。
また、大河原さんと倉田さんの「ガガンガン」対決もあり、大河原さんはボトムズモデル、倉田さんはクラタスモデルで対戦しました。
対戦の様子はボトムズブログにも掲載されます!
また当日行われた「大河原杯メカバトルトーナメント」では稲城市在住の大河原邦男さんがメカデザインをしたロボットを中心に様々なジャンルのロボットがトーナメントバトル。
大きさも武器も様々なロボット達が戦う姿に会場は大いに盛り上がりました!
稲城市ホームページ MECHANICAL CITY INAGI Presents 「メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト」ページ
https://www.city.inagi.tokyo.jp/kanko/kanko_tokusyoku/kankou/mechanical_city_inagi_presents.html
神器建造ジェイダイトサイト:
http://j-deite.jp/
水道橋重工サイト:
http://suidobashijuko.jp/