「AnimeJapan 2016」初日の3月26日(土)にクリエイションステージにて「アニメ 100周年文化プログラム発表会」がおこなわれました。
発表会の登壇者は写真左より、株式会社タツノコプロ顧問 笹川ひろしさん、東京国立博物館フィルムセンター主任研究員 映画室長 とちぎあきらさん、アニメ100周年プロジェクト推進会議座長/株式会社アニプレックス代表取締役 植田益朗さん、同副座長/株式会社サンライズ代表取締役社長 宮河恭夫さん、同副座長/日本アニメーション株式会社代表取締役社長 石川和子さん、同委員/株式会社トムス・エンタテインメント上席執行役員 吉田力雄さんの6名。
日本のアニメーションは100年の歴史の中で、現在判明している作品タイトル数は11,546作品、話数では156,937話数。特にここ5年で制作タイトル数が3,564と大幅に増えています。
そんな日本のアニメーションの歴史をアニメ100周年プロジェクト推進アドバイザーのとちぎさんが100年前に制作された下川 凹天作「なまくら刀」、北山清太郎作「浦島太郎」をはじめとする初期の作品を映像を交え説明し、100年の歴史を迎えて原点からアニメを見直し、百花繚乱の100年を迎えたアニメを見つめなおす今回のプロジェクトのひとつ『日本のアニメーション大全』というアイデアが生まれたと紹介。
続いて、植田さんより、今後のアニメ業界のことを考えると、これから100年後も楽しんでもらえるのか心配に思い動画協会の有志でこの日本のアニメーション100周年プロジェクトの推進会議が結成されたと説明され、3つのプロジェクトが紹介された。
①歴史を知るアーカイブしデータベース化する『日本のアニメーション大全』
②人材の発掘と育成
③NEXT100年として、先端技術とのコラボ及び世界展開
上記について、それぞれ担当より発表。
吉田さんより『日本のアニメーション大全』への取り組みと役割。
石川さんからは教育カリキュラムにアニメを取り入れてもらい現場力を高めるための施策。
宮河さんからは、NEXT100年として国際フェスティバルや国際巡回。官民連携や先端技術とのコラボレーションなど新しい関わり方。
最後にゲストトークとして、笹川さんより「アニメーション業界の状況を改善していただき、良い作品を作ること」とコメント。さらに漫画家になりたくて地元の会津若松から手塚治虫先生に原稿を送っていたというご自身の若いころのエピソードも少しだけ語られました。
日本のアニメーション100周年プロジェクト
一.日本のアニメーション『日本のアニメーション大全』編纂と公開
一.未来のアニメクリエーター発掘・育成プロジェクト
一.世界を魅了する-エンターテイメントワールド上映・ライブイベント展開
一.国際巡回企画展 仮)『 The Nippon no Anime 』
一.日本国内・海外アニメ関連フェスティバルコラボプロジェクト
一.地域連動フェスティバル- City Jack など